このはな綺譚を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月25日
限界女と限界女が限界領域までズブズブになっていくアニメも、気付けば第四話。
『女と女で孕みたいッ!』という欲望むき出しのNINSIN回と、いい話ホラーな人形花嫁の二本立て。ズルムケの性癖と怪異譚がラッシュ仕掛けてきて、気圧差で耳キーンなったわ。嫌いじゃない。
実質15分×2で構成されてるこのアニメ、Aパートは夢の中でも夜更かしした結果、女が女を孕ませる展開に。こまった…画面の中に性癖しかない…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月25日
まぁファンタジック旅館の不思議なお話なので、狐が卵生になっても女が女を孕ませても問題なかろう!!
建前としては不思議な聖獣・貘の幼生がモロっと爆誕するまでのお話。『貘は夢喰いだから、普段は素直になれない限界女たちの無意識とリビドーがズルムケになる領域描写してもGOUHOU!』とばかりに、ピンクの綿菓子と黒髪限界女のバブバブ妄想が全日本に公開されていた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月25日
蓮ちゃんが棗にズブズブされたい、望ましくは妊まされたい限界綿菓子であるのは先週しっかり分かったので、展開が欲望に追いついてきた、といえばその通り。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月25日
王子様が好きになったのに、『IKEMEN過ぎるから、私のこと置いてっちゃう…』と夢の中で号泣するあたり、マジ限界だな綿菓子は…。
『この女のリビドーは吸い尽くした! 次は黒髪女の限界エンジンを極限まで回す!!』とばかりに、貘の卵が皐に憑依して話が転がる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月25日
シスコンこじらせまくった精神を、年下ふわふわ女にバブバブすることで癒してる皐のメンタル、かなりの極限っぷりで素晴らしいと思います。もっと素直にバブバブしろ
まー素直になったら話終わっちゃうので、限界黒髪はクールぶった殻を壊すことなく、ツンツン出来る女を演じ続けるのだろうが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月25日
しかしそれでは可愛げがないので、不思議ハプニングとか夢覗きとかで、深層心理のバブバブっぷりを確認していくと。
なんて歪んだ構造だ、素晴らしい。
素直になれないリビドー極限ムッツリ女の欲望を開放するついでに、マスコット…というには不細工なうり坊が爆誕してた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月25日
絶妙な可愛くなさで、なかなかすげーなと感心する。今後あのブサイクがどういうポジションをとるかは、ちょっと気になる。基本、性癖充足で話進むからな…女以外に出番はあるか。
欲望むき出しだったAパートに対し、Bパートは結構しっとりと進む幽霊奇譚。ホラーテイストの演出なんかも要所に刺し込みつつ、現世と冥界の間に立つ此花亭のポジションを、巧く描写していたと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月25日
展開される異常事態に対し、柚の順応が殊の外速いのが面白かった。メンタルがタフやな君。
生まれ得なかった娘への無念を人形に託し、髪が白くなるまで晴れ着を作り続けた母の現世は、あんまり幸せではなかったのだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月25日
しかしそれは正気の外界の評価であって、狂気の中で常に娘に会い続けた母は、存外幸せだったのかもしれない。此花亭は、正気と狂気、幸福と不幸の境目にも立つのだ。
母は長年焦がれてきた娘の領域にようやく旅立つ。あまりに巨大な愛ゆえに狂った人に、現世は幸せを届けられなかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月25日
そういう狂気を、此花亭は肯定する。ケモミミ付いた美少女がレズレズし続けてるんだから、少しくらい狂ってても幸せなのが大事じゃないのよ。キチ扱いがなんぼのもんじゃい。
一瞬で成長し、恋をし(女に)、失恋する(女に)少女の不思議さも含め、ファンタジックな舞台立てを巧く活かした話だったと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月25日
現世の硬っ苦しい正気の価値観とも、幽界の無人情とも距離をおいた所に、此花亭は建っている。そういう曖昧なポジションだけが肯定できる価値が、確かにある。
一炊の夢のごとく過ぎ去る生き死にを前に、獣達は生きるでも死ぬでもなく、茫漠と人の営みを見守る。急に成長する娘は、人と神霊の時間感覚の差を表してもいるのだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月25日
愛しても儚く消えていく人の輝きは、老母とケモミミ美少女の間で共有されている。それが夢に過ぎなくとも、綺麗なものは綺麗だ。
まぁ主要キャラが軒並み、綺麗な女に夢見た結果人格が歪むほどの重力を抱え込んでる輩ばっかりなんで、綺麗な狂気を肯定していくのは基本線というか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月25日
こういう感じで、オーソドックスに危うい話をバンバンやると、ポップでプラスティックな性癖以上のものが、画面に宿って良いと思う。
というわけで、今風の百合妊娠コメディと、古風な幽霊女房譚が同時進行するお話でした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月25日
やっぱ各話ごとにテイストを変えていく感じで、SDや不思議な場面転換は今回少なめ。ふわっとしたトーンを維持しつつ、毎回味が変わるのは面白くていいな。そういう部分も含め、来週も限界重力女地獄が楽しみ。