ゆるキャンを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年2月22日
キャンプの合間の放課後回~っつーわけで、りんちゃん抑えめ野クル山盛りなエピソード。
女の子の作画が少しへにゃっても、小物の作画は気合で維持し続けるという、このアニメのカロリーコントロール意識を見せつけられる回だった。
ここら辺、作品や監督の意志が出て面白い。
お話としてはシリーズまれに見る緩い話であり、ガジェット欲求を延々掻き立てるアイテム準備回。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年2月22日
リアルなアイテム描写と、それを時間使って弄ってる様子を写すことで、仮想のキャンプにシズル感を与えていく作りなので、そういう部分をじっくりやるのは大事だ。
実在の道具を、実在の場所で、細やかに準備する。存在しないはずの少女とアイテム、それが使用されるキャンプに体温が宿って、身近に感じられる。結果、そこで生まれる絆や感情、関係変化がスッと入ってくる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年2月22日
一見本筋と関係のない手入れの描写、購入の描写は、実は大事な土台作り…だと思う。
そんなわけで、後のキャンプで『ああ、あそこで手入れしてた』と思わすためにラッカーを剥がし、スキレットをシーズニングし、カリブーでショッピングする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年2月22日
のだが、その工程一つ一つを野クルは楽しみ、共有する。コミュニケーション・ツールとしてのLINEの描き方が、自然で巧い。
キャンプは確かに本番。底抜けに楽しい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年2月22日
でもその準備のために道具を整え、賢い買い物をし、ワイワイみんなで騒ぐ過程だって、おんなじくらい楽しい。
楽しめるように『本番』『準備』と切り分けず、目の前を流れていく一瞬に本気で飛び込む。バカになる。一意専心、三昧境である。
そういう姿勢があればこそ、野クルもソロキャンも楽しい時間になるのかな、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年2月22日
無論そこには、高校生という眩しい季節が強い光になってるわけだけど、あらゆる局面を楽しもうと自然に努力できる、あの子らの魂の色も強く反映されているわけで。
ハッピーな描写が、地面に足をつける瞬間がある。
その為のアンカーになるんで、何がどうあろうと小物の作画力は維持したのかなぁ、という印象も受ける。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年2月22日
ゆるふわ可愛いきらら力と、いい具合の泥っぽさが同居して、心地よい風が吹いている。ベタベタしないけど笑顔で繋がってる感じは、日常回でも健在だ。
何かと助け舟を出してくれる斎藤さんをねぎらうかのようにキャンプに誘ったり、りんちゃんが彼女なりのスタンスで野クルに馴染んでいたり。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年2月22日
三人を真ん中に据えて進む話なんだけど、閉じずに色んな場所に繋がって、なおかつ三人の繋がりが自然にいい感じに見えているのが、いいバランスだった。
前半なでしこ抜きで進んだことで、犬子の嘘つきツッコミ体質の気持ちよさとか、ぶちょーの生真面目エンジン推進力とかよく見えたのも、とても良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年2月22日
二人の所帯じみた静けさが配置されているので、なでしこのまっしぐら力が更に目立つというか。ホント元気だなあの子…英語で言うとSUKI。
そんな感じの、野クルを取り巻く人達の日常回でした。なでしこの元気に連れられて走り出す犬子と、彼女達の荷物を抱えて、一拍遅れて追いかけるぶちょーの姿が、少女たちの関係性を巧く象徴してて、とても良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年2月22日
部長さんに感謝せんといかんよ、なでしこ君。来週もとても楽しみです。