あまんちゅ! あどばんす を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月15日
夏。それは生命の季節。海で出会った謎の美少年美少女と、楽しさマキシマムの花火大会。ぴかりの夏休みはいつでも太陽サンサン超全開!…ってところで終わらない、賢さとか優しさとかも書くエピソード。
こころちゃんの体格の描き方に、分厚いフェティッシュを見た
というわけで、ぴかりにカメラを寄せ、彼女の夏休みを追っかけるお話である。うぴょうぴょ妖怪しつつ、美少年を美少女と勘違いしたまま心を通わせ、仲間とみんなに魔法の時間を味わってもらうために走り回り、11歳の心の傷とかも優しく癒やしてしまう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月15日
大忙しの夏である。
てこがどす黒い嫉妬心を巧く乗りこなし、『みんなが好きになっちゃうぴかり』が好きな自分を肯定できたように。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月15日
四月に出会ってからの経験は色んな物を変えている。ぴかりの場合は元々真面目な部分が強くあって、それをファンキーな部分が覆っている形だけども。
ぴかりは積極的に道化をやる気概を持っていて、場の空気が重くならないよう、自分の真心を重たく受け止められないよう、考えてうぴょぴょしてる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月15日
一瞬で咲いて散る花火が、思い出に刻まれること。蛸が生きて死んでまた生まれること。色んなことを知っているが、それを表にはあんま出さない。
愚者と賢者の間を行ったり来たりしながら、ぴかりはするすると人間の間を泳ぎ、そこに軋轢がないよう、皆が楽しめるよう、さり気なく苦労をする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月15日
苦労を苦労と思わず明るく乗りこなせる気質が、毛穴から放散されているから、みんなぴかりを好きになってしまうのだろう。
その引力にグイグイ引き寄せられていくこころちゃんは、まつ毛と手足が長いスーパー美少年美少女として描かれていて、非常に良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月15日
女体の曲線を布の奥に隠して堪能するのが、三度の飯より好きなアニメ。性差明らかならざる美少年をどう書くかと思ってたが、ワリと完璧だったな…。
伸び切っていないからこそ、これからスラリと伸びることを予感させる手足。その奥にある固くて細い骨。薄い筋肉と脂肪。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月15日
骨格からしてキッチリ『男』なんだけども、伏し目がちの目線と瞳の憂いは、海中の精霊のように艶めかしい。素晴ら氏い美少年描写。
あのデザインだと儚く線が細い感じに動かすと思いきや、『男の中の男』に拘る元気ボーイで、海中も自在に泳ぎ、潜る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月15日
年齢差を表現するべく、幾度も息継ぎの描写があるのが面白い。11歳とは、世界の息苦しさを飲み込んで、じっと潜るのが難しい時代なのだ。
海中異界に潜ることで、こころちゃんは生き死にの不思議、優しい隣人と出会う。思い悩んで、危ないところにも行って、心に傷をつけて治しながら、ちょっとずつタフな『男の中の男』に近づく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月15日
タコママに理想を投影しているように、その概念に実際の性別は関係ない。
そういう意味では、年下のボーイと一緒になってはしゃぎつつ、ウツボに立ち向かう無謀を諌めたり、死と生の意味を噛んで含めたり、賢い部分をしっかり活かしたぴかりも、『男の中の男』である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月15日
ああいうことナチュラルに、本能でやれるあたり、ほんと人間がつえーなあの女…。
ぴかりが整えた空の花と、海に咲く命の花。どちらも一瞬で咲いて、永遠に刻まれる。寄せる年月のなかで繰り返しつつ、同じ形にはならない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月15日
特等席での花火を見て、先生は過去を思い出す。こころちゃんが生死の未来に進んだ歩みと、それはシンクロしている。どちらも、豊かな今に繋がっているのだ。
周囲の人がそういう特別に目を向ける足場を、ぴかりはいつでもひっそり整える。誇らず、疎まず、当たり前に。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月15日
その尊さを常時至近距離で浴びて、一生目ん玉ハートマークにしてるのがてこである。知ってたがオメェマジでべた惚れだな…法事は手伝え。
人間が生まれ変わるくらいの経験に引っ張り込まれたてこは、ぴかりの戯けた表面で足を止めず、その奥の奥までどっぷり潜っている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月15日
ぴかり自身が無意識にやっていることの意味も、他人だからこそ、そのありがたさに救われれた張本人だからこそよく分かる。それを恥ずかしいセリフにして伝えもする。
心の奥底から信頼できる相手を見つけたことで、てこはネガティブな自分、ネガティブな世界から脱却しつつある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月15日
秘密を楽しく待ち望み、誰からも愛される恋人を祝福も出来る。ぴかりにカメラを寄せてあまり目立たないが、やはりてこの変化と強化は、あどばんすを支える大きな変化だ。
そんな変化は、海の中の花火をぴかりと二人で見つめたこころちゃんにも、じっくり押し寄せるだろう。そんな二人の出会いとしても、静かで元気でロマンチックな、良いエピソードでした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年4月15日
やっぱ海の描写が良いなぁ…次回も楽しみです。