衛宮さんちの今日のごはん を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月1日
月のアタマは衛宮メシ!
秋深まる霜月は"衛宮さんち"を少し離れ、フライパンを繰る手も褐色に。サーヴァントが集まる喫茶店は、今日も清潔、美麗、芳醇。ちびっ子セイバーの可愛い可愛い描写も抜かりなく、最後まで駆け抜けるぞ!!
そんな気合を感じる、もろにユーフォーテーブルカフェ大阪モデルのオサレ喫茶店回である。副業がこういう形で役に立つとはなぁ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月1日
学校に行ったり寺に行ったり、舞台と料理人のバリエーションを結構付ける衛宮メシアニメだが、今回はアーチャーが包丁を握るお話である。
そっち方面の話もしたいんだが、まずイノイチに冒頭、遠坂邸庭園の美術が最強に良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月1日
もともと花の描写がすごく良いアニメなんだけども、その強さがバリッバリに暴れまわっていて、開幕五秒でノックアウトであった。少し褪せた晩秋の色彩なのが、なおよし。
作画の細やかさ、美術の強さは相変わらず元気で、明瞭な取材元があるせいか、普段より強いとすら感じられた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月1日
馴染んだ衛宮キッチンとは、質感もレイアウトも大きく異なるおしゃれなキッチン。その違いが毛穴で判る、解像度の高い描画。良くモノが喋るアニメである。
喋るのはモノだけでなくヒトも同じで、士郎とどっか似ててやっぱ違うアーチャーの食材さばきは、好きなく描写される。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月1日
士郎よりもどっかぶっきらぼうで迷いがなく、キャラが仕草の中にしっかり投影されている作画だった。剣のようにシャープよね、アーチャーの調理は。
しかし『誰かのために作る』という士郎(そして作品)の根っこは共通で、可愛い可愛い騎士王がカウンターに座った瞬間、アーチャーの気合は十分である。コイツアルトリア好きすぎ!!!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月1日
清潔で広々としたキッチンを、瑞々しい食材が端整に踊る。そこに込められた配慮、形にする指先。
料理を気持ちを伝えるメディアとして、徹頭徹尾描く。約一年前に始まってから、キャラを変え食材と季節を変え続いてきたイズムは今回も元気で、しっかりと形になっている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月1日
ちゃんと肉を最後に切る配慮とか、細かい所まで相変わらずスキがない。セイバーが食べ終わったあとの、食器の起き方ね。
そういうふうに心をこめて、心を通わせて、食事を作る。食べる。味わいを持ち帰る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月1日
口に食材を詰め込むことが"食事"ではなく、様々な場面、様々なシーンを超えて/内包して繋がるものをやり取りする営為としての食事を、作る人、食べる人両面から描く。
そういう姿勢の揺るぎなさが、ラスト一個前、明瞭に見えるエピソードでした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月1日
アーチャーのシャープな仕草が印象的だからこそ、それをアルトリアがメディアとして持ち帰って、士郎が同じく包丁を握る連動が面白く映る。差異と共通点の、静かな連続。
とにかくアルトリアの描写が"本気"で、彼女のファンとしてはありがたい限りです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月1日
真冬の天ぷら蕎麦からこっち、可憐さと可愛らしさを大事に大事に書いてくれてるわけだけども。デカい男二人がメインに座って、彼女のちびっ子感が強いの、ほんと凄い。カウンター越しの構図で、強調もするぜ。
"食べる人"としてのアルトリアが可愛く、誠実で、清潔であり続けているのは、このアニメが芯を持って一年続いている大きな足場かな、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月1日
思いを込めて作り、それが届く。背筋を正して、真剣に食う。そっちのリアクションも体温を込め、綺麗にかけているからこそ、作る側も際立つ。
終わりを目前にして、シリーズを貫くそういう制作姿勢が見える話でもありました。一家がつ間を空けて見るので、視聴感覚が鈍麻せず新鮮なのは、意外な収穫だなぁ。見る度どっか、発見がある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年11月1日
最後の一話で僕は何を見つけるのか、非常に楽しみです。終わっちゃうなぁ…。