アイカツフレンズを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月21日
同じ呼吸、同じリズム。互いに手を取り天を掴んだ友よ、さらば。
ダイヤモンドフレンズの座を奪われてなお、高く輝くアイドル界の流星、ラブミーティア。
彼女たちが出会った新たな輝きと、それに取り残される一人のファン。その歩みがたどり着いた、一つの結末。
つーわけでさらばラブミーティア！ てっぺん仕事お疲れ様でした！！ 回。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月21日
二期から二年話を先に膳める関係上、てっぺん取ったピュアパレットの”上”があっては話が回らん。事実上の勇退をどう描き、どう刻み込むのか。頑張ったキャラクターに、物語はどう報いるべきか。
教導と社会福祉。ステージから離れた場所に”アイカツ”を求める流れは、やはり無印一期終了後の神埼美月を思い出す。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月21日
彼女は体内に残ったカルマがパフォーマであることを求め、最終的に劇場版でぶっ飛ばされるまで足を止められなかったわけだが、LMは非常に上手くブレーキを掛けたと思う。
それはカレンさんがたどり着いた”星”が、一切文句のつけようもないほど人間デカい結末であるのと、大いに関係がある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月21日
貧困、不幸、差別。アイカツ極めると、人間のカルマと真正面から向き合い、世界をより良くするインフラを整備する側に回る。アイカツインフレ、ここに極まれり…なんだが、正しい。
第47話で電子生命とのアイカツやったのが地味に効いてて、デジタルライフだろうが途上国だろうが、アイカツはしたいのである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月21日
ならばそれを叶える。時間がかかろうが、金を持っていかれようが、腰を落として勝負する。カレン島とはまた違う角度で、スケールのデカさを見せる決断である。
ミライさんの方はもうちょい軽くて、でも同じように大事なプロデュースを、責任感を持って果たしに行く。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月21日
確実に二期中盤、ピュアパレットの控室に『久しぶり！ これ、私のお墨付きだから！』といって、新人アイドルをぶん投げてくる流れだ…アイカツ範馬勇次郎の”血”であるな。
他人の人生を背負い、導く。片手間では出来ない仕事に、星は新しい未来を定めた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月21日
それは素晴らしいこと。でも、”アイドルの二人”が好きだったアタシの気持ちはどうなるの！！
ここで3人目の少女、湊みおの物語が絡んでくる。世界最強の強火LMオタク、面目躍如の涙涙である。
ステージを離れパフォーマーのてっぺんを降りる（というか、てっぺんぷりを”ズラす”）ラブミーティアは、しかしやっぱり、最高に”アイドル”だった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月21日
その事実を一番本気で受け止め、届かない光に手を伸ばしたからこそ、湊みおはダイヤモンドフレンズの高みに登った。だからこそ、1ファンとして涙を流す
ここで下手に責任感を出さず、めっちゃ感情ぶんまわし限界人間として悩み、哭き、吠える湊みおが好きである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月21日
神城カレンにとって明日香ミライが、明日香ミライにとって神城カレンがそうであったように。弱く脆く危うい部分をどれだけむき出しにしても、支えてくれるのがフレンズだから。
”アイドルのてっぺん”とは思えない乱れ様を、あいねちゃんは真っ直ぐに支え、守る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月21日
自分を照らしてくれた太陽が落ちるその瞬間を、だからこそ見つめよう。
近づくほどに離れる光なら、一緒につかもう。
湊みおが今回むき出しにした弱さは、即座にフレンズが補ってくれる。
離れればこそ、結ばれた絆は強まる。輝きが羽ばたきを、光が夢を必ず連れてくる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月21日
どっしり構えて、”星”のようにお互いの未来に踏み出していくラブミーティアと、あくまで等身大の”人間”として悩み支え合うピュアパレット。
同じダイヤモンドフレンズでも、その在り方はそれぞれ違う。
その両方に意味があり、天と地、二つの道を歩むアイドルがいたからこそ、このアニメが今終わろうとしている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月21日
朝焼けに輝く太陽、夕日に沈む世界、太陽が消えた夜空。
天の様々な表情を印象的に描く今回は、ラブミーティアが照らしてくれた一年そのものを、優しく見つめ直すエピソードだった。
みおちゃんの涙を受けて、『ずっと、ラブミーティアだから』と答えるシーンのライトアップ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月21日
そしてその光を消し、ファンに流れ星を届けて伝説となる幕引き。
”光”を非常に巧妙に、詩的に使った演出が冴えていた。
最後のプレゼントはリアルに、『アイツら…”天”を落としやがった！』と吠えたからね。
最後まで圧巻のパフォーマンスを見せた”プライド”の歌詞を、アイドルとしてファンとして永遠に追いつけない/追いつきたい/追いつきたくない湊みお、彼女の隣で共に歩む友希あいねの到達点と重ね見せるステージも、非常に良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月21日
最後まで、ラブミーティアは膝を屈しなかった。勝者のまま、星は去る
アイドルを超えた社会活動家／プロデューサーの道に進むとしても、ステージで負けない。アイドルの”プライド”を持ち続ける。最強のラブミーティアであり続ける。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月21日
それを言葉ではなく歌と踊りできっちり刻んだからこそ、ラブミーティアの幕引きは伝説となりうる。そうなるよう、舞台を仕上げる。
しっかり飾った花道で、一年目のラスボスを送り出す。キャラクターの苦労にしっかり報い、”愛の流星”を新たな境地に旅立たせるエピソードでした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月21日
LMの”凄み”に惹かれてフレンズ見てた部分があるので、この終わり方は本当にありがたい。こんだけ強キャラオーラ残すと、二年目どうLM札切るかも楽しみ。
あ、他人が見ていようが見ていなかろうが、分厚い自我で愛をくるんで愛情豪速球を投げ合うイチャコラっぷりも、最高に良かったです。人間が太いなぁあの二人…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月21日
選んだクッキーがきっちりハート型で、しかもオソロなのをお互い”あ～ん”してるロマンス文法、フレンズだなぁと思う。
そういう部分も含め、最後までアクセルベタ踏みで駆け抜けたラブミーティア、僕は大好きです。ありがとう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月21日
一年の物語が終わり、次回第一部最終回。何も知らない少女として始まったあいねとみおのアイドルカツドウに、一つの区切りが付きます。とても楽しみです。
