ぼくたちは勉強ができない を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月18日
ぼくたちの青春は、知らぬ間にグツグツ煮立ってるぜぇ~ッ!!
つうわけで、今週はニューカマー・真冬先生と、恋愛師範・文乃に切り込んでいくエピソード。姫扱いされて囲いができてる文乃、マジ怖い。あの花森ゆみりが”ヤバ”なだけか…?
お話は理珠と軽くバチバチした後、先生がすごい勢いでアドを取ってレーストップに躍り出て、それを文乃が追走する形。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月18日
実質うるかちゃん一人で回してた恋愛エンジンに、ドゴドゴ燃料が注ぎ込まれ、すれ違いと思い込みで状況はヒートアップ。ジャンプラブコメっぽくなってきたぞッ…!
『上島竜兵かよ!』と思わず突っ込む、ラストの文乃の言葉。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月18日
あれを言っちゃった以上、文乃は友情と恋の板挟みでメキメキ苦しむ立ち位置確定である。自分からラブコメ画面端に飛び込んでいくとは…難儀な女よ。
しかし俯瞰で状況見れてる文乃以外に、そこ担当できないのも事実で。大変だなぁ。
恋心をさーっぱり自覚せず、幼稚園年長組レベルのコミュニケーションで成幸にコンタクトしてくる理珠は◎。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月18日
アイツは一生不機嫌顔で、成幸にズリズリ近づいてきて構われてちょっと幸せそうにしているのが良い。凄く良い。
理珠のコミュニケーション能力育成は、彼女の個人的クエストになってくのかな?
今回理珠は地雷蒔く役目で、主に爆発するのは文乃の方。それとは関係なく、先生が超成功法でアド積み上げに行ったが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月18日
あのピンク髪”勝つ”手筋しか打ってなくて、15分で死ぬほど好感度上げていった。作者が作品にこなれてきたタイミングで、ヒロインムーブ初弾を打てる強み、というか…。
まず成幸ガールズに圧力かけていて、初期好感度が低い。これはラブコメにおいては見せかけでしかなく、ギャップでガーッと跳ね上がるためのジャンプボードである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月18日
初手から成幸好き好きガールズには、撃てない”落差の打撃”。後出しベビーターンゆえの強みである。
”落差”はあらゆる場所で牙を向いて、クールな教育ロボから汚部屋ポンコツお姉さん、そしてチョロ蔵処女属性と、今までの仮面が全て武器に変わる的確な指し筋であった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月18日
んーむ、ベタ足だが丁寧に必要なムーブをこなしていて、全体的に強い。そら人気出るわ!
先生のアドはそういう記号論の部分だけでなく、キャラの核にある”WHY”を早めに暴いた、つうのもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月18日
なんでガールズに冷たかったのか。資質に合わない夢に時間を使うことに、あれだけ厳しいのか。
先生のモチベーションは、今回すごい勢いで共有される。脆いプライベートを手早く見せる。
ガールズは『理系(文系)に進みたい!』という結果だけは見えても、それを掴み取る個人的な過程はまだ見せていない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月18日
キャラの根っこに関わる大ネタだけに温存しているわけだが、ここが素直に、力強く見えるとキャラに体重を預ける気にもなる。
うるかちゃんはそこ素直だからね、キャラを掴みやすい。
結果私室に踏み込み、『なぜ私はこの行動を取るのか』というキャラの根っこを、『資質に合わない受験』という作品の柱にしっかり絡めて、自分を手際よく見せてきた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月18日
このムダの無さ、シンプルな強さがキャラクターを飲み込ませ、好きにさせる。
成幸くんの好感度が高いのも、第一話で『出来ないやつの味方になる!』というモチベーションを、手早くパワフルに見せれた結果であろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月18日
やっぱキャラを動かすエンジンが見えると、創作の人物を自分に取り込む速度は上がる。そこに成功しているキャラが、僕は分かりやすくて好きである。
”年上教師”という属性を生かして、成幸くんの生徒としての顔を引っ張り出せているのも、ヒロイン群に埋没しない強み。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月18日
主人公が、先生にしか見せない顔がある。これは色んなドラマを生むし、物語内部の役割、キャラの存在意義がクリアにもなる。成幸くんだって受験生、誰かに頼らにゃならんのだ。
文乃は恋愛方面で教師顔してるけども、それはあくまでコミカルなディスコミュニケーションの一環で、真実みんなの恋を受け止め、交通整理出来ているわけではない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月18日
『しようとして出来ない』というスリップはコメディの根幹であり、恋愛師範・文乃の空回りは笑いを生み出す、優秀な装置だ。
『笑い事だったはずが、笑い事じゃなくなってる』という相転移もラブコメには大事で。なぜならラブはマジで、コメはネタだから。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月18日
ネタがマジになり、マジがネタになるシャッフルでドタバタ転がしつつ奥行きを出すのは、ラブコメ(に限らずコメディ)には重要だ。
文乃を俯瞰に置いたのは妙手と言える
ゲキヤバ姫囲いという、もう一つの装置を使って勘違いと”圧”を加速させ、一笑い作る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月18日
今後文乃親衛隊がどういう仕事するかは分からんけども、理珠の恋が周囲のから騒ぎで吹き上がったように、文乃もまず外堀埋まってからの恋に進んでいく感じだろうか?
猪森さんに成幸くんを認めさせて、あんまキーキーヒステリックに終わらせないのは今風だなぁ、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月18日
理珠における関城さんと同じく、メインヒロインの物語を補佐する誤解発生装置の仕事をしつつも、なんか人格を認めあった風味にソフト・ランディングさせる。そこまで単機能にしない。
誤解と空回りでラブコメ時空を作りつつも、あんま空気を濁さない。清潔で風通しよく、作品独自の雰囲気を作っていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月18日
そういう事に気を配っている様子は、成幸くんの鈍感真面目指南が監視者に伝播して、みな勉強しだす流れにも見える。時々肌色交えつつ、清潔で真面目なのだ。そこが好き。
今回の流れで文乃は『友情と恋のアンビバレント』つーコアを手に入れた。これをどう生かしていくかは、他キャラクターの物語と絡む部分なので楽しみだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月18日
超絶ギスギスはしないだろうけども、そろそろ仲良しチームもバチバチ、譲れないものを見せていい頃合いかな、と思う。どーなるかな。
まぁこうして構造を見ても、創作物が人の心を掴む最後の一擲てのは判んない。言語化出来ない不定形の熱量みたいなものが、最後は作品を好きになれるかを決めるのだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月18日
逆に言えば世の創作者は、その不定形に一天地六すべてを投げ込む前に、やれる手筋は全部打つわけだが。
僕はそういう秘めた努力を勝手に覗き込んで、妄想混じりに言葉にしていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月18日
的外れか、当たっているか。作者ならぬ僕には決められない。それでも知りたがり、言葉にしたがるのはなぜか。そこも不定形であり、ある程度は言語化出来る部分でもある。
多分、作品をシェイプするために払われたコストに敬意を払いたいんだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月18日
こういう大変なことをやってるんだ。だから心が動くんだ、というのを言葉にまとめて自分に納得させつつ、ウェブの海に放流して誰かに問うている。(俺が見た限り)こう頑張ってるから、リスペクトしてあげてね、と。
損な思いは作る側にも見る側にも余計なお世話なんだが、なんかそういう気分になるんだからしょうがない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月18日
ラブコメ見てると、アニメの感想を書き続ける理由が少しわかってくる。世の中は不思議なもんである。
派手に筋道がズレた。自分語りはこんぐらいで。
とまれ新ヒロインも鮮烈参戦、メインヒロインも自分のポジションを定めたところで、次回は泡泡お風呂絵巻である。肌色だッ!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月18日
ぼんくら初期状態から、各ヒロイン恋心に少し接近し立ち位置が鮮明になったところでの衝突回。何が生まれるか、今から楽しみですね。