昨日の夜は、シェンツ先生オリジナルのNOVAを遊んだよ。カゲムシャシナリオだッ!
シナリオタイトル:わが愛しの二重身 システム:NOVA-X RL:シェンツさん
田中くん:”Mr.シルエット”影乃あやめ:16歳女性:クロマク◎ミストレス●タタラ 亡き父のハンドルを背負い、顔なきフィクサーを演じる少女。自分を持ち得ない虚しさを抱えつつ、自分自身のスタイルを模索する、凶暴なるアドレサンス。
コバヤシ:”水面の月影”パラセレネス:外見可変:カゲムシャ◎クロガネ●シキガミ とある大魔術師が最後に作成した、”模倣”を根源とする人形。創造主が去った世界で、人間のマネをしながら生きながらえている。哲学する機械、詩を編み上げる夢。人を模倣するイデアの鏡である。
つーわけで、カゲムシャとそのバディが情と業渦巻くミッションに挑むシナリオに挑んでまいりました。いやー、面白かった。
スタイルを貫くNOVAにおいて、カゲムシャはスタイルを宿主に預け、スタイルを持ち得ないことを特異性としています。その空白に何を込めるかは、かなり人によって変化のある、エモいスタイルだと想っております。
今回のシナリオはそういう特異性に、ガッチリ向き合ったシナリオでした。ニューロエイジの芸術、ハイランダーの”服”など、世界観に向き合ったネタもウルトラライトなシナリオの中にしっかり刻まれていて、食べごたえと情動十分。
神業を使ったギミックも、カゲムシャにしか発動不可能な説得力に満ちていて、非常に良かったです。PL2人という絞った構成が、テーマを深く強くシナリオに刻む鋭さを生み出していて、非常に明瞭でした。軽さは強さ。
僕は模倣する機械という、かなりエッジなキャラを投擲。スタイルを持ってない、流されるままの道具存在としてシナリオに入ってしまったので、ぶっちゃけ序盤はかなり迷走してしまった……。
のですが、良いシナリオとゲスト、そしてもう一人のキャストにしっかり助けられて、自分のスタイルを見つける物語を走り切ることが出来ました。本気で振り抜いても受け止めてくれる面子だったので、凄く趣味に走ったロールプレイを、久々に楽しんだ気がする。面白かった。
田中くんはこっちが好き勝手にやる余地を優しく用意しつつ、自分のコアもしっかり掴んでロールして、シナリオと僕にトスも上げつつと、上手さと熱量の同居した良いプレイを見せてくれました。非常に助かった。
というわけで、とても楽しいセッションになりました。カゲムシャは癖が強いけど、NOVAでしか出来ない表現やテーマ性を持っている、とても面白いスタイルだなぁ…。
とても良いセッションでした。同卓していただいた方、ありがとうございました。