ぼくたちは勉強ができない! を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月30日
狂騒の学園祭も遂に佳境!
ドタバタ賑やかな青春が加速する中、おせっかいな恋の架け橋に導かれ、手を取ったのは誰か。
過程をぶっ飛ばし”終わり”にたどり着いた物語が見据えるものは何か。全ては、未来に続く途中…。
そんな感じ…なのかどうか、もう俺にはさっぱり理解らねぇ!! アニメぼく勉、怒涛の最終回である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月30日
ある意味予定調和とも言えるドタバタラブコメをしっかりこなし、皆で明るく楽しい毎日…から、約束の花火で急に”圧”が高まり、成幸くんの到達点から一気に終局まで。
ど、どう受け身取ればいいんだ…
三話続いた学園祭パートは、相変わらずのドンチャンムードで賑やかに進む。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月30日
いろんな連中がいて楽しかった物語を、色んな人たちが関わる”祭り”で終えるのは良いな、と思う。
明るく楽しく元気よく。三年スタート、受験メイン。変化球を交えつつ、ど真ん中に入れる強さを感じる。
このままどっち付かず、『俺たちの受験と恋愛は続く!』で穏当に終わると思ってたら、終盤怒涛の勢いでまとめに入りまして。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月30日
膝カックンに終わった花火イベントを、ワンテンポズラして回収してから、ロケットブースター積まれたかのように時は加速していく。”メイド・イン・ヘブン”かよ…。
学園祭で、誰が成り行きくんの手を繋いだか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月30日
これは多分、原作でも張られている大きな謎なんだと思う。それをアニメ独自に回収する形で、お話は終わる。
うるかちゃん大勝利! 過程はわかんないけど!
…いや、その”過程”が大事なんじゃ…?
©筒井大志/集英社・ぼくたちは勉強ができない製作委員会 pic.twitter.com/KQbRcVzj9R
今まさに佳境にある(らしい)原作を、頭またぎで飛び越えるようなエンディング。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月30日
これが描かれた以上、アニメ三期は”無い”ということだろう。だからこそ、この終わりにしたのかもしれない。
内部事情はよく判らんし、考えすぎるのもゲスの勘ぐりになってしまうので、追求はやめておこう。
とまれ、成幸くんは”教育”を己の道に定めた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月30日
これはとても良い到達点だと思う。今まで女の子たちと積み上げてきた日々から、学び取ったもの。
出来ない自分だからこそ出来ることが、確かにあった。
誰かのためでなく、自分のために誰かを教え、導く。
それが自分の進む路だと、堂々答える。
僕はその姿が何より見たかったので、最後に描いてくれて嬉しかった。その先にある”結果”…全員受験合格まで一気にワープもしたがな!!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月30日
なぜ無難に”続く”で終わらせず、一気に結末まで踏み込んだかは、やっぱり推測しかできない。原作ではこの間をつなぐエピソードが、いい塩梅に描かれているのだろう
それをアニメで見たかったな、という気持ちはある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月30日
岩崎監督特有の生温い感じが、作品のムードとあっていて、非常に僕好みのラブコメであった。
カタイところは硬く、柔こい部分はグダグダに。その緩急が妙な締りを生んで、楽しく見ることが出来た。
女の子は可愛かったし、成幸くんは尊敬できた。
だからこそ、この学園祭を過ぎて合格に、恋の決断にたどり着く彼らの”過程”を、アニメでこそ見たかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月30日
しかしそれが叶わないからこそ、せめてもの誠意とエゴでアニメなりの答えを刻んで終わることにした…のだろうか。
奥行きを探っても、答えはわからない。出てきたものが全てだ。
ぶっちゃけキャラの強さとしては桐須先生がブッチギリで、『さすが後期型ヒロイン…』という感じだった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月30日
臆病さが足を引っ張る水中戦専用機が、無敵の汎用機をどう上回ったのか。何が強くなり、どういう戦場に持ち込んで欲しいものを手に入れたか。
その途中でどんな傷が生まれ、どんな決断があったか
『ヒロインレース』の結末だけではなく、その途中で描かれる輝きや涙が面白かったから、この話が好きになった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月30日
それが(アニメで)描かれる可能性があんまないんだろうな、と思えるエンディングになったのは、正直残念だ。
僕はうるかちゃん好きだけど、好きだからこそ『どう勝つか』が見たかったな。
この段階では、恋の自覚すらないライバルたち。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月30日
奥手な少年少女が恋を通じて、傷ついたり前に進んだりする発火点は、多分いい温度をしている。
明るく楽しい友情と両立しない、恋と独占。その矛盾を自覚し、自分なり向き合う中で成長を描く。
そういう筆が、いよいようねりだしそうな予感。
それを無責任に楽しみに待ち、叶えられないと落胆する。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月30日
その身勝手は視聴者の特権である。
が、描きたいと考え、なお描けない現実に対峙し作品を作る側の祈りを聞くのも、また大事かな、とも思う。
いや、義務とかでは全然ないのだが…そうしたほうが多分、アニメの向こう側にいる人間を見落とさない
19年9月期のアニメは、終わり際本当に色々あって。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月30日
アニメが”ここ”に届けられることがある種の奇跡であること、アニメが作品であり商品でもある事実を覆い隠しつつ、それと格闘し(時に敗れ去りながら)生み出されていることを、再確認された。
京都の事件は、まだまだ現在進行系だしね…。
そういう状況に製作者たちはずっと向き合いつつ、危うい場所から物語を届けている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月30日
『そのあがきを見せないのがプロだ』という意見もあるだろうし、可能ならば夢に溺れさせてほしいけども、でも、そうもいかない時もあるのだろう。
それは今に始まった話ではなく、ずっとそうなのだ。
そんな中で出た(だろう)、ワープ気味の”終わり”。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月30日
残念に思う気持ちもあるけど、彼らが幸福な未来に間違いなくたどり着くと保証してくれたのは、妙に嬉しくもある。
恋の解答にちょっとした絵解きが必要なのも、なかなかロマンティックだった。
”過程”がアニメでは二度と描かれない、というのは僕の妄想であって、もしかしたら後になんらか描かれるかもしれない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月30日
そうであれば、ベストなエンドだ。でもこのノンキなラブコメと付き合ってたどり着いたこの終わりが、バッドエンドかって聞かれりゃ、そんなことはない。
面白かったし、好きだった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月30日
あんま脂っこくない味付けが肌にあったし、基本地道に回しつつ、勝負所で叙情性と解像度が上がる演出力も良かった。
”受験”という背骨を入れたことで、恋だけで終わらない青春、自分を見つけていく歩みがジンワリ腹にしみた。
いいアニメであったと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月30日
文乃を取り囲む恋愛地雷原がどう爆裂するかとか、緒方くんの人格幼稚園児っぷりがどう成長しきるかとか、あしゅみー先輩は一生トス上げで終わるのかとか、ラブコメゲルググの過剰な出力が何処から出てくるかとか。
うるかちゃんが臆病をどう乗り越えて、恋に踏み込むかとか
知りたいことは沢山ある。見たいシーンは沢山ある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月30日
でもその願いは、今まで良いものを沢山見せてくれたから生まれるものだ。そしてそうやって自分が描いたものに、このアニメは出来る限りの答えを出したと、僕は思う。
まぁ原作の頭超えちゃったのは、越境行為かもしれねぇが…読むかぁ、”過程”…。
原典であり聖典でもある”原作”が、このアニメとは違う決着を見せる可能性も当然あると思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月30日
もしそうなったとしても、あの唐突な終わりは僕の中で、やっぱり大事なものであり続けるだろう。
僕はアニメでこのお話と出会って、アニメはあのように終わった。それは、一つの答えだ。
それを受け止めつつ、モヤッと胸を焼く口惜しさも忘れずに、このお話が好きであったことを憶えていようと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月30日
お疲れさまでした、面白かったです。ありがとう。
それはもう見れない痛みへの慰みで、お話を恨まないための魔法でもある。
そう思いながら、僕はいつも心から、そう言うようにしています