SHOW BY ROCK!! ましゅまいれっしゅ!! を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月6日
卒業回避のために始まった、不良少年バンド”DOKONJOFINGER”。
ボーカルのヤスはいつしか”音楽”そのものに惹かれるが、仲間との距離は開くばかり。
そんな彼に、妖しく近づく男一人。
なぁ…マジになるって、ダサいことなのか?
そんな感じの、青臭い青春ど真ん中バンドストーリー、ドコ指の足元を整える第9話である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月6日
どんだけ尖ろうが暴れようが隠せない、ヤッちゃんの人の良さ。それが音楽に向かう視線と、仲間が付いてきてくれない孤独をましゅまいれっしゅらしいドッシリ加減で追う、王道エピソードである。
世界観的に『そーいうもん』だと思っていた、喧嘩ばかりのバンド生活とか、トンチキ暴力カーリングとかに正面からツッコミが入ったのは、ちょっと意外。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月6日
最後まで見ると、校長がかなり出来た教育者だと判るので、そら道を踏み外しそうなら警告もするわな。
ヤッちゃんはツッパってるけどホントイイ子で、お母さんと一緒に”夕食(夕メシ、とか言わない所が…)”食べるし、照れつつも母を気にかけている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月6日
だからこそ、手作りのコロッケをドコ指と一緒には食べれない。
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喧嘩ばかりの嘘ばかり、卒業までの腰掛けの音楽。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月6日
それで終わらせたくない思いはなかなか伝わらず、マジになるのはダサいって気持ちもある。
自分の思いを何処に持っていけば良いのか、わからないまま見つめるチラシ。
キャラとエピソードが、”音楽”真っ直ぐ見るのはやっぱ良いね。
バンドの中にいる当人は、『俺たちなんも出来てねぇ、変わってねぇ…』とため息ばっかだが、外から見てる人には届くものもあって。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月6日
マスターは良くなっていくドコ指の音楽と関係を見逃さないし、花を届けてくれるファンの子もいる。
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ここでしっかり膝を折って受け止める所が”ヤッちゃん”って感じだけども、腰掛けだろうが生み出されたものは、確かに人に届いているのだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月6日
その実感があるから、ヤッちゃんも本気で”音楽”したい。
自分の演奏で、他人を笑顔にしたり、元気にしたい。
…なんで不良やってたの?
そんなナイーブに忍び寄る、ミキシンのエロい声とキモい動き。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月6日
妖しさ爆裂の業界人に誘われて、ヤス、エンターテインメントの扉を一人叩く。
喧嘩に明け暮れるバカと、噛み合わない熱意を抱えているよりも…。
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そう思っても仕方がないくらい、ドコ指一生喧嘩しているわけだが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月6日
過去回と同じく、最年長のジョウが周囲を見渡し、ヤスの変化をちゃんと見ている描写は救いである。
まぁ君等も騒いでないでさ、ちゃんと他人と自分のことを把握しないと…。
ずっといがみ合ってきて、成り行きでバンドになった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月6日
一緒に曲作ったり風呂入ったりするけど、ダチってわけじゃねぇ。
ヤスが思い悩むのは”音楽”との向き合い方だけでなく、ドコ指の仲間との距離感でもある。
一緒にコロッケを食えない、でも”バンド”ではある間柄を、どうしたら良いのか。
分からないまま悪い大人の口車に乗っかって、自分を捨ててソロデビュー。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月6日
これは”NO”を突きつけるのが正解の引っ掛け問題だが、校長の思惑を知らない純粋ボーイは悩む。
フェスとか、出たくねぇか。
ゴミ箱に投げ捨てたのは、ロックへの情熱
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そして仲間への、形にならない期待。色んなものを諦めようとしたヤスを、ジョウはゴミ箱から拾い上げる。やっぱバンドの要は”最年長”なんだよなぁ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月6日
振り上げられた拳と、シリアスを蹴っ飛ばす漫才。溢れる熱い思いと、それに重なる視線。
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本気になるのはダサい。そう思い込むことで、
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月6日
本気になれないハンパな自分を誤魔化していたヤスは、成り行きでバンドを組み、”音楽”が生み出すものに惹かれていた。
そしてそれは、仲間も同じだった。
俺たち、本気になっても良いんじゃないか。やっぱり、ちょっと恥ずかしいけど。
ヤスの熱い思いを受け止める土台を作るために、殴り合いも暴力カーリングも必要だった…かぁ?
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月6日
そうなんだろう…何しろここは、暴力花魁がトップを張るMIDICITYだからな!
『ロックンロールと不良少年』を、泥臭いベタ足で真っ直ぐやりきる。ましゅまいらしい話だと思う。
ようやく殴り合い、いがみ合う以外のコミュニケーションが出来た…というより、ステージ上では既に繋がっていた(だから外部に届いた)想いを、己のモノにしたドコ指。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月6日
アイドルポーズを茶化すのも、挑発というより愛あるイジりに変わってる。
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青春のよろめきを一瞬預け、『やっぱチゲーわ』と背中を向ける相手に、しっかり頭を下げる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月6日
こういう少年だと見抜いていたからこそ、校長はトンチキ芝居を打ったのだろう。
良い教育者なんだが、溢れる胡散臭さと『お前楽しんでるだろ!』感で台無しだな…。
ましゅまいがほわんを中心に自分で自分を見つけていくセルフプロデュースの物語なのに対し、ドコ指は色んな人に道を示され、それを自分の足で踏みしめていくお話だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月6日
勝手にライバル認定してるシンガンにも、衝突しつつお互いを支える信頼の意味を、しっかり教えてもらってる。
…暴力カーリングで。
フェスという具体的な目標に踏み込み、『音楽を本気でやる!』という熱量を共有したドコ指。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月6日
疾走する思春期の栄養補給に、ヤッちゃんは”ウチのコロッケ”を仲間に差し出す。
自分のいちばん大事なものを、一緒に食べてもいいと思ったのだ。
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やっぱここでも、ジョウが一番最初にヤッちゃんの真心を受け取る形である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月6日
借り物じゃない、俺達だけの関係性。本物の情熱を共有し、フェスに向かって突っ走るドコ指の未来は、多分明るい。
これで全バンド、同じスタートラインに並んだ感じだなぁ。
ましゅまいは負けてもほわんの罪作りスマイルで栄養補給、ドコ指の音楽にも勇気もらって再起動。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月6日
レイシグは社会的成功も目指すべき音楽もしっかり掴んでる…ように見えて、捨てた過去を上手く精算しきれていない。
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フェスというクライマックスで、三者三様の歩みがどこに進んでいくかが、これからの物語で描かれる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月6日
ドコ指は今回共有した”音楽”への想いを、結果に結び付けられるのか。
”まだまだ”と思い知らされたましゅまいの、新たな一歩は。
第4コーナーに差し掛かったお話の、今後が楽しみですね。