イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プレイレポート 20/08/14 スチームパンカーズ『スチーム・ストリート・スラッシュ』

昨日はよねちょ君製作、スチームパンカーズのオリジナルシナリオを遊びました。

シナリオタイトル:スチーム・ストリート・スラッシュ システム:スチームパンカーズ GM:よねちょくん

田中くん:ベアトリクスキーツ・ホーゲン:17歳女性:チャレンジ/クロノウェポン:蒸気工 かの鬼一法眼から受け継がれし、メリケン剣術・蒸気八流の使い手。正義に吹き上がった若々しいアタマを抱えつつ、刃の使い方、強さの意味に悩む剣術小町 IN ロンドン。
コバヤシ:フランキー・キャラバッシュ:32歳男性:デヴォート/ギガントアームズ:新聞記者 自堕落な生活を老犬と送る、ド三流新聞の記者。かつて戦場で出会い奪われた本物のノーブルをどこかで追いつつ、気に入らねぇやつはぶん殴るあばれブン屋。

こんな感じのメンバーが、路上の悪夢、スチーム柳生の蒸気辻斬りに立ち向かうお話でした。いやー、とても面白かった。
ネタがトンチキなのってTRPGではとてもいいことで、シナリオに前のめりになる瞬発力とか、笑いが生み出す温度の上昇とか、セッションを盛り上げる良い起爆剤になってくれます。今回のスチーム柳生は、ツッコミどころとクレイジーが世界観としっかり噛み合い、中々パワーのあるネタでした。
そこに甘えず、強者が弱者を食い物にするクソみたいな権力構造だとか、その只中でも誇り高く生きている人たちの肖像だとか、お話のベーシックな部分がとてもしっかりしていて、ネタが上滑りしていないのがとても良かったです。
こういう骨組みの部分がしっかりしていないと、ネタシナリオは足元がスッポ抜けることもあるのですが、土台がしっかりしていることでネタもしっかりグリップを得て、いい具合に暴れまわってくれました。

僕は戦場帰りの体温低い系男子をやりました。相方が元気に真っ直ぐ進む青少年だったので、その暑苦しさにツッコミ入れつつ、屈折した自分の中にある共通点をコスったりしました。なかなか美味しい立ち回りができたんじゃなかろうか。
やっぱ二人セッションはロールプレイが濃厚にやれるのが良い所で、シナリオヒロインとも共通点を見つけて話したり、醒めた目線で世の中すがめてみたり、たくさん喋れてよかったです。自分の手が届かないところは田中くんがスススっと手を伸ばし、しっかり拾い上げてくれて助かりました。やっぱこういう、当意即妙の掛け合いが出来るとTRPGは面白い。
スチームパンカーズも三度目ですが、システムの速度も世界観の濃さも環境によくあっていて、色々馴染んできた感じもあります。よねちょくんの天才性がこのシナリオで証明された感じもあり、モリモリシナリオ作ってモリモリGMやってほしいなぁ……俺もGMすっからさ。

というわけで、非常に楽しいセッションでした。同卓していただいた方ありがとうございました。