Fairy蘭丸~あなたの心お助けします~を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年6月18日
チルカがばらまいた邪念により、人間界に混乱が広がる。
対応しようとする夭聖の前に、女王の側近・豊穣が現れ真相を告げる。
夭聖界の成り立ちと、秘められた過去。
世界を壊す愛憎の果てに、かつての同志が刃を向け合う。
ここは天界、修羅達の国…。
そんな感じの最終局面、ネトネト極まる裏事情大公開なF蘭第11話である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年6月18日
やっぱ女王様が最後のクライアント…と思いきや、憎悪に囚われたシリウスと記憶なきベテルギウス、地獄の大三角形全員の因縁決着という感じではある。
さんざん前フリはしてきたが、想定よりろくでもなかったな、女王様と夭聖界
重い過去エピがぶん投げられる前の、”F”の風景が唯一の息抜きであった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年6月18日
いつものようにバチバチ喧嘩するのかと思いきや、青春小説みたいな爽やかさで笑い合ううるうくんと焔くん。
やっぱこの二人を見るのが、”F”の変化を見せる上で一番手っ取り早いやね。
まぁバチバチやってたのも変形のイチャイチャみたいなもんで、捻じれに捻れたうるうくんの感情が、行き場を探してようやく落ち着いた形ではある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年6月18日
二人を絡め取る因縁を、うるうくんが自分の口から伝えたいと言い出せたのも、人間界で過ごすうちに生まれた変化だろう。
というわけでチルカの暴走で人間界が荒れる中、その元凶となった因縁が語られる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年6月18日
…想定してたより情がないッ! あと夭聖界の起源が速いッ!!
愛著を吸い上げ国を作り、繁栄と腐敗が広がって断絶し、皆が裏切り世界が壊れる。
楽園なんて、何処にもありゃしないのだ。
超越者ッ面で十訓垂れてた女王様こそ、愛と憎悪の鎖に縛られきった”人間”であり、白紙の蘭丸もまたそこからは逃れられなかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年6月18日
世界の荒廃も、救いのない業を奪い去る所業も、修羅界の生存競争。
罪なきものなど何処にもいない…あるいは、罪深いからこそ無謬を演じるのか。
『人間の感情エネルギー集めるなら、アイドル稼業が一番だぜ!』と、汚いガヤから力吸い上げるの、あまりにプリズムのキラメキ満載で笑っちゃったけど。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年6月18日
てっきり女王様と二人で愛憎三角関係かと思ったら、四人目がいたのね…。
(画像は"Fairy蘭丸~あなたの心お助けします~"第11話より引用) pic.twitter.com/UGTOkw3DM8
サングラスの向こう側で、女王様が二人をどう思っていたかはさっぱり読めやしない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年6月18日
愛ゆえの歪みが認識を歪める描写は、ここまでのお仕事で幾度も書かれていたので、シリウスと”彼女”の関係にも何か、邪悪な意図が絡んでる感じもする。
問い詰めに来た時、女王様情勢知らない感じだったしね。
しかしそういうもん抜きでも、人間の情と情のなさは鬼の所業を成し遂げるというのも、このお話がずっと書いてきたことで。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年6月18日
次回の運び次第ではあるが、裏があってもなくても、この話らしいと納得は行く。
…んだが、愛して死んで、今まで以上に重いな、冬の大三角形…。
相棒と刃を交えるベテルギウスの涙に、どんな感情が混じっていたのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年6月18日
蘭丸はもう覚えていない。その空白…に閉じ込められた憎悪をたどって、チルカは女王の心の扉を開ける。
五つの扉に封じられた事件の真相、女王の真意。
(画像は"Fairy蘭丸~あなたの心お助けします~"第11話より引用) pic.twitter.com/TIbf7iWdgP
これを暴くのが、”F”のラストミッションとなる。クライアントは、ウィンタートライアングル全員だよなコレ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年6月18日
女王様は邪念に囚われ、我欲とトラウマをぶん回す鬼に見えるけども、それは憎悪に歪んだシリウスの鏡像なんではないかと、僕は思う。
世界の中心にわだかまった邪念を祓ったあとで、一体何が残るのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年6月18日
ここまでのクライアント、色んな結末があった。
善良な意志が希望をつないだことも、渇望が報われず悲しい結末になったことも。
マジで落とし所が読みきれないんだよな…女王もチルカも、両方悪と言えば悪。
じゃあ裁いて報いを受けさせるのかと言えば、そんなシンプルなルールでこの話動いてはいないわけで。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年6月18日
だからこそ、この戦いにどう決着つけるかは大事だと思う。”F”の子供たちが下界で、何を手に入れどう変わったかもそこで見えてくるだろうし。
女王様の真実を知ることは、シリウスをチルカに変えた事件の真相を暴くことでもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年6月18日
女達の哀しみに潜った夭聖が、戦いの中で自分を見つけていったように、蘭丸をクライアントにして女王の心に潜った彼も、否応なく自分を試されるんじゃないかなー、と期待している。
まぁそれは次の話として、実は土属性担当だった豊穣さんの晴れ舞台である。いやー…時の流れは残酷だな!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年6月18日
鍵投げつけて生まれた獣、やっぱバックンとナマケモノだよなぁ。マジ裏設定多いなこのアニメ…。
(画像は"Fairy蘭丸~あなたの心お助けします~"第11話より引用) pic.twitter.com/Hj92gJc9rZ
女王様が裏切りに傷付き、時を遡って子供になったのに対し、豊穣は年経て壮年になってるの、なかなか残酷で良かった。マジ報われない純愛。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年6月18日
…いうても、そうやって奉仕を捧げる気高い自分に酔ってる部分も多分あって、騎士道ってのはそういう自己陶酔とマゾヒズムで成り立ってんのかもしれん。
過去の因縁に囚われきった連中だけだと、どうにも出口が見えないこの局面。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年6月18日
女王様の私欲で集められた五人が、どう心を重ね、閉ざされた扉を開けていくか。
そこから這い出すのは愛憎の魑魅魍魎か、はたまた救いの菩薩か。
次回も楽しみですね。