乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…X を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月9日
生徒会主催の演劇に、急遽代役として参加することになったカタリナ。
アクシデントと私欲が火花を散らす舞台に、唸るアドリブ猛る才覚。
思わぬ喝采を集め、今日も楽しい悪役生活…って、急な破滅フラグ到来!?
そんな感じの誘拐描写で序章終了ッ! ノンキにさすカタ出来るのは今回までだよッッ!! な、はめふらX第2話である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月9日
第1話の空気を引き継いで、生徒会メンバーがカタリナをどう扱うか、カタリナが彼らと運命をどう乗りこなすか、演劇の形で再確認するようなエピソードとなった。
特に新しいことは起きねぇ、ファンサービスの要素が強い話であったが、だからこそ”いつものはめふら”を確認しやすいのは、第1話と同じか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月9日
相変わらず我欲満載の生徒会が、ワイワイガヤガヤ、器用に外面取り繕いつつ、舞台で仲良く喧嘩する感じ。君ら、本当にカタリナが好きだねぇ…。
この世界の主役は間違いなくカタリナであるが、たった一人ゲーム的メタ認知を持って転生した当人だけが、自分が端役だと思っている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月9日
シンデレラめいた物語を『シンデレラっぽいなぁ…』と認識できるのは、”カンペ”という言葉を唯一知っているカタリナだけである。
そんな構造を、楽しい芝居に乗せて確認していくエピソードでもあった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月9日
急な代役を望まれ、アクシデントに翻弄されつつも見事に乗りこなしてしまう。
カタリナ・クラエス…と入れ替わった、善良で才気あふれる地球人がどんな存在であるか。
どんな風に、周囲に求められ、微笑ましく狂わせるのか。
台本そっちのけでバチバチやり合う男子部と、それがシリアスな奪い合いにはならず、あくまで”演目”として成立する様子は、舞台を降りた青春にも敷衍できる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月9日
独占欲は抱えつつも、ライバルを出し抜きたいわけでも、カタリナを奪いたいわけでもない。
なんだかんだ、みんなでいる時間が好き。
そんなカタリナを中心としたサークルの空気が、よく出たやり取りであった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月9日
脚本家特権を乱用して、兄をカタリナの至近距離に置こうとするソフィアの黒さとか、のっぺり顔してるくせに美味しいところにしがみつくニコルとか、なかなか面白かった。
主役を演じるマリアそっちのけで、悪役でしか無いはずのカタリナが話の中心軸となり、役も生身も振り回される。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月9日
作品全体の構造が舞台に戯画化されていて、メタ視線から見てもちと面白い作りであった。
ゲーム内部の”カタリナ・クラエス”を、カタリナに転生した生の当事者が演じて、舞台が維持される。
結構複雑な構図だが、カタリナはその難しさを認識しないままサラリとこなす。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月9日
この自然なステップは、彼女を取り巻く恋の面倒くささにも通じるものがあり、やっぱ”無邪気”が彼女の属性なのだな、と感じる。
計算なしの自然体、天然ゆえの強さ。
それが楽しいお芝居を破綻させず、皆を楽しませる。
カタリナがここまで破滅フラグを乗りこなし、時折ゴツゴツと我欲がぶつかりながらも、概ね円満な人間関係を周囲に構築できた訳。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月9日
それが、肩の力が抜けたファンサービスに混ざって届くエピソードであった。
人格チートが、やっぱ一番のチート。
今回はあくまで余興、破滅フラグも微笑ましいもんだったが、ラストの強襲で一気にシリアスな空気が漂う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月9日
新たな破滅フラグを前に、悪役令嬢は生き残れるのかッ! 話のギアが入ってきた
まーハッピーエバーアフターな”余生”の物語だけじゃ、幸福だけど物足りねぇからな正直ッ!
こっから物語の波風も強くなってくると思うが、どう取ってつけた感を出さず、カタリナ第二の人生の必然として、破滅フラグとの闘争を描けるかは気になる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月9日
一期でやることやりきっちゃってる感じは正直あるので、なかなか大変だよなー…贅沢な悩みではあるか。
さてここからカタリナの運命が、どう転がっていくのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年7月9日
悪役令嬢にすっかり夢中だと、楽しい舞台で示した連中がどう駆け回るか。
先の展開が、なかなか楽しみになるヒキでした。やっぱカタリナ様がひどい目にあってギャーギャー言わんと、満腹にはなれんなこの話ッ!(最悪の観客)
次回も楽しみ!