NIGHT HEAD 2041 を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年8月4日
霧原兄弟の窮地を助けたのは、現体制に叛逆するレジスタンスだった。
失われた記憶と人命、社会を覆う抑圧。
隔離されている間に変わり果てた世界の中で、また新たに火種が燃える。
それは人の可能性か、災厄の兆しか…。
そんな感じの同居する凄惨とペーソス、たのしいディストピア地獄絵巻の第4話である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年8月4日
消えた記憶に罵倒監獄、物理JAPANのクソっぷりがどんどん明るみに出つつ、妙に気が抜けた面白さは健在で、非常に独特の味わいが出ている。
なんなんだろうこの感触…キライじゃないよ。
前回乱入かけた謎の存在は、予想通りのレジスタンスだった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年8月4日
人類の2/3を奪ったという第三次世界大戦と環境変動をテコに、魔法少女の絵を書いただけで透明監獄にブチ込まれ、心が真っ直ぐになるまで罵倒で殴られる強権国家が爆誕。
抑圧のストレスを、誰かを詰ることで晴らすろくでもなさが炸裂である
『え、そんな大事になってんの? ”AKIRA”焚書してる場合じゃなくない?』と、戦争と災害の設定聞いた時は思ったけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年8月4日
どうやら全国民的にアムネジアに陥ってるらしく、わりとガバガバなおもしろ独裁国家もそういう、根本的な存在の不安に乗っかったものっぽい。
レジスタンスがどういう背景と思想で、抑圧国家に対立してるかはまだ解かんねーけども、思いの外普通の人たちだった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年8月4日
『可哀想な子供を救うために、激ヤバ国家の暴力装置中枢にカチコミをかけたいんだ!』という、直也のお願いも『しょうがねぇな~』で聞いてくれるしな…いい人過ぎない?
能力者をフィクション内存在として捉えて塩対応なのも意外で、ごくごく常識的な視線からオカルトを捉えて、そういう”夢”見れる世界を取り戻そうという、胡散臭くもフツーの人たち…なんかな?
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年8月4日
ユング心理学つう、想像を科学する学問領域の本を読んでたのは印象的よね。あの世界だと禁書かな。
社会を揺るがす大事件の記憶がなく、自己の足場がない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年8月4日
社会不安の根っこを埋めるべく、ずーっと流れてるらしい”あの映画”も気になるが、どうやら物理日本は不安定で怪しい状況に付け込んで生まれた、非常にオカルティックな社会体制らしい。
それがオカルトを狩る。皮肉な話だ。
今後話が転がる中で、胡散臭い作品世界の真実も見えてくると思うが、全体的に漂ってた歪な作り物感を”あえて”で拾って、謎を隠す煙幕として活用してきたのはなかなか良いな、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年8月4日
ぶっちゃけ色んな所がガバガバで、それが生み出すユルさが好きなんだが、それは狙って出してる軋み…みたいだ。
そこにキャラ個人の物語が、どう絡んでくるかも気になるところだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年8月4日
冒頭翔子がナレしていたように、点は繋がって線になっていく。
イヤボーンがイヤボーンを生み、保安隊が感情炸裂させて覚醒しまくる展開に、独特のグルーヴがあった。妬みで力、目覚めるんかーい!
大事な人が死にかけたり、何もできない自分が惨めだったり、お母さんがいなくて怖かったり。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年8月4日
とにかく精神エネルギーが励起すれば何でも良いっぽいので、道夫くんは一生コンプレックスをコスられ、計画的に追い込まれていく。
抑圧国家の暴力装置、生っぽくイヤな立ち回りするよね…。
本部に抱え込んだサイキック少年を抑止しきれず、バッタバッタと保安隊モブが血みどろ惨殺される流れは『おいおいおい大丈夫か~? ディストピアを成立させる極悪機関なんだろ~?』って感じではあったが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年8月4日
首輪付けられないのに、龍に手出すからそうなる。
『あ、無理ッ!』ってなる君枝がオモロイね
どんだけ家族の絆があろうと、人間ゾンビに変えて肉盾大虐殺ブッ込む所業が許されて良いはずないので、サイキッカーの扱いは難しいと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年8月4日
信管むき出しの爆弾に、手足が映えて勝手に歩いてるようなもんだからな…滅茶苦茶ヤバいだろサイキッカー。
しかし公平で的確な社会的対応ってのは、この物理JAPANでは望めない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年8月4日
野放図な暴力に対応するには、制御された暴力…ってんで、保安隊の四人も能力覚醒を促されていく。
弟を守るためのタクヤの能力爆発が、その当人と自分自身を殺しかけてるの、力の本質だなー、って感じ。
そこで失われそうな命を守るために力に目覚める玲佳と、マヌケな自分に苛立ち炸裂させた妬みが地面を砕く道夫くんの対比も、不穏で良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年8月4日
ぜってーロクでもねぇことになるだろ、道夫くん…。絶対的な超常パワーに振り回される、凡俗なる道化担当かな?
誰かを助けたいと思う気持ちも、突きつけられる暴力への抵抗も、力に繋がり暴走していく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年8月4日
少年は保安隊、お母さんはレジスタンスと岸が別れたが、この点と点が次回以降、どう繋がっていくか。
我が子が血みどろ大惨事を引き起こす怪物と、イヤってほど思い知ったママンの明日はどっちだ!
直也がぶん回そうとした、無邪気な優しさは不安定な能力、マトモじゃない世界を前に、悲しいほどに無力である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年8月4日
どっちを向いてもクソばかりのどん詰まりで、力をどう使うのか。何を目指していくのか。
謎が多いので、その道のりも手探りにならざるを得ない。
とりあえず、翔子と保安隊、お母さんとレジスタンスという”点”が繋がっては来たが、それが何を意味するのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年8月4日
権力に抗する兄弟も、依する兄弟も、自分の目で確かめなければいけないのだろう。
作中の謎と、キャラの自己確立が歩調を合わせているのは、結構好きな所。
分からないことだらけの世界の中、暴力と抑圧に投げ出され、行方の見えないまま転がっていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年8月4日
兄弟の立ち位置と、物理JAPANの民草の立ち位置ってほぼ同じなんよな。
大規模アムネジアの設定が、楽園に隔離されてて浦島太郎状態な霧原兄弟、体制のプロパガンダ丸呑みで思考がない黒木兄弟と重なる。
無明の霧を越えた先に、見えてくる世界の形、自分の姿はどんなものか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年8月4日
ディストピア・ミステリと合わせて、そういう個人的な藻の語りの行く末も気になるところだ。
そのためには黒木のにーちゃん、心停止から復活しないとな!
カジュアルに主役が死にかける命の軽さ、俺は結構好きです。次回も楽しみ
追記 誰かを守りたい気持ちが人を殺し、耐えきれない惨めさが力を目覚めさせる。物理力がどういう使われ方をされるのに、志の尊さは関係ない。このドライさは結構好き。
追記
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年8月4日
レジスタンスのリーダーが読んでた”転移の心理学”は、多分少年を助けようとする直也に覆い焼きされてる描写だ。
母を求める子供に、直也は自分を投射して行動に踏み切る。それは別々のものだ、という判断はそこにはない。
誰かに共鳴してしまう心理が、優しさや妬みを生み、力を目覚めさせる。
それが点と点を結んで線にする大事なファクターで、そこに近いからリーダーは”転移の心理学”を読んでる…のかなぁ?
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年8月4日
錬金術に魅せられ、客観科学と言い切るにはオカルト要素強すぎるユング心理学コスってきたのも、超絶怪しい物理JAPANを照らす光として、結構適切な印象ね。
超科学主義で押し切るには異能力重点だし、かといって異能を全て制御・抑圧できてるわけでもないし、保安隊(の背景にあるディストピアの成り立ち)は無茶苦茶自己矛盾してる、不安定な組織に見える。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年8月4日
そして実際、根拠が怪しくて不安定なんだと思う。そこをどう明かしてくるか、語りの手法が楽しみだ