NIGHT HEAD 2041を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年8月13日
運命が火花散らす保安本部から、再び別れた二組の兄弟。
翔子の謎めいた影を感じながら、霧原兄弟は言論自由同盟のテロルに、強制的に加担されていく。
他方黒木兄弟にも、能力の目覚めと権力の謀略が迫っていた。
引き離され、響き合う魂たちの行方は…?
そんな感じのディストピア超能力絵巻、久方のノーバトル展開である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年8月13日
やっぱ作品独特のテンポとノンキさは健在で、超絶最悪国家でドンパチやってる割りに空気が抜けてく感覚が、どっかで疼く。
このフィーリング、人を選ぶんだろうけど俺は結構好き。
お話の方は分割進行で、霧原兄弟は同盟本部でネトネトのたくってたら、拙速のテロルに強制的に加担するハメに。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年8月13日
オカルト的聖地が高い同士、美紀ママンと三人であっという間に話をまとめていき、マイクおじさんが置いてけぼりな構図が、妙に面白い。
翔子の異能力が時間も空間もすっ飛ばし、超古代文明ネタを豪腕で回収しに行く所、世紀末オカルト総決算という感じでグルーヴがあった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年8月13日
自分もあの時代、あのジャンルの空気を嗅いで育った人種なので、胡散臭いネタが全部同じ箱にブチ込まれたような、翔子周辺のゴタマゼ感は実家の匂いで安心する。
茫漠とした不安感を、『ここではない何処か』にピントを合わせて強引に突破していく、薄暗い願望。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年8月13日
それを背中に受けて生まれた”NIGHT HEAD”という作品が、今この時代に再生する意味。
翔子を取り巻く超常をどう書くかは、結構お話のテーマ…というか時代性に繋がってる感じもある。
まぁ伏せ札の多い作風なので、ぼんやりと転がってフワッと着地する気配もあるけどさ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年8月13日
とりあえず物理日本を成り立たせる大規模アムネジアと、霧原&黒木兄弟の繋がりが鮮明になれば、話の軸は安定するかなー、と思う。
他のところは、描かれたならありがたい、くらいかな…。
さておき、直也が人質に取られ直人が実力行使に強制参加…という流れである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年8月13日
ちょっと場が揉めると、即座に鉄骨でサイキック脅迫してくるあたり、やっぱ直也ニーサンの即ギレ力が高い。
結界で覆われた生活は、直情径行を直してはくれなかったんだね…つうか荒むわなッそらー!
直也が予言してたとおり、同盟のテロルは超ろくでもない方向に突っ走る匂いしかねぇが、内通者の伏線と合わせてどう描くか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年8月13日
一旦離れた道W主人公が、もう一度衝突する方向にお話がスウィングしている。
この幾度も触れ合い、ぶつかる感じは結構好きだな…。
一方黒木兄弟は、同僚と一緒に能力トレーニングの真っ最中だった。サイキック積み木の絵面が、妙に可愛くて困るな…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年8月13日
ついに主人公の暗黒導師、超ロクでもねぇおねショタの”おね”担当にのし上がってきた、君枝の存在感が凄ぇ。
”ショタ”担当のユウヤくんが、お兄ちゃん寝てる間に落とされちゃった…。
2041にリブートするに当たっての新要素かと思った”二組目の兄弟”だが、結構深い部分で霧原兄弟とは繋がってる存在として、現状描かれている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年8月13日
人生ゲームと毒入りサイダー、共鳴する記憶は何由来なのか。
親に捨てられたトラウマが響き合ってるのか、クローンとかそういう理由があるのか。
このお話のサイキックは、おしなべて制御不能な不幸の種として扱われている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年8月13日
ユウヤのサイコメトリーも、真実の欠片だけを見せて人を誘導し、簡単に答えを与えてはくれない。
なぜ、どのようにチカラを使うか。
キャラクターがその答えを出すのは、話が決着する時だろう。
そこまではロクでもねー思惑に振り回されつつ、心停止したり気絶したり、グラグラ揺れながら進んでいく感じか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年8月13日
とりあえず、チョロそうな新弟子を前に舌なめずりしてる君枝がどんだけ徒花咲かせるか、楽しみにしたい。ぜってーロクでもねー…。
というわけで、謎は更に深まる第5話でした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年8月13日
翔子という存在にしても、兄弟達の過去にしても現状『解んないことが解った』感じだからなー。
輪郭が見えてきた謎をどう活かし、ぶつかり合う運命のうねりに投げ込んで、話を発火させるか。そろそろ半分折り返し、次回はテロルの季節だ!
来週も楽しみ。