白い砂のアクアトープを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月29日
幸運にも休みがかぶったくくると風花、月見は、皆を心からリラックスさせる親睦会を計画する。
心づくしの料理に、ゆったり流れる時間。
人間関係をマッサージするように、固く強張っていたものがほぐれていく。
さぁ”くつろぎ処 海月風”、堂々オープンの時間です!
そんな感じの、ギスギス職場の到達点、やっとここまで来たもんだ、くつろぎのアクアトープ第17話である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月29日
一期でいうと第7話、休日の過ごし方を通じてキャラクターの地金が見え、関係性の変化を確認できる休日エピソード。
前回攻略した知夢が、くつろいだ表情を見せて眩しい。
話としては何かが前進するわけではなく、そうなるための素地が備わってきてることを確認し、楽しそうな様子にこっちもホッコリ…という塩梅。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月29日
こういう中間確認地点に一話回せるの、2クールの強みだなぁ、と思ったりする。
肩の力が抜けてユルいんだが、どっかに芯が残る煮込み加減はこのアニメらしい
というわけで幸運にも重なった休日を、同僚の神木とリラグゼーションに回す、功徳な娘っ子たち。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月29日
こういう発想に時間と労力使うの、がまがまで働いて、自分が『頑張る誰かを応援したい人』だと分かった風花らしいなぁ、と思う。
(画像は"白い砂のアクアトープ"第17話より引用) pic.twitter.com/dzkVXfj37B
無論第7話でおじいが提案した息抜きが、くくるたちの中でいい思い出として残響してて、今度はもてなす側に回りたかった、てのもあるとは思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月29日
予定表のマス目を突き合わせて、休める日をチェックする仕草が、もう学生じゃない彼女たちをよく教えてくれる。
最初のお客さんは元々の人格も柔らかく、コミュニケーションもスムーズに行ってる二人。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月29日
マリナさんも水族館バカであることを確認し、一気に間合いを詰めるくくるを尻目に、無防備に肌に触れてくる女、触らせる女。
この夏…”何か”が開始(はじま)っちまうッ!!
寝言はさておき、二期になって初めてがまがまが身内以外に肯定されたのは、結構大事な突破口かな、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月29日
無くなったとはいえ、くくるの心のなかに消えていない地域密着型水族館にも、独自の良さがある。
まりなさんが言ってくれたことは、大事な事実だ。
打ち解けた現状をスケッチする今回、一切顔を出さない日野聡声の経済オバケ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月29日
彼がぶん回す”理”に、がまがまの良いところをぶっ刺して、経営最優先主義に土の温もりを足していくのが、今後のくくるのミッション…だと思うが、さてどうなるかなぁ。
デカい壁に自分を認めさせるためにも、より良く”仕事”していく上でも、仲間の協力、相互理解は大事で。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月29日
ただただくつろいで欲しいと作った”海風月”は、この物語が未来を闘う前線基地として、結構大事な場所になるかも知れない。
こうして語らう所まで来るの、長かったなぁ…。
ていう感慨を作るために、二期(特に第13話)を暗く硬いムードで包んで、突破のカタルシスが生まれるよう話を運んできたんだろうけど。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月29日
がまがまの身内主義的温もりを出て、ティンガーラのシビアなビジネス感覚に切り替えた話運びが、また一つギアを変えてきてる印象。
まぁそういうのは横において、”海月風”にやってくる連中はきっちり休んでほぐれまくりだがなッ!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月29日
各々思い思いのやり方で、しっかり準備されたリラグゼーションに浸る姿は、ほっこり優しくていい感じ。
(画像は"白い砂のアクアトープ"第17話より引用) pic.twitter.com/sC7bYlMhM2
空也さんの女子無理が周知されたり、部署の垣根を超えてお互いを知り合ったり、職場でのコミュニケーションをスムーズにする契機としても、いい仕事してると思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月29日
そういう場になるように、色々アイデア出して手を動かして、魅力的なイベントを多数取り揃えたのは偉い。
スキンケアとかヨーガとか、風花がアイドル時代に経験したことがこういう形で活きてる描写、何事も無駄になってない感じがあって、凄く良い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月29日
『どう歳をとっていくか』って、ジェネレーションギャップ…と、そこを埋める健やかな橋を大きく取り扱ってる、このアニメにとって大事なテーマだと思う。
人生経験値も見えてる世界も違う人たちが、お互いをやがて行く場所、既に来た場所の住人として、相手を認める。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月29日
がまがまからティンガーラへ物語の舞台を変えたことで、学生から社会人へのグラデーションが分断ではなく、連続として描かれたように。
やがて来る未来のサンプルは、他者の中に既にある。
こういう連続性を肯定的に描くためにも、既に終わった過去が現在で息してる描写ってのは大事で、今回それがしっかりあった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月29日
ここら辺、がまがまの子であるくくるが過去をどう活かすかにも繋がってくると思うので、結構大事な表現かな、と思う。
それはさておき、疲れ果てたバツイチ子持ちを裸に剥いて、スゴい声出させるぞッ!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月29日
あんだけバリア分厚かった知夢が、くくるに素肌を触らせ、自分もくくるに触れるのマジで”変化”だなぁ、と思う。
(画像は"白い砂のアクアトープ"第17話より引用) pic.twitter.com/2vHQt1njsn
男子勢が登場して、空也さんがいい塩梅に調子に乗ったのも良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月29日
雫くんにめっちゃ構う姿、俺の中で花丸好評価ですよ。(優しくされてるボーイの笑顔が好きマン)
あと比嘉くんが職場よりもさらにバカで、アクセル全開だったのも良かった。この人面白いなーホント。
ワイワイ賑やか朗らかに、皆で楽しく過ごす休日。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月29日
それを誰が見守ってるのか、たこ焼き捧げた小さな仏壇が雄弁に語ってるカットが、不意打ちでよく刺さる。
これもまた、終わってなお続いているもののスケッチなのだろう。
前回抱え込んだ秘密をさらけ出した知夢が、雫くんを大事に大事に愛しながら笑ってる姿…それを共にある他者に見せれてる状況が、僕は凄く嬉しかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月29日
やっぱなー…孤独は良くないッ!(唐突に真理をパなすマン)
(画像は"白い砂のアクアトープ"第17話より引用) pic.twitter.com/dLbpuWBauN
男衆もしんみり線香花火で、家庭事情を共有してたり、ビジネス一本槍だと抜け落ちてしまいがちな共同体意識が、三人娘の努力で上手く育まれてる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月29日
今っぽい楽しさが随所にあるんだけど、押し付けがましくなく、大事なものがしっかり宿る。
ティンガーラの落着地も、こういう雰囲気になる…かなぁ?
顔見せなかったうみやんが、雅藍洞さんのガス抜きに勤しみ、若人を慮ってあえて出てこなかったと判るの、大変良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月29日
テキトーに見える飼育部長も、当然ストレスは溜め込んでいて。
それを吐き出させてあげるのも、”海月風”とはまた別の、同年代の功徳なのだろう。
かくして賑やかな一日が終わり、うどんちゃん謹製のご褒美に舌鼓を打ちながら、くくると風花は特別な距離で笑い合う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月29日
毎回『今夜…キメるッ!』っていう空気を出すな、キミらは。
色んな人の幸せのため走り回れるのも、アナタがいればこそ。
(画像は"白い砂のアクアトープ"第17話より引用) pic.twitter.com/dzEaxIWR33
美しき天ノ川(てぃんがーら)が見守るエンドカットと合わせて、しっとり落ち着いたいい終わり方でした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月29日
色んな星が集まって、まばゆく輝くミルキーウェイ。
違うからこそ摩擦もあって、働く内に疲れもたまり、でも饗し饗される関係の中で、解れて繋がるものが、確かにある。
そんなことを確認する、安らぎのエピソードでした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月29日
水族館の使命の一つにも”リラグゼーション”があって、それを供する側もこんな風にくつろぐし、そうしてもらうことでもっと良く、為すべきことを為せる。
そういう職責の部分にも、ちょっと視線が延びてる話かなー、とも思う。
とまれここまでのお仕事奮戦記を経て、くくると風花とうどんちゃんが誰かを饗す余裕、そこから自分も喜びを得る豊かさを掴めたのだと、しっかり示してくれて、とても良かったです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月29日
仕事をバリバリこなす以外にも、こういう形で”成長”を感じられるの、良い見せ方ダナー、と思う。
次回も楽しみッ!