プラオレ!〜PRIDE OF ORANGE〜を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年11月17日
夏休み到来!
愛佳たちは縁を伝って、灼熱の沖縄にいた。
よく遊び、よく笑い、よく働き鍛える日々の中で、薫子は課題に悩んでいた。
チームの大黒柱として、思いを言葉にする。
引っ込み思案のゴーリィ、真夏の挑戦が始まる!
そんな感じの水着回であり修行回であり、薫子の個人回でもあるプラオレ第7話。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年11月17日
『きららアニメ(概念)かよ…』と思わず突っ込む、緩くて楽しい空気は前半で終わり、沖縄の地でもドリームモンキーズは結構地道に汗を流し、課題を克服していた。
このどっしりした足運びは、やっぱ好き。
休暇っつうことで肩の力が抜けた日常が描写され、前回一つの壁を超えた優が仲間に馴染んでる姿とか、可愛い変人っぷりがガンガン表に出るようになった尚実であったりとか、色々見れたのも良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年11月17日
チンアナゴに異常な熱量を見せる尚実に、ベタベタ引っ付く梨子の姿も、また良し。
条件のいいバイトに勤しんだり、沖縄の太陽の下はしゃいだり。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年11月17日
たいへん緩く肌色面積の多いエピソードなのだが、相変わらず杉浦監督がいい塩梅に課題を出して、しっかり修行にもなってるのがプラオレらしい。
全国選手権つう目標の前に、活躍の裏打ちを重ねとくのは大事やね。
問題点を指摘するだけでなく、それを克服するための具体的なメニュー渡した上で自主トレ期間に入れるのが、とてもこのアニメらしいと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年11月17日
フィクション中のスポーツだと、時々すっ飛ばされる部分だからな…体軸強化組が地味にキツい坂道トレやってるの、『やってんな!』って感じで良かった。
んで、今回の主役に課せられた課題は声出し。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年11月17日
ゴールを守る守護神は、チームの大黒柱。
三歩下がって親友の背中についていく、引っ込み思案の薫子が果して務まるポジションなのか、言われてみりゃ確かに気になる。
高速、高圧力のアイスホッケー。意思疎通を欠けば、危険なクラッシュにも繋がる。
それが本番で炸裂する前に、”遊び”であるビーチバレーでプレイ中のコミュニケーション不全を描き、それを克服してプレイが円滑になる様子を見せてたのは、なかなか上手いなぁ、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年11月17日
余暇だからこその緩さを、課題がシリアスになりすぎない柔らかさに生かした、つうか。
薫子が自覚しつつ越えられない壁を、超えさせるのはやっぱり愛佳で。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年11月17日
第3話の真美、第6話の優と、チームメイトの問題を強い気持ち、的確な導きで突破させるキャプテンシーは、彼女の強みとして明確に描かれている。
『脳天気だが、やるときゃやる』という、一種定番のキャラ造形。
そこに具体的な描写が重なることで、人物造形が看板倒れに終わらず、『この子はこういう子なんだ』という納得と期待が、しっかり生まれてくる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年11月17日
プラオレ特有の腰の落ちた歩みは、そういう強みがあると思う。
日常生活における優の優しさと、氷上の狂気の描き方とかね。
愛佳は露骨にバカとして描かれとるのだが、大事なところは見逃さない人でもあり。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年11月17日
ずっと自分たちの背中を見守ってくれた薫子の強みを、本人よりもしっかり見据えて、真っ直ぐ思いを伝え、羽ばたくのを助けている。
ただ高圧的に正解を突きつけるのではなく、相手の芯を見て手を引くスタンスだ。
この真っ直ぐなバカっぷり、嫌味のない闘志が彼女の背骨となり、作品の支えにもなってる感じはある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年11月17日
今回の(実質)沖縄合宿で蓄えた実力が、本気の勝負で発揮される時、泣かない彼女の資質がどう炸裂するか、僕は結構楽しみである。
”将の才”ってのが、ちゃんとあるのだと描かれてる印象なんよね。
いかにもゆるふわ暖色系主人公に見えて、かなりギラついた闘志が体内に燃えていて、それが涙を吹き飛ばす靭やかさ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年11月17日
それはアイスホッケーという、接触が激しく高速高圧で、チームの連帯と個人の心が試される競技の真ん中に立つ上で、大きな強みだと思う。
大きな声がコートに弾ける、薫子の覚醒。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年11月17日
ゴールと選手の背中を守る大黒柱が一皮むけたのは大きいが、そうさせた主役の器量が見えたのは、とてもいい事だと思う。
話と試合の真ん中に愛佳が座ることに、納得行く描写が多いんだよな。主役が主役らしい、というか。
というわけで肌色沖縄バカンスで釣りつつ、チームが躍進する土台、頼もしきゴーリィの覚醒をしっかり描く、思いの外骨の太い特訓回でした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年11月17日
ラッキーが積み重なる沖縄バイト旅を、こういう活用の仕方してくるの面白いなー、と思った。
マイナースポーツの新人チーム、ゴリゴリの合宿組めないもんなぁ…
チームメイトの資質を目覚めさせ、いつでも真実がブレない愛佳の頼もしさも、しっかり描かれました。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年11月17日
主役が間違えない安定感あればこそ、話の柱が揺すぶられ、それを超えて飛躍する展開にも期待が高まります。
沢山笑って強くなったこの夏の後、どんな物語が待つか。
次回も楽しみです。