イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プレイレポート 21/11/19 プリンセスウイング『ずっとお城で暮らしてる』 

今日は助清さんと千本松さんと一緒に、プリンセスウイングを遊びました。システム初体験のお二人に、楽しんでもらえるか超緊張ッ!

シナリオタイトル:ずっとお城で暮らしてる システム:プリンセスウイング GM:コバヤシ

千本松さん:前町友飛:17才女性:レッドフード/レッドウイング かつて棒高跳びの選手であったが、諸事情から挫折を知り、プリンセスの翼に新たな夢をかける少女。背中の傷は前に進もうとする心を足踏みさせるが、プリンセスとして戦い笑い合う日々の中で、何かを掴めるか。
助清さん:目代舞:17才女性:マッチセラー/グリーンウイング 有名女優であり伝説のプリンセスである母の背中を追い、誇り高い生き様に邁進するお嬢様プリンセス。人の為すべき正しい生き様を、背中に宿して真っ直ぐ走る姿は眩しく美しい。ポンコツで腹ペコ。

こんな感じの二人で、永遠の今を繰り返す遊園地に挑んでもらいました。
つうわけで、二度目のオリジナルシナリオです。
初めて遊ぶにしては結構な変化球なわけですが、流石に練達のPL,システムの勘所を独自につかみ、自分のキャラクターと物語にしっかり向き合いながら、いい具合に楽しんでいただきました。
おふたりとも目の前に差し出された物語、その中にいる自分のキャラクターに真摯に向き合い、隣りにいる相手の顔をしっかり見据えながらゲームをやっていただけるので、お話を一緒に作り上げていく仲間として、つくづく頼もしい。
やっぱGMとしてもシナリオライターとしても自分なりの思いを込めて物語を編むわけで、こういう本腰で受け止めてくれるとやりがいも嬉しさもひとしお、大変ありがたいですね。

自分としては一回目の焦りみたいのを上手く制御して、いい塩梅にPLの反応を見ながらマスタリングできた……かなぁ。
やっぱ描写がやや走りがちで、GMが喋りすぎる傾向はあるので、思い入れにどう軛をつけて乗りこなしていくかは、ずっと自分なりの課題だなぁ……許容範囲に収まっているとは思うけど、気をつけたい。

戦闘は思いも寄らない激戦となって、大変印象的でした。
一瞬前まで永遠の今に後ろ髪を引かれていたプリンセスが、撃墜上等のベタ足超砲撃戦を敢行し、ビーム飛び凝った後の荒野で後続に全てを託して立ち往生した瞬間、異様なメカ萌時空が発生してた。
やっぱピーキーでエッジの立った戦闘システムにより、ロボモノで燃えるシチュエーションが、データ的最適解を追い求める中ズドンとおっ立つのは、よく出来たシステムだなーと思う。
あと変則のパワードスーツモノなので、ロボに乗るよりキャラと機体が”近い”つうか、ドラマと戦闘の主体がズレない感じもあるなーと、今回思った。
これはプレシャスエイドに向けて、人間の魂が触れ合う瞬間をミドルと戦闘を通じて演出して、それを通じて見つけたものが物語を決着させるシステム構造もよく効いてると思う。
色々世知辛い世界の現実を、遠くに突き放すのではなく身近に引き寄せた上で解決していく手触りみたいのが、上手くゲーム体験に落とし込めていると思う。
そしてそれは、救済を扱うジャンルに取ってたとても大事なことだ。それが感じられたのは、やっぱPLが楽しく、真摯に物語に飛び込んでくれた結果だと思います。

というわけで、大変楽しいセッションとなりました。同卓していただいた方、ありがとうございました。