ヴィジュアルプリズンを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年11月26日
新曲作成のために、ヴァンパイア専用のホテルに籠もったO☆Z。
LOS†EDEN、ECLIPSEとも邂逅し、楽しいバカンス…の、はずがッ!
真祖の姫君・カルミラとして覚醒したイヴの悪戯で、ホテルは狂気の迷宮と化した!
ケモミミ乱舞のやりたい放題、一体どうなってしまうのか!
そんな感じの公式供給同人誌、ALLキャラ☆ギャグな感じの、ヴィジュプリ第8話回である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年11月26日
箸休めというにはあまりにも投げっぱなしで大暴れ、どう受け身取ればいいのか常に悩まされるヴィジュプリでも、屈指のカオスを叩きつけてきやがった…。
あ、お話の機能としては設定説明回ですね。狂いすぎてるが
『主要キャラの年齢設定とか裏設定とか過去話とか、全員が一堂に会する場をつくんないとやれないネタを一箇所にぶち込みつつ、せっかく大人数でワチャワチャすんだから狂おう』という、合理的なんだかクレイジーなんだか良くわかんない、非常にヴィジュプリらしいオフタイム回といえる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年11月26日
状況としてはなーんも進んでないが、地ならしと種まきは結構抜け目なくやってて。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年11月26日
ハンター以外に、もう一つネタ隠して感じのイヴの伏線回収したり、エルダー勢の年が見えたり、相変わらずロビンがブラコンでキモかったり、まぁ色々あった。
混乱に乗じてベタベタ触りすぎなんだよなぁ、アイツ…。
『真祖の姫君と共存してる多重人格キャラだから、七海さんを声優に選んだんだなぁ…』という、メタ領域での納得とかもあって、なかなか楽しい回だった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年11月26日
前々からエッチなお兄さんだったが、ついにピンクの薔薇を媒介術具に魔法少女やりだしたからな…マジでやりたい放題だよッ!
リズ450才、ギルとECLIPSEが250才、サガ60才と、エルダーがどんくらいの人生経験値かも見えて、解像度上がる情報だったな。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年11月26日
最も古きヴァンパイアで450才なんだから、1000歳超えのカルミラがどんだけ規格外かとか、それを死の寸前まで追い込めるイヴのヤバっぷりも解った。銀剣のハンター、強いな…。
カルミラ覚醒からのドッタンバッタンは、EDと合わせて俺たちが見たいヴィジュアルプリズンをサービスしてくれた…というべきか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年11月26日
このお話の吸血鬼、みんな基本的に良いやつなんで、仲良くしてる姿を見れるのは眼福。
まぁ終盤ガチるから、不足するだろう栄養素をここに置いた、つう話でもあるんだが。
認識と時空を歪める幻術は”不思議の国のアリス”風味があって、好みの見せ方である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年11月26日
カルミラは相当なクソアマなんだが、何しろ可愛いので全部許しちゃう姫力に満ちあふれていて、今までなかった感じの真祖描写で好き。
振り回される方は、たまったもんじゃねぇけど。
有象無象が術に振り回され、キレた解決を模索するよりも早く、主人公は正解にたどり着く。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年11月26日
一生猫耳問題なし、友達を返すのが優先。
瞳を揺らさず答えられる心が、アンジュの強さでありこのお話の大事な正解なのだろう。
超絶カオス回に、そういう描写混ぜるのズルいなぁ…。
同時にダンピールの真実を伝えることで、アンジュが向き合うべき宿命が顕になってもいる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年11月26日
ヴァンパイアとして永遠の夜を、どう活きるべきなのか。
流されるまま生きていた少年は、種族や寿命という本来揺るがせない運命も、自分で決めるべき段階に来ている。
僕はこのお話が、トンチキな要素…例えばディミトリ様の生ケツドアップとか…で楽しませつつ、少年が歌を通じて自分を見つけていくジュブナイルの要素を、しっかり積み上げてる所が好きである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年11月26日
アンジュがちゃんと悩むべき問題に悩めばこそ、青臭い思いが物語に宿る。
それはともすれば退廃に飲まれる永遠の夜に爽やかな風を生み出し、彼の周囲に集うものが過去を超えて未来に踏み出す、大事な足場にもなる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年11月26日
少年として、未来を力強く決断する。
その姿を見た仲間が運命を選ぶ切っ掛けに、無意識ながらしっかりなっているから、アンジュはO☆Zのセンターなのだ。
なのでダンピールの半端な宿命とその突破口、アズミノに置き去りにした家族と過去に、アンジュが向き合う種まきをちゃんとやってる所は、今回結構大事なポイントだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年11月26日
いやまぁ、あまりにもやりたい放題のカオス過ぎて、そういう巧さが霞がちなさくひんなんだけどね…。
IT時代を活きるヴァンパイアっていう、前回のLOS†EDEN全世界同時ライブでも活きてた要素が、幻術貫通して情報共有させる携帯電話のありがたさで描かれていたのも、面白いポイントだった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年11月26日
吸血鬼2021の描き方として、結構エッジ効かせてるの好きよ。現代ゴシックコメディとして、仕上がりが良い。
あ、最強の真祖として物理戦闘とか野蛮なことはせず、全て薔薇色の幻と夢に包んで翻弄してくるの、エルダーの書き方として凄く好きです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年11月26日
今回の騒動もイヴとの決着も、気まぐれお姫様なりに納得して、”坊や達”の想いを尊重して遊んであげた結果なんだろうなぁ。
己の生き死に含め、全ては麗しき戯れ。
音楽にマジ真摯で、常時熱血なメインメンバーでは描けない吸血鬼像を、強キャラゲストで魅せる回でもあったかな。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年11月26日
なんだかんだ、”吸血鬼”を扱っていることに凄く自覚的で、文脈を踏まえて魔球を投げている作風なのは、俺的に凄く大事なんよね。
基礎を踏まえず”型無し”にならず、しっかり”型破り”つう
というわけで訳の分からねぇパワーに満ちた、ヴィジュプリらしいオフタイム回でした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年11月26日
ここまでお話を見せてもらって、みんなを好きになっていたので、オールキャラでワチャワチャするエピソードは嬉しかった。
地獄のバカンスで英気を養い、次回は故郷探訪。
ECLIPSEをどう書くか、大変楽しみです。
追記 アニメを好きになる上で、敬意ってのは大事だわな。キャラが作品世界や視聴者に向けるものもそうだし、キャラが視聴者から引き寄せるものもそう。
しっかし前回のライブ準備といい今回のレコーディング風景といい、人間世界に基盤を置くアーティストとして、真摯に音楽と仕事、ファンに向き合ってる姿を地道に積み上げてるの、ありがたい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年11月26日
そういうカタい部分までおちゃらけられると、音楽モノとしての信頼がフニャるわけで。
『ケモミミも生やすしキャラ崩壊大暴れもするが、音楽を作り上げ届ける各局面にはガチだぜ!』って場面を、毎回しっかり描いてるのは偉いよね。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年11月26日
それは幻術でファンを誤魔化さない、人間社会への尊重でもあるわけでさ。
なんだかんだ、カチッとしたアニメだと思うよヴィジュプリ。