プリンセスコネクト!Re:Dive Season2を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月2日
怪獣島を訪れた”美食殿”は、”自警団”の自称名探偵・カスミ達と出会う。
シャドウの群れから生まれたカスミの影・キーリとの触れ合いなどもありつつ、2つのギルドは村に迫る巨大ゴーレムを迎え撃つ。
そんな時、不思議な蝶が舞い降りて…!?
そんな感じの”自警団(カォン)”編前編、意味深要素がてんこ盛りな坂詰嵩仁大暴れエピソードである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月2日
常時キャラがうねり続け、背動爆発どんとこい。
FGOのPVなんかで存在感を示してる動きまくりな作画力が、存分に暴れる話数となった。
PVクオリティが一話ぶっ続くと、正直脳が疲れるな…。
ゴーレムの巨大感を生かしたアクション、2ギルド合同の防衛戦が、スケールがでかくメリハリの効いた作画でよく暴れていたと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月2日
これまでの冒険は全体的にコンパクトに仕上げて、”美食殿”日常の一コマという空気を崩さなかったので、ここでの大勝負感はなかなか面白い。
とはいえお話としては露骨に”来週に続く!”で、冒頭ユウキくんの謎めいた夢から始まり、対話可能なシャドウ、”七冠”を名乗る不思議なロリと、世界観の真芯に迫りそうなネタがてんこ盛り。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月2日
ペコ公もクソ簒奪者に呼びつけられちゃったしなぁ…ゴーレムも健在だし、一体どうなるのか!
カスミの解説を聞くだに、この世界は”七冠”なる賢者によって創造されたようだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月2日
そして冒頭、カイザーインサイトと対峙するユウキくんの周囲には、”七冠”が勢揃い…らしい。
つまりユウキくんの失われた記憶(その発露が冒頭の夢?)は、世界の成り立ちそれ自体と深く関わっている…感じかな?
ペコリーヌが名前と家を奪われ、その奪還を目指す流離する貴種であることは既に描かれているが、ユウキくんはランドソル王国のスケールを超え、過去と記憶(あと成人としての人格)を剥奪されて世界をさまよう、もう一人の神話級ロイヤルだった…とも読み解ける。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月2日
アメス様の意味深感情は、そこ由来か
何しろ当人が全部忘れて赤ちゃんになったので、ユウキくんの記憶(とそこに繋がる、前回ユニちゃん先輩が接近して諦めた世界の真実)は、早々簡単には表に出てこないけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月2日
今回”名探偵”と接触することで、そこにグイッとメスが入っていくのは面白い構成だ。
表面的には今回の事件、いつものクエストの延長線上にある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月2日
ファンタジックな風景の中で仲間と力を合わせ、巨大な困難に立ち向かい、誰かを守る。
キャルちゃんはいつも以上にブルブルあざとく震えて泣き、クソ皇帝から貰った露骨ろくでなしアイテムに瞳を輝かす。マジ悪の幹部やめなッ!
シャドウが溢れかえったり巨大ゴーレムとやりあったりするのも、まぁ”いつもの冒険”の範疇である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月2日
だが、対話可能なシャドウ”キーリ”の存在は、見逃せない新要素だろう。
今までシャドウは邪悪なる謀略の副産物、人間型の災厄でしかなかった。
しかし”キーリ”は独自の人格を持ち、カスミの形で喋る。
カスミ≒霞≒/霧≒キーリってことで、似ているが非なる存在、異質だがどこかが繋がっている存在として、彼女は此処に立ち現れたのだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月2日
サブタイトルのミロワールも、フランス語で”鏡”を意味する、手鏡型のクッキーだしね。
シャドウは人間の…あるいはどこか歪なこの世界の鏡、という感じか。
そんなキーリは無邪気にユウキくんと触れ合い、彼だけに特別な反応を返す。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月2日
なぜキーリは、ユウキくんを”センパイ”と呼ぶのか。
そのオリジナル(?)であるカスミとは、この島で初対面…のはずなのに?
前回ユニちゃん先輩を触媒に、世界の謎に焦点を合わせたことが、しっかり効いてる印象だ。
ユウキくんとキーリ…あるいはシャドウという存在を結び合わせる素材がまだまだ足りないので、確たる事は言えないけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月2日
突如存在感を増してきた”七冠”がこの世界の成り立ち、そしてユウキくんの過去と深く繋がってそうな雰囲気と合わせて、ただのモンスターではない印象が強い。
三連プリンセスストライクで戦術兵器級の強さをアピールしたペコリーヌが、名前と家を奪った仇の前に呼ばれたのも、”七冠”の一人であるカイザーインサイトが直々に、色々喋る場を作るため…だろうしね。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月2日
あと強ユニが急に消えると、絶望感がパない。ゴーレムのデカさ強さも、しっかり演出できてたし。
”七冠”、シャドウ、ユウキ、世界。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月2日
バラバラのピースを推理で繋ぎ、物語の全体像を暴くのが次回になるのか、あくまでその輪郭だけをなぞるのか。
第一期ではあえてそういう領域に踏み込まないことで、アニメ独自の面白さを造ってきたと感じたこの作品が、デカい謎をどう扱っていくのか。
そういうシリーズ構成の領分にも、個人的な興味があったりする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月2日
第2話でキャルちゃんと皇帝の冷たい共犯関係、第3話でユニちゃん先輩と世界の謎を俎上に載せた上で、折返しが見えてくるこのタイミングで前後編…。
どのタイミングでどの情報に注目させるか、かなり精妙な印象。
逆に言うと、色んな所に埋め込んだ伏線をひとまとめに繋ぎ合わせて、世界観の謎を白日の下に晒すべく、このタイミングで”名探偵”登場となったんだろうけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月2日
さて、カスミが見据える謎の答えとは?
冷たき王宮に囚われた、ペコリーヌの運命は?
巨大ゴーレム大決戦の行方は!?
前後編にふさわしく、強いヒキで次週に持ち越すの、とっても良いなぁと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月2日
”七冠”の一人らしいネネカが囚われのヒロインをやって、彼女…が背負う世界の真実が、ユウキくん属する”美食殿”と上手く接近するよう配役されてるの、巧いなぁ、と思う。
成り行きでも助けてしまえば、情も縁も繋がる。
『ゴーレムを止めて村を守る』っていう、冒険者たちに見えてるクエスト目標と、『秘められていた世界の真実を伝える』っていうGM目線の狙いの結節点なんだろうな、囚われのネネカは。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月2日
…『シャドウが世界の成り立ちに強く関わるとして、じゃあ何でネネカ本体を優先して狙うんだ? 』つう疑問もあるな。
”カルミナ”はツムギ、”なかよし部”はユニ、そして”自警団”はカスミ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月2日
人数たくさん捌くミッションを、1ギルド一人のキャラクターを選んで焦点を合わせ、物語の軸をぶらさずに進めていく手腕も健在でした。
アニメからだと、やっぱ話の中心が鮮明なのはありがたい。原作ファンはどーなんだろう?
大暴れアクションの中に沢山ばらまかれた謎の種が、どう発芽して花を咲かせるか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月2日
そうして見えた新しい景色に、記憶喪失の主人公と彼のギルドを、どう位置づけていくか。
次週はかなり大事な話になりそうで、とても楽しみです。
デカい話が回っても、”美食殿”を暖かく描く手触りは活かして欲しいね。
…情報量がかなり多い、ともすれば伏線喋ってるだけで画面が止まる面白くねー回になりそうだからこそ、最強原画陣フル動員の大暴れ回に仕上げたのかなー、と思ったりもするが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月2日
水着回で作画を休めるののさかしまで、ドラマ的に谷になりそうな出題編をこそ、カロリー高めで押し切る…みたいな。