その着せ替え人形は恋をする を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月20日
”割り勘”の魔力に見せられ、”烈!!”合わせの提案を受け入れた寿叶。
良いコスプレは原作理解から! というわけで、新菜は海夢とDVDを鑑賞することに。
完全に好きピとお家デートな状況に舞い上がる海夢だったが、なかなか夢想どおりにはいかないもので!?
そんな感じのコスプレ青春群像劇、着せ恋第7話である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月20日
状況が本格的に動き出す前の、ちょっとユルい時間をゆったり描く感じで、日常モノの味わいがあるエピソードだった。
第1章は全ての場面が綿密に計算され、隙なしなミッチリした構築だったので、このユルさは新鮮な感じ。
スペースがあると色んなものが描けるので、登場人物が今どんな場所にいるのか、現在位置を多角的にスケッチした回ともいえる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月20日
海夢ちゃんの恋事情、五条くんが描く人形の顔、流されつつも親身なジュジュ様。
出会いを通じて、広がっていくそれぞれの世界。
それをマッタリ楽しめて、なかなかいい塩梅だった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月20日
ある意味ロスタイムみたいなやや弛緩した空気も、これまでどおりの超クオリティで描かれるので、一瞬宙に浮くみたいな不思議な感覚があるんだよな…。
力んででなくても、アニメとしての筋量自体はデカい、みたいな。
ユルっとした感触のエピソードなんだが、コスプレイヤーの金銭事情とか、テープを使った顔の作り方とか、細かい所に漂うリアリティが上手く全体を締めてもいて。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月20日
やっぱ豊富な取材量が、いい意味でのユートピア感を下支えしてる感じは強い。
夢みたいな青春を、ビシッと落ち着ける良いスパイス。
家族であり師匠でもあるおじいちゃんから、五条くんが褒められるシーンが好きで。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月20日
”人形作り”っていうバックボーンが、衣装作り初体験、二週間のデスマーチを一気に駆け抜けるスーパーマンの言い訳で終わらず、”コスプレ”と相互に影響し合いながら成長してる描写は、なんかホッとする。
題材として選んだものに敬意を払い、ちゃんと尺使って報われる様子を描いているのも良いし、コスプレを通じて出逢った人や気持ちが、職人としての…人間としての五条くんをより良くしていく描写が入ることで、メインテーマの値段もあがる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月20日
横道に逸れたように見えて、出会いが新風を呼び込んでいた。
その意義を噛みしめることで、五条くんも残念なく”コスプレ”に全力投球できるわけだし。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月20日
こういう部分をフォローする描写を挟めるのも、あんま本筋に汲々としない、肩の力が抜けたエピソードの強みかもしれない。
恋に恋する海夢ちゃんの可愛さも、たっぷり供給できるしねッ!
お互い心臓バクバクながら、”フツーの友達”を装って距離を維持しようとする二人が、大変可愛かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月20日
熱視線が見据えてる場所は同じなのに、それが交わらぬもどかしさ、甘酸っぱさ…すれ違いラブコメとしてのエンジンも、ジュジュ様編で本格的にブン回ってきた感じがある。
五条くんがジェントルながら健全に性欲パンッパンで、放散されるエロスに翻弄されている様子も、また可愛らしい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月20日
恋心を自覚しても、海夢ちゃんは相変わらず自分の武器に無頓着で、それにブスブス刺されて悶える五条くんはチャーミングである。
まぁ五条くんも、無自覚に海夢ちゃん刺してるしな…。
このお互い様な身悶え模様が、”合わせ”というイベントを通じてどう変化するか…あるいはしないのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月20日
そこら辺もたっぷり楽しめるのが、色んな要素を貪欲に盛り込みつつ、端正なバランスを維持しているこのお話の良いところだろう。
色んな面白さが高精度なのは、まぁ強ぇ。
アニメでブーストされた面白さとして、劇中作への異様なこだわりが、今回は元気だった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月20日
初代プリキュアに宿るDBテイストを、他社による作中パロディという形で本腰入れて再話されると、メタ的な多層のネジレに困惑しつつ、凄く奇妙な充実感がある。
月の描き方とかは”セーラームーン”だし、主役の声と捻れたキャラ配置は”CCさくら”だしで、凄く奇っ怪なキメラなんだが、各パーツがよく磨きだされて繋がっているので、作品として異様な存在感があるな、”烈!!”…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月20日
『いかにも魔法少女っぽいもの』というオーダーに、Clover Worksがどう応えるか。
その諧謔と技芸を確認するメタな面白さも、第2章の味か。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月20日
本編食うほどドッシリはやらないけど、腰を据えて軽妙にパロディして、主人公たちが追いかける作品の味がどんなものか、視聴者にも伝わるように描く。
その姿勢は、やっぱ好きだな。
ジュジュ様編は、第1章で描いた”コスプレってこういう感じ”を更に発展させて、新しい景色が見えてくるのも楽しくて。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月20日
携帯じゃなくカメラで切り取る撮影もまた、そんな面白さの一角なんだが…さてそれを担当する、ちっちゃいお姉ちゃんのでっかい妹。
凸凹姉妹との交流も本格始動!? で、次回に続く。
広がっていく世界に戸惑いはあれど、相手の”好き”に敬意を払い、自分の”好き”を熱く信じていれば、必ず良い結果が待ってる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月20日
そんな”好き”讃歌でもあると思うので、心寿ちゃんとどんな触れ合いを果たすかは、次回大変楽しみ。
乾姉妹、名前からして紗”寿”叶と心”寿”、二人で一人の”ジュジュ”なの好きね
つうかこうして確認してみると、ネーミングの文法が”JOJO”だな、などと思いつつ、凸凹姉妹がどんな間柄なのか、本腰入れて書いてくだろう次回も大変楽しみです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年2月20日
今回投げた軟球が、腰の入ったメインストーリーでどうカウントを作ってくるか。
そういう構成の面白さも、次回以降確認したい所ね。