かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック- を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月22日
今回もスタンダードな三本立て、柏木さんの闇とマキちゃんの可愛さが覗けるW恋愛相談と、久々の頭脳戦要素が顔を出す生徒会の放課後。
矢継ぎ早で心地よく力んだ演出が楽しく、たっぷり”かぐや様”食ったな、という印象が強い。
開幕いかにも火サスっぽいけど火サスじゃないBGMから始まり、柏木さんの闇っぷり、それに引っ張られるかぐや様とうろたえるミコちゃんという構図が、やっぱ面白い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月22日
柏木さんのネトついた嫉心が画面に映ると、かぐや様の面倒くささもグッと強調されて、全体的な解像度が上る感じ。
小さな事に振り回され、自分を制御しきれない恋のままならなさ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月22日
器の小ささと愛の大きさがカチあい、とんでもない暴挙に大暴走する姿は、やっぱり見てて楽しい。
完全に光が消えた漆黒の瞳が、お気楽ラブコメでやっちゃいけない色過ぎて良かった。それ金カムとかの色合いだから…。
柏木さんの勘違いっつーオチ自体はすぐさま予測できるのだが、そこに至るまでの全力やり過ぎ加減がやはり面白く、第1エピソードの粘ついた質感が、第2エピソードでのマキちゃんの可愛さを際立たせもする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月22日
あんな核地雷よりマキちゃんが…とも思うが、そこばっかりはタイミングと運である。
運命の悪戯で軽薄に転がるのも恋であり、思い思われズッポリ太く繋がっているのに、形にならないのもまた恋である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月22日
味の濃いサブキャラクターで笑いを作りつつ、お話の主題を色んなキャラ、色んな角度から照らすのは、巧い話運びだなぁ、と思う。
全体的に勢いが良く、楽しいエピソードだった。
あとオチで男子と女子の感性の違いをサラッと書いて、違いがあるのに(あるからこそ)ツルンでる生徒会の空気がよく届いたの、結構好きです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月22日
ノリも性格も環境も違うけど、そういうの超えて仲良くやってる連中…が集うあの場所自体が、僕は好きなんだろうな。
そこを引き継いでの第2エピソード、上がったり下がったり忙しいマキちゃんの恋愛相談エピである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月22日
強がったり死にかけたり、緩急激しいけど根は素直なマキちゃんが、大変可愛らしかった。
ああいう弱い生き物に、相談相手が出来て気持ちが楽になるという、ドタバタの中に小さなホッコリがあるの好き。
『好きな人に似てるから好き』という、白銀くんの純情がよく見えたのも、また良かったな。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月22日
後にコインゲームで策謀を巡らせつつ、かぐや様と一緒にモヤついてる思いの紐を潔く引っ張って、誤解を解こうと努力する姿と合わせて、主人公の爽やかな侠気が感じられる回でもあった。
演出のシンプルな面白さ、多彩な見せ方の工夫とかも含めて、色んな感情が元気になるのが、このアニメ見てて良いところだなー、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月22日
バラエティ豊かというか、笑いとか感動とか共感とか、色んな思いが複雑に重なって、でも透明度がある時代の面白さを、凄く真っ直ぐ表現してくれてる感じがある。
家格に雁字搦めになってなかなか身動き取れ無いマキちゃん(を鏡に、かぐや様も)が、そういう所外れた素直さを預けれる相手として、平民出ボーイズが助けになれる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月22日
お笑い青春日記に差し込む影として、”家”って結構大事にされてる話だと思うんだが、第2エピソードはそこを巧く照らしてきた。
”四宮に連なるもの”つうプライド故に、誰にも助けを求められなかったマキちゃんは、可愛さだけがかぐや様に似ているわけではないのだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月22日
とすれば、その鎖から”彼女に似た人”を解いてあげるのは誰か…って話でもあって。
サクサク気持ちの良いサブキャラエピに、主役混ぜ込むのが巧いわな。
そこ横においても、マキちゃんは可愛いし、その素直な可愛さを引き出せてあげられる生徒会ボーイズも、良い奴らだなと思った。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月22日
恋人にはならずとも、友だちが出来たのはマキちゃんにとって良いことで、今後もちょくちょく生徒会に顔だして、色々相談してくれると俺が嬉しい。
そして第3エピソード、藤原書記が枚数燃やして可愛さを稼ぎまくる合コンゲームである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月22日
ホント生徒会の連中、寄れば触れば一緒にゲームばっかやってて、仲良しでエエなッ! てなる。
異様によく動く藤原書記も本領を発揮している感じがあり、悔しいが大変に可愛い。根性ドブゲロの怪生物なのに…。
ルールの穴を突いた先読みに、それを上回る奇手。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月22日
久方に恋愛頭脳戦っぽい描写もあって面白かった。
やっぱどーでもいい放課後青春日記に、急に”カイジ”っぽい緊張感とモノローグ持ち込まれるの、異様に面白いんだよな。
作品の一番つえー所が、素直に顔出した感じがあった。
このミスマッチな面白さをより良く描くために、色んな工夫がしてあるのがこのアニメの良いところでもあって。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月22日
画面構成に凝ってみたり、クドく繰り返してみたり、存外普通じゃない見せ方をサラッと熟して、エピソードのカロリーを上げてる。
そういう技芸と心配りを見るのも、また楽しかったりする。
キャラがしっかり立って、素面で青春してても話が成り立つようになったので、あんま恋愛頭脳戦しなくなったけど。(二期の段階で、タイトルから消えてたし)
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月22日
久々にど真ん中に強く入れられると、やっぱり面白ぇな…と思わされる仕上がりだった。
藤原書記もよく動いてたし。悔しい…可愛いからッ!!
ドンチャン一騒動終わった後、夕日の中でしっとり”スジ”通しに来る白銀くんと、それを微笑みながら翻弄するかぐや様の組み合わせも、またお話のスタンダードに戻ってきた感じがあり。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月22日
やっぱ白銀くんが気持ちの良い青年だからこそ、このお話楽しく見れてる部分つえーよなー。
というわけで、とにもかくにも明るく楽しいエピソードでした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月22日
こういう調子からグッとシリアスに舵を切り、重い不意打ちがやってくるのもこの作品ですが、今回の楽しいコメディがそういう場所と切れてないのが、良いなと思います。
楽しい青春があるから、人生の苦しい部分も越えていける。
愉快なアホ騒ぎの裏には微かな暗さがあって、でもそれに飲み込まれないのは、一緒に日々を過ごす仲間がいるから。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月22日
そんなシンプルで真っ直ぐな青春讃歌が根っこにあることを、確認できるお話でもありました。
とても楽しかったです。次回も楽しみ!