ヒロインたるもの!〜嫌われヒロインと内緒のお仕事〜を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年5月5日
バイト中の負傷で、インターハイ予選落ちに終わったひよりの夢。
笑顔を作って迎えたマネージャ見習い最終日、”LIP×LIP”の二人はそこに在る影に気づいていた。
特別席に届けられる、貴方のための歌。
”アイドル”が、今出来ることをキミに…
そんな感じの楽曲モリモリダンス作画も気合十分! 勝負のターニングポイントたる第5話である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年5月5日
”LIP×LIP”が”アイドル”してるシーンも大変頑張っていたが、ひよりちゃんが一人涙する場面に異様な気合が乗っていて、太陽小町が曇るシーンが”癖”なスタッフが間違いなくいるな…と思った。
ここまで明るく楽しく元気よく、クソガキ共を引っ張る立場を疾走してきたひよりちゃんだが、頑張ったが故の負傷で夢に傷が付き、抑えられない涙が溢れる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年5月5日
その悲しみに気づき、手を差し伸べて恩に報いる立場へと、”LIP×LIP”が登っていくエピソードでもあった。長かった…ここまでが…。
『アイドルでござい』とふんぞり返り、ひよりちゃんの献身に報いないクソガキ共は何様だよ感強かったので、こうして人として為すべきことをしっかり果たし、アイドルだけが届けられるエールを彼らのジュリエットに届けられたのは、なかなか感慨深い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年5月5日
ここを深く刺すために、最低から始めたわけだしね
そんな風に他人の助けをちゃんと見れ、意気に感じ恩に報いる人物になったのは、やっぱひよりちゃんのおかげ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年5月5日
助け助けられ、お互い様で頑張っていく。
そういうフラットな立場に、主役とヒロインが到達するエピソードとなりました。
こういう変化の手応えがあると、やっぱ面白い。
とにかくひよりちゃんの曇らせ描写に”リキ”入ってて、『俺は太陽のような少女が、涙雨でずぶ濡れになる姿が三度の飯より好きなんだぁ~~』って声が、画面から聞こえてきた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年5月5日
いや僕はそんなんじゃないっすよ…元気で明るい子には、いつでも輝いていて欲しいっすよ…(バキバキの屹立を隠しつつ)
まー傷なく明るいばっかりだと、挫折を知らないただの天使になっちゃって、見てる側の共感も薄くなるしね。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年5月5日
誰かのために頑張ったことが、深い傷を生んでしまう難しさ含め、良い所で折りに行ったな、と思う。
『この翳りに気づかねぇようじゃ”終わり”よ…』と、ボーイズの顔を注視してたわけだが…
さーすがにここでのサインを見落とすほど、”LIP×LIP”も畜生人間ではなかったッ!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年5月5日
まーひより太陽の光をたっぷり浴びて、ちったぁマシな人間(そしてアイドル)に育った二人なので、それには気づいてくれなきゃぁ困る。
僕は情と恩を見落とさず、しっかり報いる話が好きなの。
ここで勇次郎と愛蔵個人ではなく、あくまで”LIP×LIP”としてデカいステージ通じてエールを届けに来るのが、”アイドル”にプライドの在る展開で良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年5月5日
無論、『ペンラ降ってる数多の夢女を差し置いて、特別なメッセージを私のために!』つう、プレミアム感あるロマンスを演出するためなんだが。
その上で、自分たちに出来る一番強力な後押しは、ステージで生まれるものなんだ、って自覚が”LIP×LIP”にあると分かったのは、舞台人の話として良かったと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年5月5日
かなり頑張ってたダンス作画、贅沢にラッシュを仕掛けてくる楽曲の嵐と合わせて、音楽ベースのコンテンツなんだな、という感じがあった。
ひよりちゃんを代表にして、ただ顔の良いクソガキってわけじゃなく、歌と踊りに想いを乗せてファンを震わせる”LIP×LIP”の熱量が、良くわかったのも良い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年5月5日
彼らの歌は百万人のひよりちゃんに届いて、自分が辛いこと、頑張ったことに隣り合ってくれる。
だから、彼らにはファンが付く。”LIP×LIP”に恋する
初めて”観客”として二人を見る特等席、最高のサプライズを仕込む小粋さと合わせて、ひよりちゃんが二人に惹かれていく説得力が、かなり太くなる展開だったと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年5月5日
”夢ファンファーレ”をひよりちゃんが受け取る時、ここまで5話とにかく走ってきた自分を思い出すのが、凄く良くて。
あの思い出ボムは、予選で巧く走れなかった自分に流してた涙を、”LIP×LIP”が吹き飛ばしてくれたって表現になってた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年5月5日
人間である以上上手くいかないこと、辛いこともたくさんあるけど、明るく頑張れる”いつもの涼海ひより”を、思い出して取り戻す手伝いを、彼らの歌はしてくれる。
一見ルール違反の超個別レスに思えるけど、会場にいたファン皆がそれぞれ、そういう体験をして”LIP×LIP”に夢中になった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年5月5日
そんな風に、ひよりちゃん個人の想いを通じてかなり広いものが書けていたのが、”アイドル”の話として結構大事だったかな、と思う。
まぁそういう力強い表現を、視線を通じ合わせ思いを重ねて実行できるあたり、もう不仲営業通じないんじゃないかな…勇次郎くんと愛之助くんは”仲良し”なんじゃないかな…疑惑が、ドンドコ濃くなっていくけど。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年5月5日
いや無理があるだろー、あの呼吸で不仲は…”マブ”じゃん完全に。
あとあのガキどもは、誰かのためにあんだけ色々しようと思うのは非常に特別なことであり、それは時に”恋”と呼ばれるものなのだと…当然自覚はね~わな。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年5月5日
このツンツン初心な状況から、どんだけズブズブお熱になっていくかも、今後楽しみなポイントである。精神ひき肉みたいになれッ!!
というわけでアイドルのど真ん中を全身で浴びたひよりちゃんは、部活にバイトにいつでも全力、何でも欲しがる貪欲ガールの本分を思い出し、マネージャー続行!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年5月5日
この話運び含めて、第1部完ッ! という感じが強く出た、良いファースト・クライマックスでした。
ひよりちゃんの挫折と苦しさに、ドンピシャで刺さる”夢ファンファーレ”の使い方は、やっぱ楽曲ベースで分厚くやってきた”歴史”の強さだなー、って感じね。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年5月5日
普遍的な青春の問題に、ド直球勝負を仕掛け勝ち続けたコンテンツの分厚さは、やっぱこういうベタ足の展開でこそ生きてくる感じ。
というわけで第二部には、額に”噛ませ犬”と刻印された哀れな幼馴染をぶっこみ、恋の温度をグツグツ煮立たせますッ!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年5月5日
…いやー渚くん、この状況とタイミングに、その設定で顔出したキミが”勝てる”ルートは、地球上に存在しないよどう考えても…。
どんだけ爪痕残してくれるか、今から楽しみであります。
次回は新章開幕ってことで、お友達の力を借りてドレスアップしちゃうお話っぽく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年5月5日
ED担当してる割に存在感消えてて、『ひよりちゃんはボッチじゃないよ! 友達関係も充実してるよッ!』ってエクスキューズのためだけに配置されてた声帯強いダチ共が、ついに牙を剥く時が来たのだ!!
”LIP×LIP”との関係性、相互の人格成熟的綱引きには今回で一段落付いた感じもあるので、ここでサブキャラクターにカメラを向けて、作品に奥行きを生んでくのは良いと思います。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年5月5日
次回も楽しみですね。
…しかしここで”魔法使いのおばあさん”が出てくるとは、つくづくシンデレラ類型の話なんだな。