虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2期を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月6日
秋風爽やかなある日、中須かすみは野望に燃えていた。
ランジュ達を加え、13人になった同好会の部長として、その威厳を知らしめるのだ。
謀略の舞台と選ばれたのは神奈川、横浜・鎌倉エリア…。
少女たちよ、紙の用意したゲーム版の上で踊るが良いッ!
てな話では勿論なく、行くぞ合宿可愛いだけだ! という、”L”の10話らしいお話である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月6日
二期だとそこまで目立たない中須部長が、どんだけ可愛くてどんだけ良いやつかをたっぷり堪能できて、彼女が好きな自分としては大変ありがたい回だった。
小悪魔気取りなのに、骨の髄まで天使とは…。
悪い顔はするんだけども、出る結論は全部『みんなで楽しく過ごす』『そのために色々準備をする』で、中須お前…お前ッ! てなる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月6日
中須の中で『自分勝手に、わがまま放題に過ごす』となってることは、周りからすると『私達のために頑張ってくれる』になるよう、人格回路が組まれてんだな。
労を労と思わず、立場を悪用して他人を踏み台にすることなんぞ考えもしないかすみは、上に立つには善い人材なんだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月6日
空回りするリーダーのありがたみを皆も、沢山の笑顔の中ちゃんと解っていて、侑ちゃんを舳先に立ててしっかりお礼を言ったのが、とても良かった。
中須って突っ走って上手くいかない道化役なんだが、そこにエゴの色は薄くて。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月6日
正確には自認としてはエゴイストなんだけども、客観で見るとその行いにまーったく自分可愛さがなくて、メチャクチャ他人のために走ってる。
自分勝手が、結果として他人本位にコンバートされてしまう、得難い人格。
それを自覚していないからこそ空回るんだし、つうか『全部自分のためですよ!』というポーズをとるのは、善良な自分を認めたくない照れ隠しって部分もあるしで、周りが認めてやんないといけない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月6日
なので、かすみん虐られてかわいそう可愛い…で終わらず、しっかり部長偉い! と言葉にしたのが良かった
話の方は頭っから尻尾まで基本ノーシリアス、秋の私服も大変可愛い同好会の13人が、神奈川東部を遊び倒すエピソードである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月6日
企画立案の段階で百面相している中須であるが、お前身勝手なクソアマ気取りたいなら、準備の跡は隠しな?
(画像は"虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2期"第10話から引用) pic.twitter.com/OWHv3iEiwb
もーねー…付箋バリバリのノートの時点で”理解(わか)”っちまうわけ!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月6日
かすみんが皆が楽しくなれるように、仲良くなれるように、色んなオリエンテーションを考えて、調べて、形にしてくれたのが!!
なのに悪巧み顔連発で、さも『かすみん悪い子ですよ~』みたいな態度を取って…健気だねぇ。
多分『他人を手玉に取る大人の女』つうのがかすみの理想で、下手くそなエゴイストっぷりはそこに近づく”努力”なんだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月6日
そんなの成就してもあんま幸せは訪れないが、根源的に悪人に向いていない女(ひと)なので、中須かすみは常時空回る。
しかしその空転は、確実に皆を笑顔にする。
それはなりたい自分にたどり着けないかすみが可笑しいからではなく、彼女が準備し生み出す喜びが本物だからだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月6日
秋の横浜をみんなで楽しく歩く姿が、中須の部長力が圧倒的本物であることをよく語ってくれる。
(画像は"虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2期"第10話から引用) pic.twitter.com/i7Ncqo9rUW
今回は璃奈ちゃんのスーパーエンジニアっぷりもよく発揮されていて、果林の迷子防止猫ちゃんとか、ニジガクGO独力開発とか、怪物的な才能を全力でブン回していた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月6日
他にもミアちゃんの野球キチっぷりとか、運動方面はぽんこつなしずく&かすみとか、見どころ満載である。
こういうただただ明るく楽しい話の中で、キャラクターの個性がじんわり染みる作りも、またありがたい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月6日
特にここ最近は怒涛の最終回ラッシュで、バキバキに力の入った青春ドラマを大量摂取していたので、こういうマッタリした幸福感がよく効く。
みんな幸せであり、ますます幸せになって欲しい。
そんな緩めなお話の中で、かすかに硬い芯を残すのがランジュ…と、常時その側に寄り添う栞子である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月6日
ある…”しおラン”は確かにあるッ!(エルドラドを頑なに信じる、狂気のコンキスタドールと同じ瞳で)
(画像は"虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2期"第10話から引用) pic.twitter.com/lVcXw3Vc0k
ランジュのカメラロールには人のいない景色だけが切り取られていて、電車で隣に座る人もいない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月6日
というかそういう経験がなさすぎて、他人と隣り合う方法がわからない。
本当は欲しいものを言い出せない内気な幼馴染に、栞子は一番近い距離で寄り添い、その顔を見つめ続ける。
ここの栞子ワントップ体制は、じんわり染みるエピソードの雰囲気に合わせて穏やかなものであるが、確かに二人が”L”の幼馴染だと教えてくれていて、非常に良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月6日
己を解放したが、未だ越えられない壁を作っているランジュに、唯一寄り添う存在。
その特権、特別な視線。
…あるッ!(二度目の発作)
さてはて舞台を鎌倉に移し、異様にデケー桜坂ハウスを宿として、楽しい時間はさらに加速していく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月6日
はー…中須のコロコロ変わる貌をたっぷり堪能できて、今回はホントありがたいよ…。
(画像は"虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2期"第10話から引用) pic.twitter.com/UxsZrwE9zi
ただただ可愛いモンタージュを多用して、ゲップが出るほどキャラ萌えさせてくる今回。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月6日
海外組が手巻き寿司に苦戦する様子とか、上原さんがめっちゃ間合い詰めてたりとか、色々見れてありがたい。
二人きりの時は当然顔してた”あーん”への、主人公のこの反応…ゆうぽむ学会、今まさに荒れてるな?
ゲーム大会での怒涛の顔芸祭りとか、スタッフが中須の活かし方を心得ていると良くわかるカットであったが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月6日
中須はあんだけ『自分一人が目立ちたい、可愛いって思われたい!』て主張しつつ、欠片も他人を貶す発想がないんよね。
(画像は"虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2期"第10話から引用) pic.twitter.com/uAoD19Vnke
積極的に権限握って場は作るけども、それはあくまで公平で、”みんな”の楽しさが生まれるために使われる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月6日
そういうフェアな場所で自分が目立てれば何よりだけど、彼女の資質はそういう形では顕れない。
むしろ突出したカリスマ性は、沢山の少女を目覚めさせてきた炎の女、優木せつ菜の領分だろう。
ある意味やりたい事とやるべき事が一致していないわけだが、生来他人の幸福を最大化することに長けた中須かすみは、泣き喚きつつも良いことしかしねぇ。あるいはできねぇ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月6日
そんな努力の空転に乗っかって、同好会員は楽しいお泊りをたっぷり堪能する。
楽しんでくれるのが、部長の願いだと知ってるから
今回はロケーションとシチュエーションをガンガン入れ替えつつ、13人のいろんな魅力を怒涛の如く叩きつける回。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月6日
カロリー高く萌え萌え(ゾンビになって彷徨うほどに死語)な場面が多くて、古いオタクこと俺もニッコリだ!
(画像は"虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2期"第10話から引用) pic.twitter.com/ZPq6aoFYQl
そういうアップテンポな可愛さラッシュの中でも、別格の湿り気でしっとり落ち着くゆうぽむ月夜と、オフィーリアに見守られつつねじり鉢巻き、みんなのため自分のため頑張る部長の姿が、格別良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月6日
自分の引力圏が何処に在るのか、何を捉えているのか。
隙あらば描写をねじ込む上原さん、流石です。
つうわけで合宿二日目、天才璃奈ちゃん謹製のアプリを片手に、鎌倉オリエンテーションだッ!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月6日
巨大な自宅を提供したしずくといい、一年組が力を合わせてイベント作ってる感じがあって、今回そこも良かった。
(画像は"虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2期"第10話から引用) pic.twitter.com/cYjV2BN7OK
自分の生活圏にめっちゃ近い場所が舞台とあって、お台場とはまた違ったリアリティ…と、現実を二次元が飲み込んでいく独特の面白さが風景に在るのも、興味深いポイント。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月6日
見慣れた景色を二次元美少女が歩いている興奮を噛み締めつつ、栞子が幼馴染を”観て”る様子が切り取られる。
この注視の根っこには、秘めていた夢へと同好会に抱きとめられて進み、結果としてランジュを一人置き去りにしてしまった過去への、反省と痛みがあるのかもしえない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月6日
優しくする方法もされる方法も、”みんな”に手を伸ばしても分からない不器用な幼馴染。
今度こそは、私が受け止める。
そんな意識が、鎌倉八幡宮を舞台に花咲く。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月6日
ランジュちゃん…キミは自分の善意を指摘されると照れる中須に『可愛い』と微笑んでいるけど、仲良くなりたい気持ちを上手く形にできないキミ自身は、他人からどう見えてるか考えた?
(画像は"虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2期"第10話から引用) pic.twitter.com/pPNYybpVmQ
つうことを、率直に伝えれるようになったのが今の三船栞子である。あるッ!!(三度目の発作。次は致死)
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月6日
何かを抱えたまま言い出せないアナタを、ワタシはずっと見ていたよ。
そういうサインを出してもらえることが、どれだけ魂を救ってくれるのか、紫苑のステージで理解したから。
栞子はモジモジしてるランジュにめっちゃグイグイ行くし、その真心は鎧を外した(が、なかなか脱ぎきれない)ランジュに良く届く。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月6日
不意を突かれて照れたり、図星を指されてムッとしたり、願いが叶って笑ったり。
(画像は"虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2期"第10話から引用) pic.twitter.com/sJMw8igGkF
『一人でいなきゃいけない』という鎖を外した(外してもらえた)ランジュちゃんは、感情表現が素直になって、ちょっと中須に似た百面相である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月6日
持ち前の幼気を封じ、強くエロティックな自分を演出してきた子が、こういう顔を堂々出せるようになってるのは、非常に善いことであろう。
んでよー…栞子はランジュにこういう警戒のない顔沢山して欲しかったし、それを引っ張り出すのは自分でありたかったわけじゃない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月6日
そしてそれを成し遂げる”場”は、かすみん部長が音頭を取って、この楽しいイベントを作り上げたからこそ成立しとるわけじゃない。
功徳なことですよ、本当に。
そんな部長に本気感謝な気持ちを、しっかり伝えてノーヤダ味。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月6日
かすみん空回りだけで終わらず、堂々胸を張らせて終わってくれるのは、大変ありがたい。
…桜坂さん、今キャプを見返すと、部長の真横は常時アナタが”制圧”してますね?
(画像は"虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2期"第10話から引用) pic.twitter.com/yyIAwdMxwd
いや実際、かすみん可愛い神輿が由比ヶ浜から若宮大路を駆け上がり、鶴岡八幡宮に奏上奉っても全くおかしくないくらい、今回部長は偉かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月6日
企画権限を握り込める立場にあるので、いくらでも自分優位の不正が出来るのに、そんなん頭によぎりすらしねぇ。
とにかくフェアに、楽しく、みんなで。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月6日
そういう発想だからこそ、自分がビリになるゲームに本気に挑んで、本気で泣くのだ。
こういう女(ひと)がアタマ取ってるから、理想的な形で”わたし”が”みんな”になれる場所として、同好会は機能してるんだと思う。
かくして優勝者の優しい願いに導かれ、一つの詩が生まれる中で、超絶映える夕食を堪能しつつ鎌倉の日が暮れるのであった…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月6日
禁断のしおしずあーんとか、リスみてぇに蜀黍齧る璃奈ちゃんとか、最後の最後まで押し込むねぇ今回…。
(画像は"虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2期"第10話から引用) pic.twitter.com/jQw1EEaLvb
楽しい時間が終わり、線香花火が寂しく揺れる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月6日
ここで終わりにたそがれてるのが”三年”であり、かすみん部長が持ち出してきたのが大ネタ連発のロケット花火なのは、露骨に劇場版への予言だと思うが、識者の方々如何思われるかッ!?
(画像は"虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2期"第10話から引用) pic.twitter.com/SlGJ5wu4rC
”ラブライブ”というデカい目標を狙わなかった結果、アニガサキは何かを成し遂げ何かが終わってしまった感じも薄いけど、時は確かに過ぎていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月6日
そこら辺の作内現実をどう扱っていくかは、多分今期の尺だと触りきれない問題なんだが…あって欲しいねぇ、”先”が…。
今回一話、ノーライブノーシリアスな底抜けに可愛く楽しいだけの回に使ったのも、追加の三人がどんだけ同好会に馴染み、楽しさの”先”にある楽しさを皆で追いかけれるか、視聴者に解らせる意味合いがあったと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月6日
こんだけ濃厚に多幸感で押し込まれると、幸せ色の未来を、否応なく受け入れるしかない
テーマをしっかり立て、精妙な構成で作品に柱を打ち立てていくだけでなく、こういう勝負でもしっかり勝ち切れる所が、アニガサキの強いところだと思う。萌えの背筋が太い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月6日
まぁ文字沢山書いて賢いツラ作っても、根っこの部分は動物ですからね僕。
可愛い女の子は、いっぱい見たいん邪ッ!
というわけで、好ましい団結を遠くで見つめていたランジュの手を引いて、栞子が”みんな”への、夢への橋をかけていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月6日
ずっと望んできて、手に入らないと遠ざけてきた、”みんなの中のわたし”
その真中にいる、小さな巨人。
(画像は"虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2期"第10話から引用) pic.twitter.com/Tr480AyPz1
中須かすみの人品、人徳、人格を、笑いと不憫を交えつつしっかりと描いてくれて、大変良かったです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月6日
やっぱ僕、この子好きだなぁ…。
こんだけ善良極まる人が優等生だと、善さが浮いて嘘っぽくなってたと思うので、ワルイコかすみんは”正解”なんだろうな。
んで、無印最終話ラストのように息切らせて走る中須で、次回に続く…と。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月6日
二期終盤戦、一体何を描くか大変楽しみであります。
ランジュ加入をフィナーレに持ってこず、”みんな”になった跡の景色を今回含めて描いてくるのは、やっぱ何らかデカい野望があると思うんよね。
そういう意味で、”みんな”に馴染みきれないランジュの消せない毒と、それに寄り添い手を差し伸べる栞子を、エピソード二本目の柱としてかなり丁寧に彫り込んでくれたのも、凄く良かったです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月6日
こうして願いを掴んだランジュが、どんな”アイドル”として舞台に立つのか。
俺はそれが見たいわけ。
だってこのアニメはスクールアイドルの物語だから、願いを掴んだ”先”に生まれる答えってのは、ステージで魅せるしかないじゃない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月6日
それを全力で形にして、みんなに届けられるから、この子達は青春の全部を”スクールアイドル”に賭けた。
それを僕は、ちゃんと見届けたいわけ。
部長が楽しい時間を作ってくれたからこそ、栞子が手を引いてくれたからこそ、ランジュが掴めた一つの夢。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月6日
その温もりを、類まれなる芸才に恵まれた鐘嵐珠はどうパフォーマンスし、新しい自分を表現するのか。
同じ”アイドル”である同好会の仲間(ライバル)は、どう響き合い、己を主張してくるのか。
アニガサキ二期終盤戦は、そういうところに注目しながら見ていきたいと思います。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月6日
ここまで沢山の”良い最終回”を作り上げたからこそ、真のクライマックスにハードルは上がるわけですが、まーこのアニメならぴょんと飛び越えていくでしょう。
来週も、とても楽しみです。
追記 抜群のカリスマを発揮して孤独であることが、けして幸せでないことをランジュ中心に描きつつ、そんな立場になりたいけどなれない、なれないことがけして不幸せではないかすみを隣り合わせるの、相当良い構図だったと思う。
虹追記
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月7日
もじもじランジュちゃんに常時寄り添い、お願いが形になるようそっと導いてあげる今回の栞子は姉力高かったが、実姉である薫子への憧れを拗らせて色々あった事を思うと、そうすることでなりたかった自分に近づく、結構エゴイスティックな行為でもあるかな、と思った。
同時にまんまる笑顔を取り戻す手助けをしてあげるのは、間違いなく善行であり、他人の益になっている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月7日
そういう自分勝手と他人大事のバランスが、なかなか難しくも愛しいところで取れてる話であったように思う。
中須がまさに、意識せずその均衡を掴めてしまう人間だからな…。
”みんな”を志向しつつ一人になるしかない業に悩んできたランジュと、一人一番なかすみんを求めてるはずなのに”みんな”に益をもたらしてしまうかすみ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月7日
在り方が結構間逆な二人を、一話の中でクローズアップすることで、人と人が交わることの面白さ、己であることの陰影が切り取れたのは良かったと思う