まちカドまぞく 2丁目を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月10日
強引な闇落ちの結果、魔力の調整が効かなくなった桃。
このままでは存在消滅の危機と、八方駆けずり回って掴んだヒントは…秘境・奥多魔！？
小倉の怪しい助言をもとに、罠も試練も乗り越えて、探そうぜ姉の遺産！ 掴もうぜ黄金の日日！！
そんな感じの西東京少女探検隊秘録、シャミ桃クエストな第10話である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月10日
結構シャレにならないピンチであったが、笑いも交えて勇気と友情で乗り越え、また一つ縁が深くなっていく。
このアニメの平常進行とも言えるし、でもやっぱり一個一個の物語が、かけがえのない宝物。
桃の口から『シャミ子は懐くとウザキャラだよね！』って言葉が出たのが、僕には嬉しかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月10日
色んなモノを遠ざけて強く生き延びてきた子が、”懐く”って自分で認める相手と、ガーガー言い合える距離感まで間合いを詰めた。
そんな自分を肯定的に、笑いながら一日を過ごせた。
それは、とてもいいことだ
一期第10話でもコンテを努めたサトタツ監督の、漫画的表現の生かし方が冴える筆が、そんなお話を楽しく彩りもする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月10日
書き文字、集中線、擬音などが積極的に前に出てきて、賑やか楽しいのは嬉しい限りだ。
（画像は"まちカドまぞく 2丁目"第9話から引用） pic.twitter.com/MgihlieXWK
全体的にテンションが高めで、シャミ子がちょっと浮かれていつもの”いい子”じゃない感じが、逆に桃の特別さを強調してくれる感じもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月10日
小倉のテンションがおかしいのはいつもの事なので、そこは特別でもねぇが。
ホント”奇人集う楽しい街、多魔”って感じだな…。
もともと百面相する子なんだけども、今回はシャミ子の色んな顔がクローズアップで見れて、彼女のファンとしては嬉しい限りだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月10日
わかりやすい可愛い感じだけでなく、マスコットめいた崩した表情も、大変チャーミングだと再確認。
（画像は"まちカドまぞく 2丁目"第9話から引用） pic.twitter.com/x13vJL1Cqy
そんな表情も、大好きなもんもが心配で、一緒にいると嬉しいからこそ生まれてくる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月10日
今日の冒険は、そんな青春の一幕…で片付けるには、予測されるバッドエンドが重くない！？
イヤまぁ、その重たさまで含めて”いつものまぞく”だとは思うが。
みんな重荷背負いつつ、それでも笑うのだ。
激ヤバな状況を何とかするべく、色々駆けずり回るシャミ子たち。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月10日
最終的には小倉の智慧が突破口を見つけるが、リコくんとのやり取りがいい塩梅に人の心がなく、善良ながら異物でしかない妖怪の心根というものを、良く教えてくれた。
ホントなぁ…ナチュラルに”そういう”存在なんだなあの子。
ホント今回シャミ子が桃にベタベタしてて、めっちゃ当然の顔でお腹をペタペタ触りだした時、『えっ！？』って声出たもんなリアルに…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月10日
そんなにもんもが好きになったのか、まぞくの末裔…。
愛情たっぷり茶色弁当が、思わぬ形で役立つのもLOVEくて良い
（画像は"まちカドまぞく 2丁目"第9話から引用） pic.twitter.com/k8KwK9uwLC
つーか前回リコくんとの対峙に時間取られて、待ち望んだ動物園デート出来なかったことで弊害が出たわけで、今後再発を防ぐためには、もっと桃シャミ！ ってコト…！？
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月10日
願ったり叶ったりで嬉しいけども、精神や魂の状態がここまで存在に反映される魔法少女って、パッと見より遥かにアストラルなのね。
この不安定な状況って、ファンタジーな設定であると同時に凄く普遍的な、思春期を掘り込むいい武器だと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月10日
桃は自分の好きなこと、ずっと続いて欲しいことに素直になって、誰かを好きになれる自分を大事にしないと、存在が消えてしまう。
人としてより善くあることが、桃の命を繋ぐのだ。
そしてそこに一番いい助け舟を出せるのは、うざくて優しいまぞくの少女であり。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月10日
フフ…”勝”っまったな”桃シャミ”が…。
まぁ話始まったときから常時大勝利であるけども、シャミ子が自分の望む自分であるためには、桃の家族と家族に深く関わり、桃が人の形を保つためには、シャミ子と交わる必要がある。
そんな相補的な在り方が、気分の問題ではなく存在の重要課題として立ち上がってくる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月10日
『精神と存在が直結した魔法少女』というお気楽現代ファンタジーとしての要素を、ここを補強し可視化するための装置として生かしてくるのは、面白くも優れた話運びだなぁ、と感じる。
保安ゴーレムとの一戦も、闘争なるものに一切慣れてなくてテンパるシャミ子と、修羅場適性が高すぎる桃の対比で、面白く見れた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月10日
名前のとおり闘いに不向きな”優しい子”が、友達のために必死こいてあがき、ちょっとした成功体験を得ている姿には、思わず笑みも漏れる。とびきりキモいのが。
せっかく桃と一緒に、桃のために頑張って手に入れた戦利品は、血液沸騰した小倉にパクられすり潰された…が、桃の不調が精神と魔法に関わる以上、小倉がクリゾノサイトで作る霊薬は、後々良く効いてくるのだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月10日
細かく存在感出してきた小倉が、今回遂に爆発した感じだったな…。
ウザくてヤベー小倉との距離感が、桃にとってもシャミ子にとっても縮まりきらず、どっか余所余所しい部分が残ってる感じが、不思議なリアルさで好きだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月10日
あそこにある”遠さ”が、迷わずお腹ペタペタ往く桃シャミの”近さ”を、より際立たせてくれる感じもある。
ホント、仲良くなったねぇ…。
そんなワケで、また一つ手を携えて、お気楽に見えるが存外重たいピンチを乗り越えた少女たちであった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月10日
ワーワー賑やかに笑いながら走り抜けてはいるものの、この子らの青春問題集って相当厳しい仕上がりで、それでも恨まず妬まず、前向きに走るのよね。
その健気な強がりが、アタシは好きよ。
まだまだ夏は続く中で、一体どんなお話が見れるのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月10日
残り話数も少なくなってきましたが、善いものを見せて楽しませてくれるのだろうなぁ…という信頼感は強く、安心して次回を待てます。
そろっそろどっしり太いお話のスイッチが入って、二期終章開始…って感じかな？
来週も楽しみです。
