デリシャスパーティ♡プリキュアを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月12日
ある日ゆい達は、拓海が告白される瞬間を目撃する。
答えを聞かずに逃げ出した少女、ともえと仲良くなるゆい達は、彼女が拓海を好きになった理由を聞き、多彩な初恋の味に思いを馳せる。
そんな思い出を奪う、ブンドル団のナルシストルー。
断固……許せんッ!
つう感じのブラックペッパー仮面様初舞台、デパプリは色恋をどう扱うのかッ! つう第14話である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月12日
話のメインに恋愛要素が躍り出てくるの、”HUGっと!”以来で久々な感じ。
一体どうなることかと興味深く見ていたが、ゲストであるともえちゃんのキャラと筋立てがよく絡んで、面白い仕上がりとなった。
経験豊富なマリちゃんが、プリキュアがよく分かんねぇ人生の滋味に感じ入り、ともえちゃんの良い相談相手、導き手になっていく運び方も良かったし、そこに秘められた思い出が顔を出して、今後の展開が気になる感じが出ていたのもグッド。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月12日
アンタ誰よシナモンッて!!(突然興奮する)
拓海を仮面のヒーローに変える魔法の石の因縁と合わせて、今後デパプリを楽しく彩ってくれそうな要素が、手際よく並べられた回となった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月12日
こういう感じの良いショーケースが前半戦で来ると、そこからの発展に期待ができ、長期シリーズ特有のワクワク感が盛り上がってくれるね。
ちゅーわけで、デパプリに色恋を持ち込むリトマス試験紙となるともえちゃん。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月12日
他人の感情をコンテンツ化し窃視・搾取する、よくあるけど冷静に考えるとヤバ感満載の場面が描かれたと思ったら、ソッコー皆でのぞき見謝っていたのが、デパプリ感のある運びだった。
こういう所、かなり気にしてるよなー…
ともえちゃんは恋する純情があまりに眩しい青春ど真ん中乙女で、しかし答えが怖くて逃げ出してしまう人間味もあり、一話で使い潰すにはもったいない、コクのあるいいキャラだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月12日
彼女みたいな子がすなる”恋”というものは、多分良いものなのだろう。
そう思える造形である。
歴戦のマリちゃんセンサーがピピッと来てた、拓海の恋心。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月12日
これを向けられる対象のゆいが、まーったく脈なし! な描写も、なかなかに興味深い
年相応に告白に赤面するここね&らんらんに比べて、かなり虚無った表情してたからな。
こっから一年かけて、どう煮込んでくるか。
言わば白紙のキャンバスを広げて、こっからの変化を想像…あるいは期待させる仕事も、今回しっかりしていた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月12日
色恋に関しての興味や成熟度合いが、それぞれ異なる幼馴染。
このギャップをどう埋め、あるいは差異を大事にコトコト煮込んでいくか。
ここは、デパプリの結構大事な一皿になりそうだ。
なのでともえちゃんは額に”Loser”と刻印され。噛ませ犬になることが宿命づけられているのだが、その甘酸っぱい苦さもまた大事な恋の味なのだと、マリちゃんが上手く先導してくれる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月12日
共感力と世知に長け、悩める若人に先回りして思いを導いてくれるマリちゃんは、大変頼もしい。
彼が感情豊かに、作中描かれるものをどう受け取るべきか示してくれることで、お話が提示してくるものを見てる側が迷わず受け取れる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月12日
ガイダンスの仕事は、作中の子供たちだけにやっているわけじゃない…てことやね。
こういう”大人”の使い方は、主役を食いすぎない効かせ方だと思う。
今回のお話は恋にまつわる話であるが、もうちょい普遍的な多様性を、分かり易い例えを入り口に展開していくエピソードでもあったと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月12日
目玉焼きをどう食べるか。
卑近で大事な難問は、人それぞれの”好き”で答えを出せばいい。
この拓けた対応があればこそ、ともえちゃんも俺らも拓海を好きになる。
他人の”好き”を尊重し、自分の”好き”を隠さない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月12日
当たり前に見えて難しい生き方を、拓海と彼に恋する少女の物語は、上手く浮き彫りにしていく。
ともえちゃんの惚れどころに納得感が強く、見てる側もスーッと気持ちが重なる展開だったのは、今回とても良かったと思う。そら大事よ。
マリちゃんのセクシャリティがどんなもんで、甘くて酸っぱい思い出が誰に向いてたかは、現状確言出来ないが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月12日
どんな恋の形であれ、それは大切にされるべき”好き”であり、色んな味が美味しくて良いのだと、ともえちゃんの初恋冒険記を通じて描いていた感じもある。
彼女が惹かれた自由で優しい多様性の尊重が、マリちゃんにとってもかなり大事だからこそ、今回LOVE導師としてともえちゃんに共感し、積極的に味方になる展開だったんじゃないか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月12日
そんな予測も、勝手ながら成り立つ。
ここら辺も、今後グイグイ膨らませて欲しいポイント。
あと拓海くんの純情警戒網にうまーく滑り込んで、敵ではなく味方として静かに関係構築してたのが、どうやら因縁深そうな二人のスタートとして良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月12日
優しく頼れる生き様の間に、シビアな世界認識を滲ませるマリちゃんが、どんな生き方してきたか。
それが、拓海に託された力にどう関わるか。
仮面の戦士ブラックペッパーとして、堂々戦場に乗り込んできた幼馴染の今後は、なかなかに興味をそそられる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月12日
こうしてズラズラ因縁が繋がると、拓海を彫り込む=マリちゃんの過去を描くとなり、キャラと話が連動しながら転がっていく形が出来たのは、なかなかグッドだ。
さてこんな感じで、恋の思い出を素敵なものと描けたからこそ、それを盗むナルシストルーのド許せぬっぷりは際立つ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月12日
”かわいそうな悪役”だったジェントルーちゃんにくらべ、アイツが使うヘイトアーツ全体的にエグくて、人間を人間たらしめる尊厳の部分に土足突っ込んでるのが、良い悪党だと感じるね。
サディスティックに闘いを楽しみつつ、まだ底が見えぬ得体のしれなさを残してもいて、バトルの対手としても仕上がりが良い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月12日
戦闘がキツく思えると、そこに指示出すマリちゃんのありがたみとか、ブラックペッパー様が乱入する必然性とかも上がるので、結構大事よね。
今回は今後膨らむ(だろう)物語のタネを、手際よく蒔くエピソード。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月12日
…なんだけども、ともえちゃんがゆい達に出会って、人間味ある弱さを見せた上で、自分の”好き”にしっかり向き合って初恋を終わらせる…つう青春ストーリーも、コンパクトながら手触りのあるまとまり方をしてた。
こういうハンディなイイハナシ感は、おいしーなタウンに漂うローカルな良さと上手く響き合って、”デパプリらしさ”てのを深くしてくれると思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月12日
一話の短編として、まとまりと歯ごたえがあるエピソードを摂取できると、楽しくて肌が潤う…つう話でもあるけど。
とまれ大変良い仕上がりで、発展性のある要素も手際よく見せてもらえて、とても良かったです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月12日
こういう話をするためには結構物語的な余剰スペースが必要で、そのために会長を『洗脳の副反応で寝込んでます!』と、画面から一旦パージする必要があったんだな…。
彼女の帰還(と覚醒)がいつになるかも気になりますし、今回蒔いた種がどう芽を出すかも楽しみ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月12日
そこら辺にワクワクを溜め込みつつ、次回はここねちゃん初めてのピクニック!
不器用お嬢様の人生クエストは、見てると面白いので大変楽しみ。
こういうのじわじわ積み上げれるのは、1年モノの強さだなー