かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック-を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月11日
奉心祭はまだまだ続く! ってわけで、サブキャラクターがたくさん出てきて賑やかに、お祭り気分が高まっていくフェイズは継続。
コンテ演出担当の牛嶋新一郎が持つ”透明な艶”が上手く活きて、可愛らしくキャピキャピした回となった。
とにかくかぐや様が色んな女とキャッキャしながらお可愛い回で、『そらー白銀くんも好きになるわなぁ…』という納得を、次回以降の”本番”前にたっぷり与えてくれた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月11日
眞妃ちゃんとお化け屋敷でギャーギャー喚いたり、藤原妹と会長談義で盛り上がったり、男も家も抜きの学生らしい青春を、存分に堪能…
って、シンプルな切り分け方も難しいキャラだね…つう事を、再確認する回でもあった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月11日
『四条の娘と馴れ合いなんてゴメン』も、半歩間違えば嫉妬のあまり血なまぐさい展開になってたのも、四宮かぐやの真実だろう。
一見青春全開バカコメディだが、半歩間違えると差別意識全開の危険な存在が暴れてた。
会長に出会い生徒会で青春して、かぐや様を染めていた”四宮”が抜けたこと、結果幼くバカで気のいい地金が出てきたのと同じくらい、彼女は冷たく怖い女のままなのだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月11日
でもそれは、シャレで済むコメディの範疇に上手く収まって、いい塩梅に楽しい思い出をたくさん作れる。
それは会長への恋と、生徒会メンバーとの触れ合いと、ハーサカの至近距離での庇護とが入り混じって、なんとか確保できた安全圏で。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月11日
そこに足場を置いて青春する中で、他人を利用し侮蔑する以外の繋がり方が、存外悪くないことをかぐや様はどんどん学んでいく。
それが、”四宮”を壊してもいく。
そういう正のフィードバックの一環として、サディスティック&エロティックなASMRお化け屋敷も、同じ相手を好きになったキャッキャウフフも、見た目より重くて大事なものなんじゃねーかな、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月11日
そういう重さを感じさせないパープーな味わいだが、”芯”があるよね、ていう話ね。
長く放送が続き、生徒会以外の場所や人間も描くようになったこのアニメ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月11日
今回だってある意味、決定的瞬間の到来を引き伸ばす迂回路なわけだが、それはシンプルに楽しく、かぐや様たちが出会いと触れ合いの結果広げた世界の、大事な1ページを見せてくれる。
僕はその広さを感じるのが、結構好きだ。
高校生活最大のイベントに浮かれながら、無自覚に告白したり、何も考えず楽しんだり、考え過ぎて足が止まったり。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月11日
そんな一瞬一瞬が、色んな子供たちに幸せに降り注いで欲しいなという願いを、この迂回路からは感じたりもする。
このお祭り、みんな楽しそうで本当に良いなぁ…。
無論迂回路は迂回路なので、本命がズドンと炸裂するのは先の話なんだが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月11日
そういう意味で、異常にワーワーやかましく、認めたくないがたいへん可愛かった藤原書記の出番が多かったのは、生徒会のジョーカーである彼女の性質を反映してて、個人的に興味深い。
かぐや様には見せられない(見せれる素直さがあれば、とっくに恋愛頭脳戦が終わってる)弱さを預け、ともに成長していく異性の相棒。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月11日
恋愛頭脳戦に最初から参加しないジョーカーだからこそ、恋愛探偵として的はずれな推理と興味で場をかき回し、時に的を得て状況を進展させる。
藤原書記がワーワーやかましかったから場が持った局面、状況があるべき方向に転がった場面は、やっぱり多かったなぁ…などと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月11日
チチだけでけーマスコットみたいな位置づけだけども、やっぱあの子がいると騒がしくも楽しくて、画面も華やぎ、時にシリアスに会長の影を背負って…。
三期もそろそろ幕引きが見えて、しかもそれは”恋愛頭脳戦”っていう話の根底を堂々覆す、最後のバトルになりそうな、この物語の現状。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月11日
最後の休憩ポイントとも言うべき今回、妹との絡み含めて、藤原書記の肖像が良く見れたのは、認めたくないが彼女が好きな自分にとって、大変嬉しかった。
僕は藤原書記と白銀会長の、恋愛は最初から度外視で、迷惑かけてかけられてしかし確かな信頼もある特別な関係が、ずっと好きだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月11日
スカした自意識過剰野郎の、泥臭い魅力を引き出し受け止める役目を、良く頑張ってくれた。
そこで聖母役に安住せず、毎回疲労困憊な顔見せるのも、人間味あって好きだ。
石上くんの無意識告白でスイッチが入り、最終日は二つの恋愛頭脳戦が、一気に加速していくと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月11日
ジョーカーである藤原書記はそこに絡めないから、今回出番が多かった。
そういう読み方も出来よう。
しかし、だからこそ今回、彼女の魅力をたっぷり届けた。
そういう読み方も、また出来る。
根性の根っこが畜生なところも、なんだかんだいい先輩してるところも、僕には魅力的で。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月11日
なんか後半、藤原千花への絶キモいラブレターみたいになったが、作中少年少女が決意を固めたように、”好き”という思いは捻くれることなく、ダイレクトに向き合い言葉にしたほうが、多分良いのだ。
つうわけで、ワイワイガヤガヤ楽しい回でした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月11日
第1エピのエロティックな味付けは、なんだかんだお可愛いラブコメ味が濃いこの作品では異質で、だからこそ印象深かった。
そっち方向に突っ走れるポテンシャルは幾らでもあるのに、青春ど真ん中の微笑ましい味わいに納めて続けたのは、個人的に良かった
奉心祭はその準備からしっかり時間を使って、”何か”が終わって始まる一大イベントとして、話の土台を作ってきた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月11日
この発射台からどんなクライマックスが飛び出すか、いよいよ最終日である。
逆に言うと、こんだけコストかけたんだから、行くところまでスカさず行くんだろうな…という予感もある。
…確信、あるいは期待なのかもしれないけど。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月11日
僕は終わるべき機にお話が終われるってことは、豊かなことだなぁといつも思ってて。
色んな衝突や変化を経て、青春の中で己を育んだ結果として、白銀くんやかぐや様が”好き”に素直になれる時が”今”だってんなら、そこを逃して欲しくない。
でもラブコメの常として、それが成就してしまえば”終わり”だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月11日
終わったからこそ新たに始まれる強さも、このお話とキャラクター達にはあると、思ってみるけど。
こんだけ長く続いてきたものを終わらせるのは、優木と決意と野心が必要になる。
それが、果たしてこのアニメにあるのか。
それを問う奉心祭最終日ともなろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月11日
ラブコメ(に限んないけど)、無限に続く時は腐敗しきって骨も残らなくなっても、永遠に足踏み続けるからなぁ…。
それはそれで独特の味だが、このお話にはあんま似合わなんな、と感じている。
グダグダ悩みつつも、小さな一歩を重ねて、少しずつ前に出る。
そういう思春期の営みを、血圧高くバカやりながらも大事にしてくれた作品だから、この奉心祭は一つの喜ばしき”終わり”にたどり着く、いいタイミングなんじゃないかなと、僕は感じている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月11日
…石上くんの方はもう一波乱ありそうだが、主役の恋路はまー、臨界点よな。
つうわけで、次回も楽しみッ!