イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プレイレポート 22/06/16 NOVA-X『TRASH BOX RUN -清掃ドローン探し、あるいは掃いて捨てるほどある話-』

昨日はジニアさんのRLで、久々にNOVAをやってきました。

シナリオタイトル:TRASH BOX RUN -清掃ドローン探し、あるいは掃いて捨てるほどある話- システム:NOVA-X RL:ジニアさん

hei_houさん:”半熟卵(ハーフボイルド)”ロイ=ノーランド:22才男性:フェイト◎チャクラ●カタナ 不倫調査に猫探し、絵に書いたような探偵稼業に勤しむ青年。両親を奪った暗い闇を追いつつも、未だ煮え切らない半熟な生活の中、依頼人の心に寄り添うスタイルを貫こうとしている。
Mr Shineさん:”スマイルビジネス”古賀笑一:中年男性:クグツ◎カゲ●チャクラ 軽妙な態度と明るい微笑みを貼り付けた、生粋のニンジャ。御庭番衆との因縁を過去に秘めつつ、必殺の無手武術を用い微笑みのまま、事件の一切を制圧できる凄腕。
コバヤシ:”電賊お嬢様(アルマテア)”花傳流紗綾弐:15才女性:ニューロ◎コモン●ハイランダー 数奇な運命に巻き込まれ、超小市民な心根のまま鉄火場に放り込まれた、自分をお嬢様だと思い込んでる一般人。謎めいた血筋由来の偶然と運命を味方に付けながら、今日もヒーヒー言いながらストリートを駆ける。

こんな連中が、ニューロエイジに掃いて捨てるほどある事件に挑みました。
最近すっかりNOVAから離れていて、NOVA筋がめっきり衰えてしまったので、『マジリハビリしてーんだけど』って言ったら、ジニアさんがRLしてくれた。ありがたすぎるマジゴッド……。
シナリオとしてはザ・スタンダードニューロエイジって感じのシナリオで、取るに足らない探し人の依頼と、地上と軌道の衝突を孕んだとある企業事件が、交わるはずのない運命の先で一つの事件を描く……つう感じのエピソード。

個別導入を利して複雑なプロットを、スマートに処理できるのはやっぱり、フェイズプロセッション形式のシステムの大きな強みだなー、と思った。
情報格差とそこから生まれる交流、見えていなかったものが見えてくる物語的興奮をどう扱うか。
やっぱそこに力点があるシステムで、そこの表現力ってのはドラマという大きな器を見ても、そこに入るキャラクターという個別の主体を見ても、力強いものがあると感じた。
これはシステムの力であるし、物語構造を適切に編み上げたシナリオライターの上手さでもあろう。
やっぱこういう、一見繋がらない個別の事件がサイバーパンク的創造力のあるネタで絡み合って、一つのアクトになっていく感覚ってのは、NOVAの醍醐味だなぁ……と思い出すのだった。

自分は最近のマイブームを反映して、ド三下な性根をガバガバなお嬢様言葉で覆いつつ、ヒーヒー言いながら一人前のキャストを目指す、エセお嬢様で参加しました。
NOVAは完成度の高いプロっぽい存在が多いので、一般人枠で上手く負けロールすると嫌味なく相手を立てれて、なかなか立ち回りが面白いなー、と思った。
夜セッションだったのもあってか、相当胡乱なことを脊髄直結でパなしまくっていた感じもあるが、偽お嬢様だから大丈夫! ……強い類型(アーキ)だな、コレ。
同卓していただいた方もそれぞれのスタイル、それぞれのカッコよさがあるロールをビシバシ叩きつけてくれて、ヨイショしたりビビったり、時折負けロールの引力から自分を引っ張り上げるべく強キャラぶってみたり、掛け合い大変面白かったです。
NOVAはシャドウにスタイルを配置できるので、必要に応じて勝ちキャラを引っ張ってきて、話がグダグダになりすぎないよう水気を切る立ち回りが楽なのが、なかなか良く出来てると思った。

つうわけで、大変楽しいセッションでした。
衰えていたNOVA筋をどう使って、ニューロエイジの何が楽しいのか。
完全に思い出せた感じはまだないですが、確かな手応えと面白さのあるゲーム体験で、大変ありがたい限り。
同卓していただいた方、ありがとうございました。