まちカドまぞく 二丁目を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月17日
まぞくと魔法少女の夏休みは、遂に佳境を迎えていた…。
みかんの部屋に湧き出す、黒いアイツとの対決!
夢魔の創造力を力に変えるべく、ご先祖道場での特訓!
廃墟めいたアパートを舞台に、今日もしょーもなくかけがえない日々が、賑やかに過ぎていくのだ!
つう感じの夏休み編ラストも穏やかに過ぎる、まぞく二丁目第10話である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月17日
話としては前半ミカン、後半リリス&良子を相手取って、シャミ子がいつも通りの優しく賑やかな日々を過ごしていく…つう感じの仕上がり。
(画像は"まちカドまぞく 2丁目"第10話から引用) pic.twitter.com/yRqOseEmME
相変わらずうるせー画面と、妙にぷにっとして可愛いキャラが所狭しと暴れまわり、いつも安定のまぞく味で喉を潤してくれた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月17日
第6話以降、桃や”あすら”メンツとの掛け合いが多かったので、そこからちょっとずれた所で話が転がってるのは、このお話に出る全員が好きな自分としては嬉しい。特に良ちゃん!
と言いつつも、あの思い出の大冒険以来ジワジワ関係が煮込まれてきてる桃シャミ関係の描写も、布団の残り香を書いだり、アイドルうちわを見せつけたり、米を炊かせてたり、話の合間にギチギチ詰め込んできてた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月17日
そっか米かしかも毎日か…想定以上にズブズブだな、ちよももよ。
さておき、Aパートはトボケたところもありつつ優しいお嬢様・陽夏木ミカンと挑む、VS”G”決戦。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月17日
一人暮らしで暴かれる生活能力の低さとか、キャンキャンやかましい割に状況改善しない所とかを、しみったれた暮らしに慣れきったシャミ子が補っていく距離感が良かった。
とにかく桃シャミがつえーんで、ミカンは結構難しい立ち位置にあると思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月17日
…んだが、彼女がいないと二人の世界に風穴が開かないというか、運命的に強く惹かれ合うだけが人間関係じゃないと教えてくれるというか、ミカンがいてくれることで作品が得ているものは、見た目より大きいと思う。
そのありがたみを、生活感がモワッと漂う夏の昼下がりに上手く溶かして、静かに伝えてくれるエピソードで良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月17日
”ばんだ荘”に越してきて生活圏が近くなり、飯を食ったり掃除したり、日常に直結した部分で共演するようになって、いい具合に彼女らの体温が伝わるようにもなった。
夏休み編全体に言えるのだが、なんかすげぇデカくてヤバいイベントは起きないんだけども、当たり前のことを繰り返しながら縁が深くなり、人間としての向き合い方がジワジワと変わっていく手触りが丁寧に彫り込まれてて、凄く好きである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月17日
フィクショナルな実在感…とでも言おうか。
全く構えた所がない、ゴミだらけの部屋も平気で晒す付き合いを、可愛いオトボケも交えつつ見してくれると、作品世界がじわりと染みてくる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月17日
そしてしんみりするだけで終わらず、シュールなボケと変な勢いも、忘れることなくそこに在る。
このバランスが、やっぱ良いよね。
後半も似た感じの味付けで、ご先祖と子孫の夢冒険はなんとも楽しそうである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月17日
お姉をとても尊敬し、いつでも役に立ちたいと願ってる良ちゃんが存分、大好きなシャミ子と仲良く楽しくしていて、僕はとても嬉しかった。
良ちゃんが幸せだと…嬉しいッ!
僕のキモい実感はさておき、ナントカの杖をより使いこなすための特訓がここで挟まるっつー事は、二期クライマックスにはまた大きな試練が在るのかな…とか考えもした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月17日
普段はテキトーに調子こいてるご先祖だが、子孫が可愛いという口ぶりに、嘘はない。
だからこそ、危機を超える力を鍛える。
そういう殊勝な態度がまーったく似合わない人の、結構しっとりした一面をいい軽みで届けてくれて、Bパートもまた良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月17日
3万人の軍勢を生み出すほどに、寂しさが募ってたのも嘘ではないんだろうなー。
こういう所で、人と同じ時間、空間を共有できない人外の寂しさ描くから、油断できぬ作品よね。
あと血族水入らずの精神世界にお邪魔できず、ひっそり重力を貯める桃色魔法少女も、湿度高めで良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月17日
どんっどん人と人が触れ合うことで生まれる多彩な諸相が、元スパルタンクール系少女に刻まれてて、見守ってるとキモい笑顔も自然と出る。
どんどんメチャクチャにな~れミ☆
つう感じの、夏の優しきスケッチでした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月17日
夏休みで自由時間が増え、ご近所となって日々触れ合うなかで、生まれてきた感情。
それは肩肘張った特別なものではなく、しかしだからこそとても大事な、”まちカド”サイズの思いだ。
それがどんな顔しとるか、しっかり教えてくれるお話でした。
次回も楽しみ
つーか作中でも言及されてたけど、10年付き合ってお互い無茶も言い合い、ヘルプ頼まれて転校までしてきちゃうミカンって、桃に対する思いと縁は相当太い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月17日
そこにメラっと、薄暗い感情を燃やすまぞくの中でも、もんもの存在ってホントデカくなってると解る回だった。
でもこのお話はそういう感情の質量を、分かり易い派手さでは演出せず、あくまで笑いの中静かに、丁寧に積み上げていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月17日
この手付きが、魔族とか魔法とか扱ってる割にお話が食いやすく、実在感とコクがある味わいに繋がっている気がする。
エモで押し切るタイミングを、慎重に測ってる…つうか。