ルミナスウィッチーズを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月5日
1944、ブリタニア首都ロンドン。
前線から遠く離れた街で、落ちこぼれ魔女達は音楽と出会う…という感じのお話。
スト魔女なのに銃撃たないズボン見えない、可愛い動物が常時あざとくアピールし、アイドル魔法少女物語の色合いが濃いスタートとなった。
大変良かった。
お話としてはアイドルユニット結成前夜、兵士適性は低いが可能性を感じさせる綺羅星たちが、街角で出会い縁を繋ぐ所まで…という感じ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月5日
透明度が高く、”ルミナス”の名前通りキラキラと眩しい世界が、穏やかで優しい。
佐伯監督作品と聞いて、こっちが構えたミットにばっちし、世界観がハマった感じだ。
冒頭、ダンケルク撤退戦の重苦しさがこの朗らかさによく効いていて、魔女の力を失った老兵・グレイス少佐が”戦争”に対しどんな気持ちを持っていて、これから若き歌姫たちを集め導いていくか、お話を下支えしてくれてた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月5日
華やかな歌舞音曲を扱うとはいえ、そこはスト魔女世界。硝煙と血の匂いはガチだ
今後展開する物語の中で、魔法音楽隊も銃を握るのか、それとも歌一本で戦い抜くのかは、まだ見えないけど。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月5日
スーパーエースを美少女化した、前線でバリバリ戦いまくるこれまでの主人公たちとは、また違った筆使いで、しかし同じ心持ちで大戦に挑んでくれる生真面目が、ゆったりした作風に香る。
少佐がずーっと『音楽は問答無用に、人間を救う!』と言い続けてるのが、戦時下の音楽を扱うのに大事な姿勢だなー、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月5日
芳子達は人が人たる証を奪い返すために銃を取り戦ったが、このお話の主人公たちも、歌に魔法を乗せて、戦場で荒む心を癒やし、人が獣に堕ちるのを守ってくれる…のだろうか?
何しろ元ネタが戦闘機乗りじゃなくて往年の名歌手なので、未来の音楽隊は軒並み、ポンコツ揃いの問題児集団だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月5日
クセはあれども撃墜数は頭抜けていた、これまでの物語とはまた違った、戦闘適性がない軍人の生き様を、どんな風に彫り込んでいくか。
そこにも、興味が高まる。
同時に使い魔がのんびりじゃれ合う様子が幾度も描かれ、風景も光の移り変わりも柔らかな作風は、等身大の少女たちの青春を、より落ち着いた筆致で描いてくれそうな感じもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月5日
歌うこと、踊ることは、何かと自信がない彼女たちが揺るがない自分をつかむための、大事な助けになってくれる…はずだ。
ネウロイ襲撃もチーム結成も焦らず、メイン三人の顔合わせと、お話に漂う空気の描画に時間を使った今回、正直確たることはあまり言えない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月5日
のんびり天才肌のジニーと、おっとり気質のみのり、そして怒りん坊に見えて柔らかな部分が垣間見えるミラーシャ。
そのアンサンブルは、なかなか風通しが良い。
この三人組と、各国のトンチキポンコツを寄せ集めた新入り共が、現状お偉いさんのお飾りでしかない軍属楽団をどう変え、そこでどう変わっていくか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月5日
そのエピローグを、丁寧に追うエピローグであった。
こんだけどっしり構えられると、凄く独特の風格出てくるな…。
この切羽詰まってない余裕は、スト魔女外伝としての個性として、かなりいい感じでもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月5日
コミカルな笑いも交えつつ、これまでの物語はやっぱり戦場での生きるか死ぬか、結構張り詰めた物語が展開していた。
そこにズボンが映り込むから、心の置所に困ったりもすんだけどさ。
しかし美しきロンドンは戦火から遠く、人々は平穏な日常を謳歌している。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月5日
ポンコツ兵士たちも例外ではなく、自分たちの行く末に悩みつつも、取るか取られるかの切迫感は薄めだ。
それが音楽という題材、作品全体を覆う筆致とムードに合致してて、あの世界の新しい顔を見れた感じがあった。
無論戦争は絶賛継続中で、そのシビアさを音楽隊が思い知るエピソードも、今後あるのだろうけど。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月5日
それを糧としてより強く歌い、自分を見つけていくためのキャンバスは、あくまでゆったりと焦りがなく、全てがキラキラと汚れない。
この透明感が、やっぱ良い。
これまでの例に漏れず、人数多い話なのでキャラの個性はオイオイ染み込んでくると思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月5日
ねぼすけマリアちゃんが太眉可愛いので、現状かなり注目している。
三人娘の書き方がじんわりと良い感じだったので、他のキャラ彫り込む時もいいモン見れるかなー、と思えた。
まずは全員雁首揃えて、音楽隊結成! という話になるとは思うのだが、さてどんな味付けでチームを作ってくるか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月5日
出来上がってるエース部隊に、扶桑の超新星が入り込む…つう今までの型から外れ、ゼロベースで音楽隊を作り上げていく感じの話になりそうなのも、楽しい外伝となりそうなポイントだ。
グレイスがこの段階で好感度高いキャラなんで、彼女が組織の無理解と腐れポンコツ新人に振り回されつつ、理想の音楽隊を作っていく根性物語を、応援したい気持ちも強い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月5日
一見ジニーが主役に思える座組だけど、実はグレイスPが物語のダイナモかなー、って印象だね現状は。
スト魔女なのに地面にべったり足つけて、”風”を感じさせないスタートになったのも、またちょっと変わった出だしか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月5日
これは皆が集まり歌が鳴り響いて、運命が動き出す瞬間に空に飛び出すことで、”初めての空”をじっくり食わせたいが故のお預けかなぁ、と思っている。
ジニーたちが始めて空に舞う時は、これまでの戦場とはちょっと違う風が届くはずで、それは綺麗で爽やかで、このお話独自の匂いがするだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月5日
そんな期待感が第1話からあるのは、とても良いと思います。
ここら辺は、湖水に反射する星をあまりに美麗に描いた、ジニーのオープニングも効いてるかな。
あと、かの”ブルースの女王”が元ネタということは、いのりは相当芯が強い子だと思うので、はよう『ドレスは贅沢ではなく、歌手にとっての戦闘服』と、軍上層部にタンカ切って欲しい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月5日
まだお歌は流れてないけど、BGMがリッチで既にいい感じだからなー…音関係でも、強く殴られたいね。
というわけで、穏やかで今までの物語とはちょっと違くて、でもそこにこそ期待と予感がある、とても良い第1話でした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月5日
こっから個性派ポンコツの凸凹ガッツストーリーが、どんな響きで展開していくのか。
次回も、大変楽しみです。