シャインポストを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月12日
崖っぷちアイドルと異能者マネジ、どん底からのアイドル成り上がり物語! という塩梅の、ドルアニ超絶ど真ん中。
あまりの真っ向勝負っぷりに見る前ちょい不安だったが、ベタな所を作画カロリーで踏み倒したり、異能を用いたトリックでクスグッたり、出足は好調と感じた。
第1話は作品のスケール感、リアリティと主人公の立ち位置をなぞりつつ、ドタバタ元気めに転がっていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月12日
OPを飾る絶対アイドル・蛍のライブがバックダンサー多めの、アイドルアニメではちょい珍しい見せ方で、オッとなる。
大橋さん、幾度目かのレジェンドアイドル枠か…。
ちと脂っこい色彩に、濃い口に暴れる作画が重なって、”動く絵”としての圧力はかなり強い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月12日
踊ってない場面でも動き…特に髪の毛の圧力が凄くて、やや過剰感すらある。
このクドい感じが、一切自分を疑わない常時スイッチ入りまくりな主役と響き合って、結構咀嚼が大変だった。
反面マネージャーは血圧と自己評価が低いダウナーボーイで、ここの緩急はバランス良いと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月12日
勝ちすぎたがゆえに居場所がなくなったメンターと、空っぽだからこそ夢を追える新人たち。
第1話で見せられた主役サイドの座組は、かなりいい感じだと思う。
嘘を輝きとして認識するマネジの異能は、本気で嘘をつく商売である”アイドル”においてかなり面白い設定で、どう生かしてくるか楽しみである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月12日
夢を聴いた時の輝きっぷりが、TiNGS三人の自己評価、対外的意識を静かに語っていて、今後何処に足場を置くかを、上手く伝えてもくれた。
常時ヤバい感じに血圧上がってる春は、一切己を偽らずデカい夢を信じ続けている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月12日
挫折を知ってなお己を疑わないのは即ちバカであり、バカだからこそ出来ることをこの子に果たせられるのか。
才能の片鱗が、レッスン終わった後微動だにしないキメっぷりから上手く透けていた。
ただただヌルヌル動かす…ていうクオリティ過剰な部分が無いわけではないが、細かいところに気を配った作画力でキャラとか世界観とかを伝える、質で演出を支える感じの使い方が出来ているのは、スタジオ櫂っぽいなぁ…と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月12日
ギャーギャー事務所で喚いてるカオスな感じ、やっぱ好きだな。
残りの二人はおっとりマイペースな杏夏ちゃんがやや光り、ツンデレ傲慢な理王ちゃんがビッカビカ…と。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月12日
アタクシ様力が高く見える理王が、既に自分に嘘つきまくりのフラジャイルだとバレてるの、異能を生かしてテンポを早めてていい感じだと思う。
あーいう子はまぁ、当然ナイーブよね。
マネジの目に映る輝く嘘、TiNGS内部でのそのギャップは、そのままアイドルとしての自意識、成功への対外的意識の落差だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月12日
ここに涙と汗が乗っかることで、芸能ど根性物語は転がっていく。
己を疑わないもの。
己を疑うことしか出来ないもの。
己を見限っているもの。
異能故に居場所を失ったマネジ含め、みな自分が見ている自分と、見られたい自分と、他人に評価される自分の間に隙間がある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月12日
そここそが、”アイドル”の発火点だろう。
嘘が見えるということは、それを輪郭にして本当も見えてくる…はずだ。
しかし飾らない真実だけが、アイドルの全てではない。
むしろ真実よりも眩く輝く嘘を演じればこそ、偶像は天に登っても行ける。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月12日
ここら辺の不思議な力学を、”輝き”というポジティブな要素と、”嘘”というネガティブな要素をないまぜにして、メインキャラの異能として付与してきたのは、かなり鋭い造形だと思う。
嘘は、否応なく輝くのだ。
それが金メッキのいやらしい虚飾になるか、本物の黄金として他人を輝かせるのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月12日
”輝く道標”を目指しつつ、一切嘘の輝きがない春の変化(あるいは不変)が、この素材を一番美味しく扱えそうではあるが…さてどうなるか。
大型ソシャゲ連動企画らしく、とにかくキャラ多いからなぁ…。
つーか動員されてる声優陣が、新進気鋭の若手声優からベテランの声優アイドル、各種三次元アイドルまで多士済々で、なかなか面白い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月12日
ドルと二次元の境界線もどんどん薄くなっているが、それでも各領域”棲み分け”つうのはあるわけで、そこを大胆にぶっ壊してきたキャスティング…一天地六どう出るか。
あとマネジの血圧低いけどアイドルに夢を見続けている感じ、そのための基石として自分を使い潰しそうなヤバ加減は、なかなか魅力的でした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月12日
落ち着いて湿り気がある山下くんの声が、異能に振り回されつつも志を捨てれないキャラクターに、ドンピシャハマってた。
連絡入れてた幼馴染の”ケイ”はつまり”蛍”なんだろうな、見たいなメタ読みも出来る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月12日
あんだけキラキラパワフルなステージで魅せた絶対アイドルが、”ケイ”としてはねっとり重たい湿り気を漂わせているなら、その間には何があるのか。
蛍とケイ、どっちが本当でどっちが嘘か。
主役の異能に絡めて”嘘”という柱がしっかり立ったことで、コスられ過ぎて新鮮味がないアイドルアニメで勝負するのに必要な芯が、ちゃんと確保できてる感じがした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月12日
それはアイドルだけの特権ではなく、人間誰しも偽りで己を覆っている。
同時に的確な嘘を創ることが、偶像家業の必勝法だ。
マネジが輝く嘘を、嘘が見えてしまう自分をどう考えているかとかも、今後掘り下げると面白そうである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月12日
ぜってーロクでもないモノ埋まってるでしょ…。
嘘を嘘のまま護るとしても、暴くとしても、結構辛い立場だよなー。
それでも嘘まみれアイドルのど真ん中に、立ちたいと思う気持ちがある。
そんな日生直輝の赤心を信じて、今後を見たくなるいいスタートでした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月12日
挫折を経験し諦めを知ったマネジの大人っぷりと、どん底でなおワイワイ騒げる三人娘のガキっぽさが、上手く噛み合って転がると、変化と成長の物語としてかなり馬力出んじゃねーかな。
そういうベタ足、俺は好きなの。
物語の歯車がしっかり噛み合うかは、今後描写を通じて各キャラの分解能を上げてる中、納得と期待を強めていく部分。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月12日
そんな個別の物語が描かれていくキャンバスが、かなりスマートで個性的でもあると、しっかり自作に挨拶させてくる第1話でした。
かなり良かったな…面白かった。
まずは専用劇場、いずれは中野サンプラザ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月12日
話を牽引する目的が短期と長期、早めに出されているのは見やすくてありがたい。
具体性のある目標に向けて、今後汗を流していく三人に、クセ強そうな有象無象がどう絡み、どう魅せるか。
人数の捌き方、手際の良いキャラ立ての技量にも期待である。
”嘘”が話の核にあるので、キラキラなだけじゃないドス黒さも結構な頻度襲ってくれそうなのが、個人的にはワクワクする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月12日
OPでは『影を生まない光が此処にある』とか歌ってたが、蛍ちゃんよ~、歌ってるアンタが一番それ信じてね~し、絶対アイドルとして駆け上がる中、たっぷり闇も見てきたんだろ?
それでも”蛍”のステージはあんまり眩くて、色んな女の子が夢に狂う種火を撒き散らしている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月12日
その嘘が、果たして罪なのか。
生まれた輝きは、結局嘘でしかないのか。
そういう問に全力で挑んでくれると、これは面白い作品になるのではないか。
期待しています。次回もとても楽しみです。