ちみも を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年8月11日
今回は前編後編、日常の中にある小さな不幸と幸福をダラダラと集めていく、脱力系のエピソード…なのだが。
あるあるの列挙で10分以上、ややダルな気配が漂ったあたりで何の説明もなく地獄マターが暴れ倒し、地獄さんが虚無に吸い込まれて終わるスパット感が切れ味が良し。
ホントオチが秀逸で、さんざんショッボい地獄を捧げていたけど正体は全くわからず、問答無用のパワーで全てを終わらせる地獄のブラックホールの『何だったのアレ…』感が、弛緩した日常をずっぱり切り裂いて気持ちがいい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年8月11日
しかも二回。油断した所でやられたので、後半のは本当に刺さった…。
三姉妹の日常を追いつつ、身近な手触りのあるネタをどんどん積み上げていくパートの緩さと、そことは何の関係もなく虚無が強制終了叩きつけてくるエッジの鋭さ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年8月11日
僕はちみもを前衛作品として楽しんでる部分があるので、この対比はかなりクラクラ来た。
かなりアヴァンギャルドだよなー…好き。
前半で集める小さな不幸も、後半積み重なるリトルハッピーも、ザックリしたオチを際立たせるある意味前フリなのだが、同時にその緩さ、可愛さが作品の魅力でもあって。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年8月11日
はづきのバイト姿とか、めいちゃんの休日の過ごし方とか、キャラの解像度が地味に高まる描写がなんか嬉しかった。
めいちゃんが結構シネフィルで、映画館に行くとき髪型変えてお洒落してるの、ホント可愛くて好きなんだよなー。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年8月11日
ああいう小さな日常を、パステルカラーの鎌倉風景に馴染ませて展開していく手付きの良さが、作品の強みの一つでもあろうし。
そういうのを感じれるエピでもあった。
やっぱぱっと見のヴィジュアルから感じるチャーミングなホッコリ感と、蓋を開けてみると思いの外ブラックで前衛的な作風のギャップと同居こそが、このお話を楽しく感じてる足場なんだろうなー、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年8月11日
才気を不要に尖らせず、柔らかな綿で包んでぶん殴ってくる作風、好きである。
地獄マターの謎の存在感は、強制オチ執行装置としてなかなか良いので、今後も収集つかなくなるくらいグダグダダラダラやって、地獄さんを地獄マターに吸い込んで強引に落とす展開は、二度三度見たい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年8月11日
あの心地よい置いてけぼり感はなかなか味わえないので、『うえのきみこ…恐ろしい子ッ!』て感じ。
あとまぁ、地獄めいたこと頑張ろうとするほどに人の良さが滲み出る地獄さんが、相変わらず可愛かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年8月11日
ぜってー獄卒の仕事向いてないが、当人的には結構今の職場好きなのが、また可愛い。
今回は日常の一幕で収まった(ブラックホールに吸い込まれても)が、今後厳しい未来も待っているか。
そこら辺も楽しみつつ、ゆるふわ可愛い鎌倉ライフ…だけで終わらない、かすかな毒とエスプリを味わっていきたい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年8月11日
やっぱ2クールに1つくらい、こういうセンスと知性を自在にぶん回してる、クセと個性が強いアニメを堪能したくなるな…。
そういう欲求が満たされて、大変ありがたいですね”ちみも”は。