風都探偵 第4話を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年8月29日
反りが合わないフィリップとときめをよそに、翔太郎は人気アイドルの護衛任務を引き受ける…というお話。
前回が3話一繋がりで、どっしり街や人を見せる構成だったのに対し、謎や因縁を残しつつ事件自体は一話で完結という、ショートでシャープな作り。
勿論メガネウラドーパントの事件はより大きなうねりへの導入でしかなく、今後色々な厄介事が踊りそうなのは、翔太郎が述懐している。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年8月29日
他人を調査対象としてしか見れないフィリップと、気分屋で失われた記憶が不安定なときめ。
反りの合わない二人は、翔太郎抜きで事件に挑めるのか!?
ここは次回以降転がる部分として、今回は肉感的な作画とライブ演出の強さがグイグイ、お話を牽引する作り。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年8月29日
風祭メグのお肉を書く筆が大変元気で、前回のときめの裸身といい、心地よいエロティックを堪能できた。
艶のある色彩と、柔らかさを強調する描線が相まって、ホント凄い。
口ではアイドルとプログラマーの”W”な暮らしを嫌がりつつ、ファンを前にするとスイッチが入り、歌に踊りに殺陣にMC、なんでもござれのスーパーアイドルに化ける。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年8月29日
もな子のキャラが立っていて、なかなかに面白い回だった。
激務に捻れたこの状況に、ドーパントと怨恨がどう絡んでいたのか。
ここら辺の謎解きも次回以降だろうけど、犯人置くならあのメイクアップチームの中…だよなぁ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年8月29日
メガネウラドーパントを倒して事件解決…と思いつつ、実は二の矢三の矢があって、ハーフボイルド探偵が倒れる中でデコボコ新造コンビがどう立ち回るか…て構成かな?
今回はガジェットやフォームの解説も兼ねた回で、いかにも三次元で売ること前提の角張ったデザインが、アニメの世界で動いている面白さが強かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年8月29日
三次元特撮と二次元アニメの境界を越え、混ぜ合わせる作品なので、独特のリアリティが変身アイテムとかから出てるのは、見てて楽しいね。
前回は熱を操る遠距離型なので、近接が強いフォームで押す。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年8月29日
今回は足の早い奴が相手なので、遠距離射撃に長けた闘い方をする。
9つのフォームを切り替え、状況に対応しながら戦えるWの特色を、アクションに活かして描こうという意志がしっかり機能していて、全体的に見応えがあった。
シューティングが決定打にならない相手のしぶとさを描きつつ、むしろ超近接型でカウンターを狙い仕留める決着も、メリハリが付いてて良い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年8月29日
犠牲をいとわずスタイルを完遂する、翔太郎の強さを描く意味でも、肉を切らせて骨を断つ一撃は良かった。
翔太郎くん…キミもうハーフボイルドじゃないよね?
むしろ半沸の未熟さはときめとフィリップにあり、風都の探偵助手として貫かなきゃいけない生き様を、頼れる先輩が行動不能な中で、ときめに背負わせていくのかなー…という感じ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年8月29日
前作見てないので、フィリップが翔太郎との生活でどんだけ変わって現状なのか、分かりきれてない部分もあるけどね。
フィリップの過度な分析主義は、多分翔太郎と共に過ごし戦う中で”マシ”にはなってて、しかし簡単には消えない彼の個性であり強みだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年8月29日
これを殺して、翔太郎のように酸いも甘いも噛み分けた話の分かるキャラになっては、相棒に欠けた部分を補う個性が消えてしまう。
状況を悪化させるときめの不安定な心も、かけがえない彼女の一部であるはずで、大事なのはどう短所を長所に変えていくか…なのだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年8月29日
翔太郎はおやっさんにドヤされつつ、既に自分の甘さを武器に変えた。
物語の内部で成長するというより、完成した自分を既に持っている印象だ。
なのでときめとフィリップが、未成熟であるが故の物語を担当するのかなー、という予測(であり期待)
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年8月29日
翔太郎は依頼も人間も両方見れてて、バランスのいい人格してるんだけども、チャーミングな未完成もどっかに残していて、キャラ造形のレベルが高いと思う。
その中核にあるのが、女絡みの悪運…か。
ときめが物語の中心に居座るほどに、異性と良い関係を作れない翔太郎の欠落が浮き彫りになり、しかしこの物語は探偵と助手、男と女の物語だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年8月29日
ときめが隣りにいる限り、翔太郎は完璧にはキメられず、時には体を張って血を流す。
その未熟がヒーローに人間味を与え、魅力を生み出してもいる。
ここに今までの強さでは追いつかない新種の敵の影、小野D声で裏から超越者ッ面してる黒幕と、今後話をかき回しそうな要素も加わって、なかなかいい感じである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年8月29日
前作で世界を救うほどに強まっただろう無敵のヒーローに、危機感を覚えさせる敵をどう作り、どう見せるか。
難しいところだと思うが、迫力ある殺陣とオーロラ野郎の底知れぬ雰囲気で、現状なかなかワクワク出来ている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年8月29日
血を流さねば守れぬ強敵と、実際のアクションでしっかり描いたことで、新たな敵とそれに立ち向かうヒーロー、両方の格が上がっているのは良かった。
危機からの脱出、最後のキメワザと、ガジェットが要所で活躍して存在感があったり、ときめにポケットを探ってもらう時翔太郎くんが赤面してたり、細かい場面で何を見せたいか、鮮明なのも良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年8月29日
やっぱ翔太郎くんが揺るがぬ信念を持ちつつ、初心なシャイボーイなバランスが良いよね。可愛い。
そんな彼が重傷を負い、残された相棒と助手は反りが合わない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年8月29日
一応アイドル襲撃事件は解決したものの、謎は残り完全解決は遠い中、果たして似た者同士の二人は…という所で、次回に続く。
ヒキが明瞭で、勢い殺さないまま次に行けるのは強くて良いなー。来週も楽しみ!