異世界おじさん を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年9月1日
夏。
異世界帰りのぼんくらと仲間たちの日常も、陽気に誘われ少し熱い頃合いのお話である。
地獄の異世界放浪を、笑い混じりに思い返せるようになったおじさんと、そこに寄り添う男と女のヘンテコな日常。
やっぱ基本構造が既に楽しいな、このアニメ。
勇者パーティーとの因縁と、たかふみの甘酸っぱいラブコメが絡まりながら展開していく今回。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年9月1日
モロに”スーパー忍”な能力案とか、可愛い顔して邪悪極まる異界の獣とか、細かいクスグリも絶好調だ。
言葉が通じても、魂が分かり会えない外道は確かに存在する。なら焼くしかないよね!
それでもおじさんの能力はコミュニケーションにあり、辛い思い出をボンクラ仲間と共有するうち、自分がやりたかったことも思い出しつつある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年9月1日
自分がされたように外見で他人を判断せず、ちゃんと話して態度を決める。
危機一髪、強面ショタの千秋くんを異能の餌食にしかけたたかふみだが…
結局炸裂せずに済んだロクでもねぇ力ではなく、おじさんの血と涙が滲んだ経験を借り受ける形で、なんとか人間の淵に踏みとどまった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年9月1日
でもアイツ相当ヤンでるので、スナック感覚で力の使い方間違えると思うな…痛い目見てない分、おじさんより遥かにヤベーわ。
おじさんは、勇者パーティへの記憶消去に一切躊躇いがない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年9月1日
あの間合いで奇襲しかけれるってことは、つまり息をするように殺せるってことだが、そっちには踏み込まない。
だが異能を用いて他人の記憶を捻じ曲げ、ややこしい事を回避するスピードは異常だ。
ここら辺、自分の記憶を大事にしていない延長なんだろうな、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年9月1日
覚えていては心が壊れる悲惨への、応急処置的な記憶忘却とはいえ、魔法で人格の根底を切った張ったしたことで、やっぱ共感能力にデカいヒビ入ってる感じはある。
このヤバさを、おじさん自身自覚してないからな…。
まともに受け止めるには重すぎ痛すぎる記憶を、セガマニアの幻想で包んで逃げて、なんとか受け止めれる形にした結果が、おじさんの異世界サバイバルなのかもしれない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年9月1日
現代とも現実ともズレきった、どこか幼いマニアっぷりの裏には、17年という時間の重さ、そこに宿った血が滲む。
しかしそれをたかふみ達と共有するうちに、本来自分が何したかったかとか、実を結ばぬまま終わったラブコメに籠もった情愛とか、ボロボロにひび割れつつまだ形を保っているものを、ゆっくり取り戻してきている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年9月1日
冒頭、あんまりにあざとい仕草でモゾモゾしてるエルフの可愛さを、おじさんは認識しない
しかしそんな感じでワイワイやれる時間が確かにあって、その延長線上にたかふみと飛ぶ空がある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年9月1日
甥っ子に異能の力を貸し与え、正しく使えるかどうか試す信頼もある。
切羽詰まった時発動する翻訳の力は、話せばなんとかなる相手と繋がり、人間の当たり前を取り戻す助けになってくれる。
ダメ人間のグダグダコメディを下支えする、そんな人生の駆動理論をジンワリ感じることが出来て、とても良い回だったと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年9月1日
薄暗い団地から外に出て、太陽の下でワイワイやってる姿は、おじさんが彼なりの方法でリハビリして掴んだ、嘘のない生き方だ。
だから空飛ぶ二人を見ているのは、妙に嬉しい。
ここに千秋くんとか沢江さんとか、新しいキャラクターが混ざって何が生まれるか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年9月1日
次回以降も、なかなか楽しませてくれそうだ。
沢江さん、確実にたかふみラブコメを加速させるためのニトログリセリンなので、藤宮の可愛い表情たくさん見れそうなんだよなー…大変楽しみ。
現実世界でじわじわ関わる人が増え世界が広がるのと、思い出の異世界が辛いばっかじゃなく、散々な体験にゴロッと輝く宝石もあったと思い出していくのが、結構好きな語り口だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年9月1日
過去と現在が並走する形で、昨日よりちょっと笑える明日に繋がっていくの、結構手応えある話運びよね。
次回も楽しみ!