PUI PUI モルカー DRIVING SCHOOLを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年12月4日
屋外教習第二弾は月面ッ! 月のうさぎは機動齧歯類の夢を見るのか!? という、ぶっ飛びイマジネーションな回である。
1/6な重力を繊細に表現するアニメの面白さ、月面着陸のときの煙の表現、モルカーとはまた違ったウサギの跳ね方…。
ストップモーションアニメとしてフレッシュな表現が多々あり、何よりもまず”アニメ”として面白い仕上がりだった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年12月4日
大気圏外活動用モルギアの仕上がりも良くて、生物としての可愛げと機械としての力強さが同居する、モルカーの魅力が良く引き出されていたと思う。
深海だろうが月面だろうが、どんな時でもニンジンに釣られて道を踏み外すパンクスどもの、ウサギを追って月面紀行はそのフワッとした足取りも素晴らしく、ファンタジックな味わいが色濃かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年12月4日
月面作業モルが酸素マスク付けてないあたりから『ん…?』となって、最後のの夢オチ…
で終わりきらない、月面ニンジンが現実にはみ出している不可思議さ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年12月4日
もるみを扱った話もそうだが、二次元と三次元、夢と現実の境目をはみ出して展開するお話は、動かぬ”モノ”と自在に飛び回る”イキモノ”の間に、技術と表現の架け橋を作るアニメーション技芸と、心地よくハマる。
コマ取りされているモルはフェルトで作った”モノ”でしかなく、しかしそれが繋がって流れ始めると、”イキモノ”としての個性と感情を豊かに溢れさせる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年12月4日
そこで生まれている魔法は、物体のモノ性を強く残すストップモーションアニメだからこその不思議さを、物語の奥に色濃く残していると思う。
布切れの塊、綿の煙が特別な夢として作中に息づき、現実にはありえない…でもあってくれたらなんて素晴らしい幻を形作る時、それは確実に様々な境目を超えて、僕らに差し出されてきている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年12月4日
そういう表現メディアだからこそ、夢現の境界を滲ませるお話とは、相性が良い気がする。
なにしろ表現するべき重さは1/6、パワフルなハードアクションとはまた違った角度から描かれる、教習場を出て生まれる物語。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年12月4日
月の夢うさぎとの、言葉なき不思議な交流も良い感じで、作品が持ってるファンタジックな底力を存分に発揮した、とても良いエピソードでした。
次回も楽しみっ!