Dr.STONE NEW WORLDを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年4月6日
待ってましたのドクスト三期、謎の中核に切り込む大航海…の前に、人間の一番根っこである”喰う”ことに一話使うスタート。
人数増えた味方チームの現状とかキャラ性なんかを確認しつつも、地道で確かな手応えを持ったお話の強みを、思い出させてくれる良いスタートとなった
アニメSPで手に入れた新技術、気球による高空観察が早速威力を発揮し、石神村の食糧事情は改善。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年4月6日
手に入るメシの量が購える命の数に直結する、シビアな現実…それに20世紀人の若造がどう感じいるかを描くことで、基本前向きで明るくも空疎な夢ではない、作品のトーンがよく煮出されていた。
このお話の二大クール系男子である龍水と千空が、増えた糧に飢餓の日々を思い出し流れる老婆の涙、その重たさをしっかり受け止めている所が、やっぱ好きである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年4月6日
スレてるように見えて、人間が生きること、それがより豊かに幸せになることに真剣なのが、ベタ足の少年漫画力を高めている。
敵を倒すためにはその超人的フィジカルを使えなかった大樹が、農耕という本領と出会い農耕王になるのも、ある種の伏線回収というか、しみじみ『良かったね…』と思える展開で大変良い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年4月6日
額に汗してメシを作る、人間の一番根っここそが、人類救済文明復興というデカい題目のスタート。
こういう足場をどっしり固めつつ、あくまで楽しく調子よく、成功の手応えをたっぷり詰め込んで食べさせてくれる、このアニメらしい語り口も健在だった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年4月6日
乗り越えるべき試練は絶え間なく襲いかかるが、トライアル&エラーを挟みつつ努力がしっかり報われるのは、安心感と充実が太いわな。
村の生活をゆったり追う展開は、司帝国を併呑した石神村、そこで暮らす人たちが今どんな状況なのかを静かに語ってくれてもいて、『そういや、こういう奴らだったな!』と思い出す手助けにもなった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年4月6日
こういう三期のスタートは、このお話らしくて良いと思う。
土を耕すのは過酷な自然に負けず命を繋ぐためであり、世界滅亡の真実を探る大航海への足場を、しっかり整えるためでもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年4月6日
派手で大きな目的を見据えつつ、そこに至るまでの過程それ自体に大きな意味と価値があり、ワクワクする楽しさがある。
そう描くスタートだった。
結果をよくばりに追求しつつ、過程を蔑しないバランスの良さはこのお話の大きな魅力で、ド地味になりそうな新世界農業をしっかりワクワクするよう、横幅広くキャラの顔を照らしつつ転がした仕上がり、大変良かったです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年4月6日
こういう手応えを確かめつつ、大海原に三期は漕ぎ出していく。
そそるなぁ…。