鬼滅の刃 刀鍛冶の里編を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年4月24日
からくりロボから出てきた謎の赤鰯をひょっとこマッチョに預け、里での骨休めはまだまだ続く…と思ってたら、上弦襲来で一気にバトルスタート
！ という回。
さんざんノンキしてた所からのグロテスク＆ハードコアな展開は、容赦がなくて結構好き。
開幕超リキんだスローモーションと良い劇伴が、言っちまえばたかが修行用ロボに一太刀入れた成長イベントにぶん回されてて、『もうそういう”芸”なのかな…』とか思っていたら、続いて物理的に力んだムキムキ刀鍛冶がニョッキリ生えてきて、悔しいことに笑わされてしまった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年4月24日
唐突な半裸マッチョに弱い
原作なら抜いてる所でも一生力み続け、その過剰な感じが独特な味になってきた（のか、そう思えるハラが整わないとアニメで鬼滅見続けられないと思うから適応の結果かは判らんけど）が、刀鍛冶編は原作のへにょんとしてテイスト、かなりいい塩梅で匂っていたと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年4月24日
ここら辺は蜜璃姉さんにさんざん甘え、一緒に遊ぶわ真似っ子するわでご満悦な禰豆子が、たっぷり摂取できたから感じるところかもしれない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年4月24日
俺ァ禰豆子がぽよぽよしてる姿を見るのが、いっとう好きだからな…。
三つ編み結うのに苦労する炭治郎アンちゃんも、大変良かった。
激ヤバっぷりは過去に散々振り回してるし、限界ひょっとこは小鉄がすでにいるので、今回の蛍ちゃんはやや物わかりが良い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年4月24日
草むらから急に半裸で出てきて、ヤバくないってことは欠片もないんだが、まぁ当社比ね…。
錆びた剣を神ウェポンに鍛え上げる、職人サイドの主役でもあるからな。
この段階だとバチボコ暴力野郎なだけの玄弥にも、ややエモ訳あり描写が付けたれたりして、今後の展開を飲みやすくする補強は随所に入ってるなー、って感じ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年4月24日
今回慣れ親しんだかまぼこ隊がメインにいないので、よく知らねー連中ガンガン立てていかなきゃいけないの、難しくも面白そうなポイントね。
このお話においてキャラの肖像画は血で描くしか無いので、出血を強要される上弦バトルが開幕だ！
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年4月24日
玉壺さんの異様さと残虐が際立つ、エグい惨殺シーンも、キモ金魚に小鉄が襲われてるところも、ホラーとしての鬼滅を堪能できて素晴らしかった。
玉壺さん、キモいのが良いよなー…。
アニメだと緑のキッモい眼窩唇がぱーくぱく動いて、鳥海声でベラベラ喋り倒す異様さもまた”動く絵”になっており。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年4月24日
妓夫太郎と梅ちゃんが『鬼に成り果ててしまった人間』なのに対し、刀鍛冶の二鬼は『元人間の怪物』って味わいだ。
鬼に付きもの悲しい過去？
今回は売り切れだよ、他所当たんな。
もう一体の異形、上弦の肆・半天狗は、今すぐ美少年アイドルグループを錬成できそうな豪華メンバーに分裂して、超厄介な上弦力を早速暴れさせていた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年4月24日
梅ちゃん達が結構パワー勝負に持ち込んでくれたのに対し、半天狗は潰しても潰しても終わらない異形の耐久戦だからな…短距離走とマラソンって感じ。
何しろこのアニメ、解説役のスピードワゴンくんとか驚き役のアナスイがいないので、花江くんの喉に負荷かけつつ炭治郎が延々喋るしか無いのだが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年4月24日
引き伸ばされた時間の中、炭治郎がまだ頭で考えている一瞬の間に、スルッと襲撃に対応している霞柱の描写が、静かな強さを感じさせ良い。
冷たいマジレスしか出来ない限界っぷりで、第一印象は最悪な無一郎くんだが、それは欠落の結果でもあって。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年4月24日
炭治郎の素朴な優しさに、失われた過去の欠片を見つけた一瞬、瞳に光が戻るのも良かった。
その輝きが小さきを切り捨てない決断へと、彼を立ち戻らせていく。
組織のため、使命のため。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年4月24日
個人として自分を支える記憶が、なーんも無くなっちゃった無一郎くんが、それでも選び得た唯一の道が、他人の命に値札を張る効率主義なんだと思う。
鬼と血みどろの殺し合いしている以上、そういう冷たい選択はどっかで必要で、炭治郎の言うとおりそれは正しくて冷たい。
柱の中で最も無駄が多く人間的な…人間的過ぎる理由で戦ってる恋柱と、効率しかすがるものがない霞柱が同じ戦場に巻き込まれていくのは、なかなか面白い対比だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年4月24日
無一郎を他人も自分も大事に出来ない、霞みがかった虚無にしているもの。
炭治郎との触れ合いは、そこにも火を入れて作り直す。
ただただ強さだけがある無一郎の現状が、戦いの中過去に立ち戻り、今譲りたくない思いを蘇らせ、未来への道を切り開く。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年4月24日
このドラマは結構好きなので、今後どう書いてくれるか大変楽しみだ。
刀鍛冶の里編、ガッツリした手応えある人間ドラマは、ここくらいだからなぁ正直…。
一度は効率の名の下苛んだ、大して役にも立たねぇ小さな命。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2023年4月24日
それを譲ってはいけないと叫ぶ心は、あまりに真っ直ぐ過ぎる少年と触れ合い、震える思い出から湧き上がる。
霞む記憶の果ての果て、弱者を背中に庇う理由は、一体何か。
激戦をどこまでの気迫で描くか含め、次回も大変楽しみです。
