イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プレイレポート 23/11/18 TNX『桃花源、最悪最後の日』

 昨日はかみおふかみおふBoost 2ndC日程、舞台裏でスタンバってた予備人員でNOVAを遊びました。

 

 シナリオタイトル:桃花源、最悪最後の日 システム:トーキョーNOVA-X RL:コバヤシ

 鉄鎖さん:”Goddaam”江ノ島絃:30代男性:タタラ◎カブトワリ●カゲ 平凡だが生徒思いな、ごくごく普通の化学教師……はあくまでペルソナ。その正体は伝説の殺し屋であり、死にゆく相手が必ず神を呪うことからそのハンドルがある。七月レルムからやってきたセッションの安定軸。

 ソエジマさん:”チャンネル666”:呪いの番組:クロガネ◎●ニューロ、マヤカシ 特定の手順で動画をたどるとたどり着く、見たら死ぬ呪いの番組。実在する都市伝説であり、生来何かを呪うことしか出来ない電脳呪詛であったが、無自覚なままに愛を知り己の在り方を変えていく。貞子レルムからやってきたPCヒロイン。

 闇里さん:トゥインクル☆シスター:年齢不詳女性:エトランゼ◎ミストレス●クロガネ 正体不明の姉なる存在であり、魔法少女に変身して姉ビームで障害を薙ぎ払うパワフルお姉ちゃん。破滅の因果を訂正するべく、上位次元から使わされた機械の天使であり、胡乱さと超人力を併せ持つセッションの推進装置。

 

 こんな感じのメンバーで、地獄と化したコロニーリゾートを駆け巡りました。
 このシナリオはスタイル指定なし、導入も自由自在な『お前らの好きなキャラをバリバリ出して、モチベ上げてグツグツ行ってくれよな!』というアクトなわけですが、色々あってあまりにも自由な連中が一同に集ったぜ!
 しかし何しろ古強者ども、自分のケツの落ち着けどころは自分で見つけるとばかり、トンチキ生命体がセッションの中にいる意味を積極的に見出し、共有して、しっかりと卓を安定させてくれました。
 魔球を投げるときはどんな軌道を取ろうと、きっちりシナリオが求めているストライクゾーンに入れることが大事だと常々思っているので、今回のメンバーがお互いの顔をしっかり見て、ヤバいながらも他人の話を聞く気がある、このセッションを自分の物語にしていくつもりがあるぞと、的確にメッセージを出している様子はすごく勉強になった。
 やりたい放題の超絶好き勝手感がウリのシナリオだと思ってもいるので、他のアクトにはなかなか出にくそうな、アクの強い連中がドンドコ顔を出して、呉越同舟イカれた状況を一緒に乗り越えていく様子は、シナリオ作った甲斐があったなぁと楽しかったです。

 胡乱度の高いシナリオなんですが、一応メインゲストはごくごくフツーのキャラ性とドラマを背負わせ、スタンダードな芯でトンチキを制御する設計になっております。
 なのでキャストとPLがそういう部分もしっかり受け止めて、自分たちのスタイルを活かして今、ここでしか出来ない僕らの物語をちゃんと作れたのも、とても良かったです。
 ここで”しっかり”しちゃうのはシナリオライターとしての癖だとは思うんですが、スラップスティックを場外まで弾けさせてちゃんとセッションまとめきる自信が、あんまないんだよなぁ……。
 まーそこら辺は手癖であると同時にある種の作家性だとも感じているので、開き直って毎回硬めの要素を残してやっております。
 そういう部分を大事に、楽しく遊んでくれてとっても良かったです。

 

 というわけで、大変楽しいセッションでした。
 同卓していただいた方、コンベンション運命スタッフの皆さん、参加された方、ありがとうございました!