昨日はジニアさんに、ド濃厚な河渡白夜シナリオを回してもらったぜ!
シナリオタイトル:真夜中の太陽が沈むとき システム:NOVA-X RL:ジニアさん
新米くん:”真昼の月”河渡日月:20才女性:レッガー◎カブト●チャクラ 白夜の側近として、何事も控えめに己を出すことなく、超人的な力量でその望みを形にしていく静かな暴力装置。夏系凶手として育てられてたところを、白夜の気まぐれで拾われた、”河渡”の姓を分けられた恩義に報いるべく、彼の非道を捌く側に立つ。
緋さん:”八邪道の蓮”蓮美慶真:36歳男性:レッガー◎●カブトワリ、クロマク 白夜の暴力によって消された鏑木リカコの腹心であり、残された組を背負う若頭。カタギだったお嬢を神輿に担ぎ、ヤクザ商売への才覚と両腕に仕込まれた暴力を研ぎ澄まし、荒野に生き延びるすべを探す、忠義の外道。八枚の人格カードを操り、記憶と精神不可のリスク分散を図る策士でもある。
コバヤシ:”野良犬(サルーキ)”藤泉猟牙:42歳男性:フェイト◎イヌ●ハイランダー 圧倒的な知力と暴力の二枚看板で、己のスタイルを粗暴に貫き通す暴力探偵。元BH鑑識であり、NOVA軍進駐以前の野放図なスタイルのまま、私的に巨悪を制裁するクライムファイターでもある。ヤクザを心底嫌うが、因縁が強く絡む元同僚・藤咲竜二の依頼により、河渡を割る対立の渦中に飛び込む。
こんな感じのメンバーで、大荒れに荒れるニューロエイジ最大のヤクザ組織、そのの過去と現在と未来へと体当りしてきました。
大変面白かったです。
NANで衝撃の裏切りを見せた白夜に対し、超ベテランNOVAラーであるジニアさんなりの見解と想いを思いっきり叩き込み、関連ゲスト総出演って感じの超ド濃厚シナリオをたっぷりと遊ばせてもらいました。
自分はすっかりナラティブ方向に足が向いていて、こういうヘヴィー級のアクトを作れなくなってしまっていますが、FEARゲーの旨味と噛み応えのど真ん中を叩きつけてくるようなアクトで、とても面白かった。
搭載しているネタもゲストへの感情も、シナリオと盤面への凝り方も軒並み尋常じゃないんですが、それが全部自己満足ではなく同卓する人が楽しく物語を駆け抜けられるよう、実際のセッションを志向して加速しているのが、熱を感じれて良かったです。
分厚く重たいからこそ描ける物語、捉えられるスケールというのは確かにあって、それをゲームとして効率良く力強く体験してもらうために、ココフォリアの部屋づくりからアクト内の処理、ストーリテリングからゲストの削り出し方まで、徹底的に気を配ってしっかりと仕上げてくれた感触に、たっぷりともてなしてもらいました。
やっぱこういう、コッテリ重たくてホスピタリティに溢れたシナリオに、全身全霊で飛び込むときだけ生まれる快楽ってのは確かにあるわけで、それを思い出させてもらった気分です。
一緒に飛び込んだメンバーも、ジニアさんの気概に負けずしっかりとシナリオにかじりつき、NOVAらしいスタイリッシュな煮え方で己の生き様を暴れさせていて、大変気持ちが良かったです。
参加者全員古強者のNOVA野郎ばっかで、繰り出されるコアなネタを次々打ち返し、継ぎ足し、それが思わぬところでシナリオに絡んで新たに打ち返され……と、システムのコアなマニアばっかり集まったからこその異様な密度で、アクトが生み出す劇的空間がガシガシ広がっていった感じもします。
こういう公式設定絡めまくり、俺の考えたキャストを喰らえ! なディープなNOVA汁、久々に啜ったので、体内の忘れかけていた器官が大変HOTになり、素晴らしいひとときでした。
自分はイヌで居続けられなかった独善の正義マンをやったわけですが、ヤクザよりもヤクザらしいワガママな生き方で、どうしようもねぇクソヤクザ共を罵りつつ微笑みつつ、良い速度で走れたと思います。
今回のアクトはキャストにもゲストにも、濃厚な関係性に囚われてどうにも不自由に生きるしか無いバカモノばっかが集まったわけですが、竜二に対し濃い目な関係を入れ込んだ結果、その渦に上手く混じれたかな、という感じ。
”野蛮なインテリ”つう、得意な類型を上手く活かしてアクトにノレた感じもあったので、キャストがニューロエイジに確かに生きている実感が濃くて、大変楽しい時間でした。
というわけで、大変楽しいセッションでした。
同卓していただいた方、ありがとうございました!