イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プレイレポート 25/06/29 TNX『スパイラル・ダウン』

 昨日はシェンツ先生のRLで、悪徳の街のハラワタに溺れるシナリオを遊びました。

 

 シナリオタイトル:スパイラル・ダウン RL:シェンツさん システム:N◎VA-X

 

 くらいすさん:”眠らない探偵”インソムニア:外見40代男性:フェイト◎●カリスマ、アヤカシ 紳士的な態度と驚異的な事件解決能力で、NIKの切り札として知られる探偵。人の心の奥底に潜り、夜にしか生きられない異形種でありながら、それを切り裂く真実と希望に真っ直ぐ手を伸ばし、光に灼かれる罪禍の輩。

 ありえすたさん:”悪食警官”ザクロ:26歳男性:イヌ◎カタナ=カタナ● とある剣豪に拾われ、剣を振るって未来を切り開く以外の道を知らぬまま突き進んだ結果、悪党斬りの警官となった青年。断ち切るには複雑に過ぎる因縁と業を前に、それでも己のスタイルを真っ直ぐ睨みつける凶つの犬。

 コバヤシ:”新星臥煙気質(タフセイヴァー)”萬井狗望:27歳男性:イブキ◎●レッガー、シキガミ 権益を飛び越え、あらゆる災害に果敢に飛び込む許可を河渡連合会長から得た、天下御免のニューロエイジ火消。鉄火場に果敢に飛び込む裏には、とある少女を救えなかったサバイバーズ・ギルトが焼け付いており、その守護が彼を安らかなる死から遠ざけてもいる。

 

 こんな感じの連中で、超絶ノワールシナリオに飛び込みました。
 大変楽しかったです。

 D時代のシナリオを現代に引き上げ、チューンナップしてのテストプレイでしたが、当時このシナリオをシェンツさんに書き上げさせた圧倒的な情熱の渦が、時を経て僕らを再度飲み込んでくるような、大変面白いセッションでした。
 なにしろ”遺物”ではあるので色々凸凹した部分もあるのですが、それは勝って知ったる古馴染み、むしろ本番前にしっかり洗い出して整えるためのチェックが出来て、テストプレイヤーとしてありがたい限り。
 そういう小さな瑕疵を全力で洗い流すように、災厄の街とその住人に潜む深い闇の奥底へと、息継ぎ無しで飛び込んでいくような重苦しくねっとり血なまぐさい空気を浴び続けて、大変良かったです。

 エルロイは僕とシェンツ先生の共通言語であり、そういうハラで飛び込んでいったわけですが、ただ憧れをトレースするだけではなく、ニューロエイジだけの特別な地獄をしっかり編み込んで、キャストへの当事者性高く、登場ゲストが背負うカルマのグラデーションも強烈で、とても楽しい最悪となりました。
 あの頃のLAにもトーキョーN◎VAという街にも、共通して漂う嘘と裏切りと殺戮の黒い色合いを活かしつつ、そういう泥沼に人間を引っ張る下向きの引力から、どうにかして抗える意思を諦めなくて良いシナリオになってて、凄く良かったです。
 俺は人間性の腐臭を好む気質を独特の作家性としてしっかり活かしつつ、目の前に生身の人間がいるTRPGというメディアの特性を忘れず、ただ無力感を噛みしめる無常では終わらない”ゲーム”をさせてくれるシェンツさんのことを、ずーっと凄いなぁと思っとります。

 

 プレイヤー達も名だたる古強者ばかり……当意即妙のモチーフ回収、お互いがキャラシに記載した要素のツッツキ合い、手を差し伸べつつも物語リソースを簒奪しない間合いと、めちゃくちゃ気持ちよくN◎VAさせていただきました。
 今回はレッガーとイヌが同年齢の腐れ縁、フェイトがそれを見守り導いた先生役という配分でキャストの座組が決まっていったのですが、過去を共有すればこその特別な親しさ、それでも掬いきれない痛みに宿る尊厳、時が流れ変わってしまった己達への苦笑いと爽快が、入り混じって大変美味しいコクが出てました。

 永生者ながら……あるいはだからこそ、陽の光に灼かれても人の強さを見つめ、真実に向き合うニア先生のスタイルは本当にかっこよかったし、流されてたどり着いたイヌのスタイルに自分なりの答えを刻んでいくザクロとの、馴れ合わない距離感もめっちゃ気持ちよかった。
 バコバコに青臭くトガッていた幼年期を包み込む、ストリートという繭から出てそれぞれの生き方を見つけた元悪ガキたちが、それでも変わってない地金を激しく擦り合わせて魂の火花を散らす様に、思いっきり飛び込めて最高だったなぁ……。
 NOVAだからこその関係性やロールを、溺れるほど濃厚に大量に堪能できて、本当に幸せな時間でした。
 やっぱNOVA好きだぁ……。

 

 というわけで、大変楽しいセッションでした。
 戦闘がありえんくらいハードコアでヒーヒー言ってましたが、キャストたちも最強に強まったメンツだったので、ヒリついて楽しかったです。
 ここからさらにブラッシュアップされたシナリオが、コンベ本番ではドカンと炸裂すると思いますので、その時がとても楽しみですね!
 同卓していただいた方、ありがとうございました。