イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

New PANTY&STOCKING with GARTERBELT:第1話『パンティアンドストッキング ホームカミング』感想ツイートまとめ

 あの超弩級オゲレツハイテンション天界オムニバスが、15年の時を超えて帰ってきた!
 一期最終話のマジ唐突なクリフハンガーをしっかり拾い、久方の”祭り”に心のヴァジャイナも疼く!!
 脳漿と愛液が混ざりあった祝福の聖水が、狂った街に降り注ぐ久方の祝祭。
 New PANTY&STOCKING with GARTERBELT、堂々最悪の第1話である。
 大変良かった。

 

 なにしろクソみてーにこんがらがった版権と財務を乗り越え、ようやっとTRIGGERの手に戻ってきた愛しき最悪。
 帰還のご挨拶はド派手にブチかますぜ! ってんで、初手から巨大バトルありド下劣あり、ギークボーイの純愛ありで大満足。

 ワケの分からねぇ勢いと速度で、ガンッガンに状況が加熱しつつマジ賑やかに、性と暴力とおバカと純情のど真ん中へと突っ走っていく力強さは、大変良かった。
 ノリと勢いだけで押し切っているように見えて、待ってましたのオゲレツ山盛りとか、アイデア満載の巨大バトルとか、ギークボーイがどんだけパンティのこと好きなのか改めて描く展開とか、待たされただけに欲しかったものタップリと詰め込んでくれた、サービス精神こそがありがたい。
 それは今PSGに出逢う人たちにとっても、鮮烈に輝く作品の心臓として眩しいもののはずだしね。

 あ、デイモン姉妹が味方でWelcomeな感じなのは大変ありがたいです。
 可愛いからネあの二人!

 

 汚言と臓物をタップリぶん回し、コンプラお構いなしの好き勝手絶頂ヤッてくれてるパワフルな大暴れは、長い時間を置いてのリスタートであっても作品のコアを全然忘れていない、制作者への信頼感に繋がっていた。
 これを楽しむためにはスゲーシンプルにアニメとしての仕上がりが良くないとダメで、見てて脳髄湧き上がってくる動きと音楽のシンクロとか、崩し気味なデザインでもしっかりキマってるレイアウトとか、八方破れに見えてメチャクチャ地道で大変なこと、しっかり仕上げてくれてありがたかった。
 なーんも考えずオゲレツに溺れれる気持ちよさは、やっぱBGMの仕上がりあってこそだと思うので、NEWになってもいい感じで嬉しい。

 そんな気持ちいい”いつも通り”を暴れさせつつ、第1クールで積み上げた関係性の変化を蔑ろにせず、ギークボーイLOVESビッチな熱量をしつこくちゃんと描いたり、悪の尖兵やるには可愛すぎると解っちゃったデイモン姉妹と融和ムードだったり、全部をひっくり返す感じじゃないのもありがたい。

 

 いやまぁクソビッチ共は今まで以上に最悪なんだが、街の被害もお構いなしな根性ドブゲロ加減の奥に、キラッと光る真心こそが見たいワケじゃない。
 あるいは世間がおキレイに押し付けてくる、借り物の良識や抑圧を全部ぶっ飛ばして、臓物撒き散らしても終わりゃしねぇ、イカれた逞しさから元気貰いたいのよね。

 666個に分割されようが、巨大化して臓物引きずり出し合おうが、根本的にはクソガキ仲良し姉妹のまんま、アナーキー姉妹は彼女たちらしい愛で繋がってる。
 こんだけ大惨事になってもカラッと許しあえてしまえる、異常なまでの”取り返しの付き加減”こそが、何でもありな世界を成立させる大事なルールであり、作品を噛み締めていて一番気持ちいい味わい…なのかなぁと、改めて思う二期第1話だった。

 オゲレツも暴力も、世にタブーとされること全部やっても戻ってこれるレジリエンスの高さって、実は15年前より今のほうが同時代的な強みなのかもしんねぇな…。
 みんなメッチャやりたい放題でタフで、大変良かったね。

 

 

 

 

 

 

 

 

画像は”New PANTY&STOCKING with GARTERBELT”第1話より引用

 お話は贅沢に一本繋ぎ、一期最終話衝撃の投げっぱなしをちゃんと拾って、リセットなしの大暴れにクソボケ天使の残りカスが挑むお話である。
 明らかノリと勢いでぶっ放された、何もかんもダイナシにするクリフハンガーにしっかり向き合い、ギークボーイを悩める主役に、ガーターベルトを不屈の導師にして突っ走っていくお話は、ぶん回されるやりたい放題に押しつぶされない、タフな背骨がしっかりあった。
 実はブリーフは今回シンジ級にグダグダ悩んでるんだが、イカれたオゲレツが元気に飛び跳ねすぎて、画面湿ってる余裕がねぇ!

 

 洗脳ヒロインは巨大化して街を襲うわ、魂のコアたる燃えるヴァシャイナを奪われたヒロインは急におしとやかになるわ、まぁ色んなモノがノリと勢いに押し流され、本質を見失っていく。
 そんな中ブリーフは自分の考えを押し付ける身勝手さに悩み、真実のパンティ&ストッキングがどんな作品であったのか、ガーガーうるせぇ大暴れの隣で結構しっかり悩む。
 ここでグダグダ誠実に悩む所が、ギークボーイのかわいい所でありいい所でもあろう。

 同時に15年後しこの激ヤバ弾頭を時代に着弾させるために、作品のコアをちゃんと(ちゃんと?)批評する仕事はブリーフくらいしかやれないわけで、悩む担当だったのもそれぶっ飛ばして話が転がり続けるのも、大変良かった。

 

 おしとやかになってしまったパンティはつまり、時代の要請にしたがって牙を抜かれたPSGのifでもある。
 それもまたPSGだとニコニコしながら受け入れられるほどには、作品に抱いているエゴも愛も小さくはない僕らファンを代弁するように、ギークボーイは”本当のパンティ”を求め…その身勝手さにちゃんと悩む。

 果たしてこの時代、あの狂った大暴れが蘇っても大丈夫なのか。
 15年分大人になっちまった制作者と視聴者は、その狂騒についていけるのか。
 止まることなく疾走し、破壊し続ける奥で掘り下げられているのは、ブリーフ個人の内的葛藤であると同時に、帰還を果たした作品の自己洞察でもあろう。

 

 

 

 

 

画像は”New PANTY&STOCKING with GARTERBELT”第1話より引用

 同時にギークボーイの葛藤は余計なお世話であり、パンティはパンティであるがゆえに、あるがままパンティだ。
 そんな”らしさ”を取り戻すためには、しかし頭のイカれた誰かが燃える神輿をひっ担ぎ、全力で突っ走って魂の根幹を取り戻させなきゃいけない。
 爆熱女性器神輿のアホ過ぎる絵面に、まぁ当然見落としはするんだけども、MAXアナーキーな無敵ビッチの復活は愛と勇気と友情という、極めて古臭い少年漫画的熱量なしでは起きてない。
 これは15年の時を越え、奇跡の復活を果たした作品自体への目配せでもあろう。

 今回異常サイズと異常テンションと異常スピードでぶちまけられた、血と臓物と汚言と暴力…それが何事もなかったかのように仲良くジープでお家に帰ってしまえる都合のいい復元力は、どんだけタブーを犯そうが何もかもなかったことにして、好きなだけ大暴れできる自由を改めて保証してくれる。
 それを描き切るには結構な努力と熱量が必要で、それがちゃんとエピソードに結実してると感じられたから、僕らはPSGの帰還を両手を上げて喜べる。
 ここなら何ヤッてもいい、むしろぶっ飛ばなきゃついて行けない祭りが、もう一度幕を上げて僕らを迎え入れてくれている。
 そんな実感が、ハチャメチャな展開の中元気に燃えていた。

 

 同時になんもかんも完全な無政府状態ってわけではなく、アナーキーでファンキーなやりたい放題の奥微かに、愛と勇気と友情がボケカス共を繋いでいる手触り…それが時や暴力によってダイナシにされない安心感も、しっかりある第一話だった。
 これはやっぱ、「オイオイ…マジ続きどうすんだよ…」と口あんぐりだった、一期最終回から一歩も逃げずに、極限までぶち上げたテンションとスピードでしっかりぶちのめし、繋ぎ直し、”いつものPSG”として再生を果たした、話運びが生きてるなと思う。
 ああいうぶっ壊れからだって、オゲレツギャグと超絶暴力を元気に暴れさせて、ちゃんと戻ってくれるパワーがこのお話にはあるのだ。

 ボケカスどもの助けを借りて、洗脳されての冷たい殺しではなく、コミュニケーションの一環としてハラワタ引きずり出し合う、最悪な姉妹喧嘩へと二人は戻って来る。
 銃弾と暴言を矢衾のごとくぶっ放しまくり、宇宙規模のアバズレなのに妙に純情で、でもクソくだらねーことでバンバン人も殴る、僕らの好きなパンティ&ストッキングが。
 それを素直に喜んでもいいのだと、ギークボーイの懊悩と覚醒を通じてちゃんと描いてくれる帰還だったのは、とても良かった。
 「たとえ時間が経っても、俺達は俺達であり続ける」という、頼もしい裏書きを、クソみてーな怪獣大決戦からちゃんと受け取れたのはとても嬉しい。

 

 同時にこういう冷静で的確な過去と未来への目配せは、好き勝手絶頂ぶっこいているようでいて凄くコントロールが効いた、ガキにゃ出来ない大暴れだとも思う。
 まぁそういう舵取りがなきゃ、こんだけの危険物はシャレになんない大爆発を引き起こして、笑ってる場合じゃなくなっちゃうわけだが。
 その冷静さが水をぶっかけるというより、ガハハと笑った後にしみじみありがとうと思える手触りになっているのは、俺がジジイになったのか作品が持つ人徳か…どっちにしても、僕らの”今”ではあろう。
 派手な暴力とセックスぶん回しつつ、カトゥーン調のキャラがずーっと可愛かったの、マジ偉かったなぁ…ほんとその手応え大事よ。

 ギークボーイの誠実で場違いなお悩みと、アナーキー姉妹の身体サイズにシンクロして、作品を向かいいれる僕らの心も肥大化し、炸裂し、再生し、帰還する。
 特大サイズの性と暴力…つまりは作品の”らしさ”をタップリ浴びた後に、今回みたいな大長編ではなく、毎回小気味いいエスプリとろくでもなさが混じった自由な掌編集へと立ち戻っていく足場が整う。
 そこで改めて、何が描かれていくのか…オゲレツに走ってもいい話を混ぜても、どっちもイケる気持ちで次回を待てるのは、今回のエピソードが凄く凶暴に、そして的確に「今PSGをやること」に向き合ってくれた結果だと思う。
 騒々しい祭りで、ありがたい限りだ。

 

 肉片になろうが大怪獣に化けようが、ちゃんと戻ってこれる逞しさに不思議な安らぎを感じつつ、計算し尽くされた超力技で叩きつけられた帰還の挨拶。
 卑語と我欲に満ちて、やりたい放題大騒ぎな日々がとても楽しくて、妙に心安らぐ…僕らが好きだったPGSを今まで以上に元気にやってくれるという、信頼と期待に満ちたリスタートでした。

 やっぱブリーフのパンティLOVEが、猥雑なカオスの中結構ド直球なキラキラで力強かったの、照れずに純愛やってて好きだ。
 見てて元気もらえる無敵のビッチ像が押し付けじゃないかと、己の愛に迷う姿勢はかなり的確に、画面の向こうのギークボーイの気持ちをすくい上げていたと思う。
 魔球に直球に危険球、色んなタマでストライク(時々ボーク)取ってくれるのがオムニバスの良さだと思うので、この二期第1話、色んならしさとらしくなさがビチビチ元気だったのは、今後に期待できてマジ良かったな~。

 画面の内側と向こう側、時代の空気感と作品のアイデンティティをしっかり立体視し、距離を測る冷静さ。
 それがちゃんと在りつつ、自分たちがかつて生み出したものに堂々プライドを持って、今まで以上のパワーとスケールでぶん回しまくった熱との同居が、大変良かったです。

 

 

 一期で積み上げた色んな変化を、あえてのダイナシでやりてーことやり切るのか、向き合って新たになんか語るのか。
 そういうNEWな話運びにも興味が向きつつ、今は天使たちの帰還をただただ寿ぎたい。

 つーかいろんな面白さがある爆裂オムニバス、まじ好きな形態なんで待ってましたなんだよな…。
 オゲレツと純情の向こう側まで、全力で突っ走っておくれ!
 次回も楽しみっ!!!!