ALL OUTを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年11月3日
練習試合で浮き彫りになった弱点を補強するべく、マッパハンチ打てそうな声をしたラグビー爺さんが赴任する話。
これまで祇園たちを引っ張ってくれた赤山・睦美が立場の鎧を脱ぎ捨て、ただの高校3年生として篭コーチに体重を預ける描写が心地よい。
実力の不均衡や方向性の欠如など、慶常戦で見えたのは『道』のなさだった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年11月3日
熱量はあるのだが、それを効率よく結果につなげる方法論や言葉がない中で、必死に、誠実にやってきた赤山キャプテン。
彼に足りないものを補うべく、運命の師匠が祇園のメールで現れるのが今回。
一見理不尽で高圧的なように見えて、練習の目的を論理的に言語化し、共有し、尊敬させる篭のコーチングには説得力があり、この人が来ることで確実に部が良くなり、強くなり、アニメが面白くなる予感を強くする見せ方だった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年11月3日
無意味に己を膨らませず、媚もせず、等身大で厳しく優しく接するのが良い。
睦美を筆頭に当然反発もあるのだが、まず自分の理論でチビを勝たせて上を取り、体を動かして紐を準備し、練習に方向を、迷いに言葉を与えながらコーチングするクレバーで勤勉な指導で、壁を溶かしていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年11月3日
ラグビーは頭脳スポーツという言を、自らの行いで実践する形になっているのが素晴らしい。
与えられた指導を的確に受け取る三年の人格も非常に良くて、反発よりもマトモな指導を始めてもらえた喜びに振るえる赤山や、直接指導でコーチングの意味を実感し部を修める方向に進む睦美、後輩の反発を柔らかく方向づけるマツなど、年長者の頼もしさが際立った。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年11月3日
これまで初心者・祇園をしっかり受け止め導いてくれた先輩たちも、一皮剥けば大人や先輩に放置された過去に苦しみ、道を探しているただの少年。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年11月3日
そういうナイーブな姿を真正面から受け止め、道を示してくれる立派なオトナがでてきたことで、赤山が『俺』ではなく『僕』と名乗ることが出来たのは、良い
誰かに手をとってほしい、支えてほしいと願う弱さは人間として当然のものであり、部長兼指導者として気を張っていた赤山の『弱さ』が報われることで、これまで見せてきた『強さ』も強調されるのではないかと思うと、彼が好きな視聴者としては篭さんマジありがとうって感じだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年11月3日
あと篭さんはマジ声がいい。パイルバンカーカウンターから五割飛ばしそうなだけではなく、厳しさの中に子供への思いやりと、ナメて理不尽を押し付けるのではなく、自分の経験と知識をしっかり受け渡そうという意思を感じる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年11月3日
信頼できる演技をキャラに乗せてくれていて、キャラの仕事に適合している。
神高に足りないパーツをしっかり埋める、素晴らしい出会いのエピソードでした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年11月3日
今後練習描写が続くと思うけども、篭新体制が『何か』をやってくれる期待感、信頼感は今回しっかり火を付けれたので、それがどういう形を取るのか、非常に楽しみ。
やっぱいいアニメだなぁ、ALL OUT。