12歳。を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年11月21日
前回のお話を巧く引き受けて、永遠の約束が担保されない、不安定な大人の世界に幼い花日が悩み、高尾先生が助け舟を出す話。
くっそ面倒くさい姫気質…というよりも子供な花日が、一歩先に出る話としてなかなか良かった。
花日が面倒くさい女なのはキャラの属性でありいつものことではあるが、子供として安定している彼女の世界を揺らす動因として、杏美のエピソードをまるごと使っているのは良い繋ぎ方だったと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年11月21日
杏美が印象に残るキャラなので、それで揺れる花日の気持ちが分かりやすくなってる。
グラグラした彼女をつなぎとめるのは12歳。的には男の仕事なので、高尾先生出動…となるのだが、いつもの完璧さが少し崩れ、剥き出しの感情が少し感じ取れたのも、なかなかグッド。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年11月21日
揺れない安定性はありがたいんだが、時々こんくらい崩れてくれると可愛げがあって良いと思う。
花日と高尾の間を繋ぎ、二人の隠していた気持ちを引っ張り出す仕事まで完ぺきにこなした帝王は、今回のMVP。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年11月21日
キューピッド役をわざわざ買ってでて、話が収まるよう動き回る姿はまさに勤労少年である。いい仕事してたなぁ…自分から歩み寄る収め方は時間かかりそうだったからねぇ。
帝王がプラスの脇役を担当したように、相変わらずモブ男子と心愛ちゃんの根性ドブゲロゴミクズっぷりはカップルに必要な圧となり、文字通りの『雨降って地固まる』展開を引き出す。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年11月21日
他人の破滅も大喜びなモブ男子のモラルがいい加減やべぇが、まぁ君らはそれが仕事だ…大変だなぁ。
『約束は永遠ではないが、好きって気持ちは永遠になりうる』という真実にたどり着いた花日。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年11月21日
コレ自体は良い成長だと思うのだけれども、このお話は積み上げた経験が結構簡単に蒸発し、過去の経験が現在の問題解決に生きない部分があるので、今後のお話の中で生きるかどうかは判らない。
やるべき状況を最優先し、迷わずトレンディなシーンを盛り立てていく瞬間主義が強みの作品ではあるので、物語が揮発性なのはある種の宿命ではあろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年11月21日
そういう方向性を乗り越えて、今回の経験から揺るがないものを手に入れてくれているなら、それは喜ばしいなと思います。どうなるか分かんねぇけどさ