アイドル事変を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年3月27日
水と油のアイドルと議員、パワーで混ぜ混ぜしシリアスに味をつけたアニメも、ついに最終回である。
『アイドル』の部分にも『議員』の部分にも一応アンサーを出して、最後にパワーで押して気持ちよく終わる、良いコメディだったと思う。主人公とボスが強かったな。
というわけで、終盤かかった圧力を跳ね返すべく、色んなリソースを動員する最終回。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年3月27日
これまで倒してきた強敵が背中を支え、ステージに間に合う展開はベタベタながら良い。これまでの地味さを忘れたようにアホなパワー全開で押してくる老害党もな!
惜しむらくは、もうちっとステージシーンが長尺だったらなぁというのはあるが、全員集合の『アイドル』部分がパワーを取り戻す展開は真っ向勝負で良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年3月27日
その方法論は一回やって、論自体をずらされなかったっけ? と思わなくもないが、夏月が戻ってきたステージは洗脳…アイドル力が違うのだろう
総理が最後まで洗脳されず、強大な敵であるがゆえにあの世界で唯一『アイドル』を楽しんでくれる客でもあるという運び方は、ラスボスに厚みを出してくれていた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年3月27日
キャンキャンわめいて状況を作る仕事は、別のキャラに任せて格を下げないよう調整しているところとか、アイドル事変っぽい細やかさ。
正直『アイドル/議員』の唯一性がどこにあるかは、あんま明瞭には出なかったと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年3月27日
パフォーマンス最優先で実のある利益を、政治家として出せていないという総理のツッコミには理があって、ステージやるほどそれを洗脳曲で無条件に押し流す形になるのが悩ましいところだ。
しかしこのお馬鹿なパワーが事変世界を成立させてもいるし、それはそれで楽しいものだった。剥奪されていた物語の根源がちゃんと戻ってきて、いつもの調子で終わってくれるのは、安心できていい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年3月27日
作品一番の見せ所である夏月の笑顔で〆るのも、いいもん見れたなって感じ。好きな主人公だった。
思い返すと、保育園だとかサーファーショップだとかハゲだとか、わりかし地味な繋がりをに獲得していることを、各キャラのシーンでも示していた。それこそが『議員』としての彼女たちのトロフィーなのかもしれん。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年3月27日
『目の前のことをコツコツと』という、前回出した結論とも符号するしね。
とまれ、こうしてアイドル議員たちは国政の場を取り戻し、今日も元気に国民を洗脳し続ける。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年3月27日
世界的にポピュリズムが問題視される中、『主役サイドがブッチギリで衆愚政治家』という構図を持ち出したのは、狙ったのか偶然の一致か、はたまた特にそういうところに意識はないのか。不思議なアニメだった
前半のアホアホフルスロットルな展開と、折り返してからの下げ調子がちょっと噛み合い悪い感じもあったが、夏月がパワフルで素敵な主人公であったので、背骨は折れずに走りきれた印象だった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年3月27日
俺やっぱあの子好きだなぁ…バカなんだけど、バカすぎないところがいい塩梅だった。
敵さんも話の調子に合わせて手筋を変えて、というか老害党と総理のかけてくる圧力の色合いで、作品のトーンが操作されていた感じもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年3月27日
どういう具合に話を運んでいくのか、強引なところもあったが、全体的には巧く舵を取った印象だ。押しきれるコメディ力が『アイドル議員』という題材にはあった。
Withの二人と総理を軸に、他のメンバーをあくまで賑やかしと割り切って進めていったのも、話がぼやけず良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年3月27日
賑やかしに回しても、濃口なキャラしてるアイドル議員と敵議員は勝手に騒いでくれるからな…しかし個別エピにも光るものが幾つかあって、後半と連動できたのはグッド。
『アイドル/議員』をどう融和させ、作品なりの答えを出すかという部分は、今一歩踏み込みが足りない感じも正直ある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年3月27日
『アイドル≒議員』の部分を尺かけて冷やしたわけだが、それを取り戻すに足りる熱量が、後半の巻き返しにちょっと足らないかなぁ、とか。第5話くらいのバランスの話がもうちょい…
しかしまー何度も言うが、夏月の主人公力が高く、笑顔が輝いていたので、彼女が歩いてきた道がそのまま最低限の答えにはなっていて、なんか爽やかに終わった感じを受けた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年3月27日
主役が好きになれると、細かい所は押し通せる愛着が作品に生まれるのは強いところだ。
アイドルアニメ全盛期の魔球としても、モエモエ動物園の皮をかぶったブラックな世評としても、独特の味わいのあるアニメだった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年3月27日
アイドル議員一年生の成長話としても好きになれる仕上がりで、いいアニメだったと思います。ありがとうございました。