このはな綺譚を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月15日
夏の終わりの祭り囃子。盂蘭盆のリズムに誘われ、女と女の夜が色濃く熱を持つ。露骨な暗喩に満ちた夜のお話。
各カップルが、各カップルなりの盆祭りを過ごすお話。ピンクの綿菓子の発情っぷりはいつものことだが、まさか櫻までズブズブ時空のズブズブ人間だったとは(知ってた)
今回は盆祭りを焦点にして、各カップルのデフォルトをさらさらと流していく感じ。柚はいい話(皐ちゃんが発情我慢したので)、蓮が一生発情、そして櫻たんはかわいい不思議な子供…と思わせておいて、桐さんとズブズブだったことが最後に判明した。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月15日
んーむ、重力旅館の呪いは、子供も蝕む…。
そもそも此花亭が立ってるこの土地自体が、幽明境を怪しくする境界の土地なわけで、そこで行われる盆祭りってのはどういう理屈で転がっているか、考え出すと面倒だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月15日
中元という特別な日に、あの世とこの世の境界線が乱れる特別な祭り。でもそんな日じゃなくても、常時乱れっぱなしじゃんっていうね。
まぁあんま深く考えず、『ケモミミ重力女どもがねっとり夜に絡み合う、真夏のオルギアを描きたかったの!』というリビドーを感じ取れば良いのだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月15日
現世の盆祭りを真似ることで、境界上にある己をことさら際立たせ、再定義する祭りなのかもしれない。祝祭と祝祭を掛け合わせると日常、みたいな。
さてはて、カップルを明確に切り分けて進む今回、皐ちゃんは発情を我慢し、柚パートはオカルト色強めで進む。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月15日
神職への屈折した憧れを持つ皐ちゃんはサーッパリ『あっち側』が見れず、呑気に天然ふわふわやってる柚はアンテナが高い辺り、世の中ままならん。巫女体質は引っ張られるんで大変ねぇ。
前回知らず成仏を助けた悪霊が、柚が『あっち側』に引かれるのを防いでくれるのは、善行は積んでおくべきだな! って感じで良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月15日
なにしろ境があやふやなので、仏になって川越えたと思っても、ふとしたきっかけで戻ってくるんだな。そういう不明さが、人を助けることもある。良いこっちゃ。
Bパートは蓮が思う存分、ネトネト重力源としての威力を発揮し、イケメン相手に空回りしたと思ったらスッと心に踏み込まれてズブズブ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月15日
擦れて痛い指の股、肌と肌の触れ合う肩車、高く高く絶頂し弾ける花火。露骨な暗喩の多い話であった…Aパートの説話っぽさを、少しは見習え。
乙女モノローグを多用し、蓮の内面にじっとり付き合う今回。蓮は変化しない関係にヤキモキしつつも安心していて、しかし状況は変わっている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月15日
親元を離れ、仕事を手に入れ、恋の相手と離れ離れにならず、同じ床で同じ夢を見る特別な権利。それは小さな子供だった時代には得られない、特別な硝子の靴だ
柚が霊界からの帰還を果たすため、此花亭をビーコンにしたように、蓮(となっちゃん)にとっても此花亭はホームだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月15日
もう子供じゃない、でも子供の頃の思いを大事に大事に胸にとってある、女の子と女の子の夢のお城。
ねっとり発情しつつも、此花亭の意義にちゃんとフォーカスしていたのが良かった。
祭りという特別な場に出ていくものも、此花亭というホームの中で見守られ、閉じ込められているお菊も、同じ花火を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月15日
ブサイク貘とコンビを組んでよく働くお菊の描写は、なんかほっこりしてよかった。不思議なちび生物が自分なりに、日常に足場を作ってる描写に弱いのだ。今後もチマチマやって。
そして櫻ちゃん。比較的湿度の少ない柚パートで、不思議生物兼子供担当としてウロウロして『はー、今週も不思議生物だったな…』と満足してたところでアレですよ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月15日
ちょっと桐姐さーん、見えないところでズブズブすんの止めてくれませんかねーホントー。
桐と櫻がなんして同じ飴を舐めあい、初めてを捧げる間柄になってるか。過程はすっ飛ばされたが結果は露骨に出てきて、『不思議生物櫻たんも、此花亭のズブズブ因果には勝てないんだなぁ…』と慨嘆。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月15日
まぁ無邪気な特権階級は、お菊が担当するから良いのか。…瓜ノ助が女体化したらいよいよヤバいな。
僕このアニメの『抜き』が『入り』と同じくらい好きで。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月15日
今回多用されていたSDの描き方・使い方とか、櫻の何も言わない不思議な生き物っぷりとか、オカルトとも百合とも遠い位置にある描写に可愛げがあって、それが独特の味だと勝手に楽しんでおったわけです。
そんな櫻が、女と女の重力に囚われたズブズブ人間の一人だと分かってしまったことは、『やっぱな』という納得と、『よしきた』という興奮と、『ああ…』という寂しさの同居する、なんか不思議な気持ちでした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月15日
こうなった以上、桐と櫻のズブズブエピソードを、重力全開湿度満点でやって貰うしかない…
一見サバサバして完璧に見える桐さんの心がどう欠けていて、櫻がそこをどう補っているかだよなぁ…。世界のルールとして、強がってるピシピシ女は天然系侵入者に絶対マウント取られるんだから。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月15日
逆に、『ツンツン系VS天然』というパターンを崩し、別の繋がり方を見せるカップルになるのかなぁ。
そんな無体な想像も膨らませつつ、去る夏去る人を見送る盂蘭盆会でした。Bパートのメタファー濃度があまりに濃厚で、分かりやすいんだか分かりにくいんだか混乱したよ!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月15日
EDも移り変わって、季節は秋。どういうお話が展開されるのか、来週も楽しみですね。