アイカツフレンズ！：第36話『波乱のランウェイ！』感想ツイートまとめ

アイカツフレンズを見る。
スターハーモニー学園が総力を上げてお送りする、大ファッションショー。その総指揮を、湊みおが取る！
物語が始まった時のぼっちコミュ障フレンズ童貞じゃない、全力の今を見せるべく…あいねは成長しちゃったんで妹のももねを引っ掻き回し役に迎え、行くぜランウェイ！！

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月13日

そんな感じのアイカツ恒例、お仕事裏側ファッションショー回。
今まではミューズやデザイナーの視点から描いてきたショーを、今回は総合プロデューサーという最上流から見ていく形に。
兵隊として現場で頑張るだけでなく、将軍として全てを取り仕切るが故の大変さ、喜びをしっかり書いて、面白い作りだ

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月13日

あいねがフラットな視点から全力で掴む仲間の腕を、みおPはあくまでお仕事の距離感、ボスと部下の間合いで乗り切っていく。
しかしあの孤独なみおちゃんが、この大人数大舞台をしっかり捌き、表舞台に立つミューズも、舞台裏で頑張るスタッフも、平等にリスペクトを込め相手取る様子は、なかなか良い。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月13日

唐突なアクシデントに対処するのも最高責任者の仕事であり、かつてのみおだったら潰れていたピンチでもあろう。
しかしあいねと二人三脚アイカツ！してきた結果、みおちゃんにもアドリブ力が付いた。段取りから外れた遅刻に乱入も、場を盛り上げるイベントに書き換えてしまう。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月13日

ドタバタ感が少しでも漏れれば、それは観客を焦られるハプニングになってしまう。涼しい顔で、さも用意してきましたとばかりに乗りこなすからこそ、アクシデントはイベントに変わる。
こういう働きマンとしての余裕、器のデカさを見せるのに、総合プロデューサーという立ち位置はベストだったと思う。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月13日

一歩引いたところから状況を見れる冷静さ、何事にも敬意と真摯さを持って挑むプロ意識、経験値が裏打ちする余裕。
第一話から描写されてたみおちゃんの長所に、みおちゃんなりのトモダ力とか、アドリブ力の向上とか、これまでの物語がさらなる輝きを与え、ステージを成功に導く。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月13日

アリモノの海賊船を活かし、ベイビー”パイレーツ”をトリに相応しいゴージャスさで魅せる”演出”には、ステージプロデューサーとして強い説得力があった。
賢く職務経験の幅が広い子なんで、総合力が要求される立ち位置が、一番自分を活かせるんだろうなぁ…学校出たら、むっちゃ稼ぎそう。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月13日

そんなみおの良い質問役になり、場を可愛く引っ掻き回す仕事をしてたのが、嫁の妹ももねちゃん。
ただこしゃまっくれてるだけじゃなく、キッチリ可愛いのが良いよね。今回は色んなドレスに作画とデザインのカロリーをぶっ込み、火力の高い表現力が生きていました。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月13日

ももねちゃんが色々質問するからこそ、ファッションショーという仕事の総体、みおちゃんの頑張りどころも分かりやすく見えてくるわけで。
今までならあいねの仕事だったんだろうけども、彼女も経験を積みプロのアイドルになってきて、ド素人むき出しの質問出すのは難しい立ち位置になった。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月13日

そこでちょっと毛色を変えつつ、サブキャラの魅力を引き出して太い軸に使う判断は、時期を捉えていてとても良かった。
あいねの魅せ方もみおとの気さくな距離感、寄りかからないけど支え合う間合いが言動に滲んでいて、凄く良かったな。得意分野で暴れるフレンズを、信頼して見守る立ち位置つーか。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月13日

掘り下げが上手く行ってたのは”スターハーモニー学園”自体もそうで、学生手動であの規模、あのクオリティのステージを切り回す描写は、お話が踊る舞台自体の価値をぐっと引き上げていた。
インカム付けて動き回る少女たちの頼もしさ、凄く良い。王子様に音響、ツカサちゃんはほんと何でも出来るな…。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月13日

久しぶりに能登くんが再登場して、ももねに魔法をかけてたのも良かった。ケンさんほんと、男女で見せる顔がぜんぜん違って、その差が面白い結果を引き出してるのよね…みおちゃんへの柔らかな対応の後に、弟子に試練を課す厳しさがスルリと出てくるところ、人格が複雑でいい。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月13日

色んな人が自分の強みを見せるステージを、無事指揮しきったみおちゃん。
現役の”アイドル”でもある彼女がパフォーマンスでしっかり〆て、観客に最高の体験をプロデュースして終わるところも、なかなか強かった。やっぱ歌とダンスが”アイドル”の基本よね。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月13日

全体的に新しい一歩をみせるというより、ここまでの歩みの集大成という感じ漂うエピソードでした。
大好きなフレンズとフレンズの妹が、自分を取り合う喜びに、笑顔の大輪を咲かせるみおちゃん。それはあいねと出会ったからこそ見えた新しい景色であり、同時に彼女らしさが花開く瞬間。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月13日

今、彼女がどこにいるのか。それをしっかり刻むエピソードでした。今回の描写が一つの足場となって、ダイヤモンドフレンズカップに挑むみおちゃんに、また説得力も生まれてくるのでしょう。
単品としての仕上がりも良かったですが、今後に繋がる期待がしっかり膨らむ、いいお話でした。来週も楽しみ。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月13日

INGRESS THE ANIMATION：第9話『Live - Die - Truth』感想ツイートまとめ

INGRESS THE ANIMATIONを見る。
深淵の奥にて明かされる真実、訪れる決着！
ジャックおじさんのヒロイン力は極限に達し、サラちゃんはようやくお目覚（能力的にも）、劉は最後の徒花、センシティブ同士の超能力銃撃戦を繚乱と咲かす！　組織と悪霊、二つのラスボスも堂々降臨！
クライマックスだッ！！

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月12日

そんな感じのアクション巨編、遂に感動のフィナーレ…への、正しい助走回である。
劉クン、君はイヤーな鳥海語彙と程よい小物感で中盤を引っ張る、いい塩梅に憎らしい悪役だったよ…お疲れ様。謎のビリビリに謎の生足、俺たちが見たいものを、たっぷり用意してくれた。
イヤほんと、アイツ生足好きすぎ

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月12日

スタンダードな運びが強みなこのアニメらしく、展開はオーソドックスかつ熱く。
ジャックおじさんが限られた蘇生を自ら否定するシーンの熱さ、その前の誠の懊悩とか、完全に泣かせゲーだったからな。コッポラちゃーん、起きてイヤボーンしたくらいじゃ、まだまだヒロイン力足らないよ？

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月12日

遺跡で蘇生の話が出たときから、大体読めていたネタではあるんだが、ここ裏切っても話が面白くなるわけじゃなし、むしろおじさんの健気な決意、旅の中で育まれた男達の絆を素直に描いて、非常に良かった。
ヘタにひねりすぎず、素直に落とすべき場所に落とすのはINGRESSアニメの良いところだ。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月12日

おじさんが意思を貫いたのに対し、組織を離れ個人として生き抜こうとした劉が、結局組織の長い掌の上だった終わり方は愚かで哀れだった。
コラボレーター会議がマジで『絵に描いたような悪の金持ち秘密結社』『僕らの想像するダボス会議』まんまで、こういう直球推しが大好き人間としては大喜びである

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月12日

INGRESSアニメはヘタに気取らず、ちょうど真ん中の異能力エージェントハードアクションしてるのが良い。
B級と言えばそのとおり、でもアクションへの真摯な凝り方、くさみのない真っ直ぐなキャラ造形と話運びは、『僕らが今見たかったB級』なのだ。そういうのホント大事。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月12日

そういう意味では、今回の未来視VS思考盗聴の異能力銃撃戦は『コレコレコレ！　これが見たかったの！！』というバトルをたっぷり味あわせてくれて、まさに最高だった。
劉クンも最後に物理戦強いところ見せて、キャラ上げてから死ねたしね。暴力が尖ってるのは、キャラ尊敬する上で大事。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月12日

陰謀の最前線で体を張って、センシティブ同士の戦いに慣れている劉がアドを取る展開も、彼のバックボーンを想像させて良かった。
中ボスなんで過去描写に尺使ってもなんだし、アクションと少しのセリフで色々想像させて、直接描かないけど思い描かせる演出に賭けたのは、大正解だったね。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月12日

死の未来を塗りなおし、人間を遥かに超えた動きで銃弾を避けながら戦うジャックは、まだ命を諦めていない。
キレるアクションの中にキャラの信念がしっかり宿っているのも,非常に良かった。ジャック『らしい』、劉『らしい』戦いなんだよね、ちゃんと。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月12日

最終的にはブラントの後押しで覚醒したコッポラちゃんが、ヒロイン拳法奥義”イヤボーン”ぶっ込んでケリが付いたけども。教科書に乗っけたいくらいのイヤボーン、能力剥奪だったけども、最後の一発は誠とジャックにやらせるところが、見せ場の譲り合いを理解ってて良い。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月12日

ようやく囚われヒロインの立場を抜け出し、コッポラちゃんは巻き返しなるか。
た～っぷりアクションと対話でポイント稼いだおじさんが、命を燃やし尽くして誠の消えない思い出になる足場が、ガッチンガッチンに固まっちゃってるぞ！
…マージで絶対勝てない。サラちゃんが弱いわけじゃなくてな…。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月12日

そこら辺でワイワイ盛り上がるためには、まだまだピンチが必要！
ってんで、ADAは爆破され、悪いダボス会議は本腰を入れ、ブラントは善人仮面を投げ捨ててマッドクレイジーな本性を大・暴・露だ！　待ってました！！
いやー、人類の未来とか薄らデカい寝言をほざく理想家は、ラスボス張ってこそだね！

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月12日

コッポラちゃんに守護天使ッ面で助言してた時は『え？　まさかシンプルにいい人ルート』と、自分の読みが外れる恐怖にブルブルしてたけども、やっぱりINGRESSアニメ、期待を外さずトチ狂ってくれた。サイコー。
組織の軛から外れんとその中で倒れていった劉と、あくまで理想とエゴを押し抜くブラント

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月12日

顔のある中ボスとラスボスが、しっかり対比されてるのも良い。劉くーん、君に足らなかったのはあの意思、クレイジーな圧力なわけよ。XMの力は意志の力ッ！！
イタリアに転生した劉くんが、意志の発現たる”幽波紋（スタンド）”で活躍する様子を、土曜日は楽しみましょうね…。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月12日

さておき、クソグーグルのクソサングラス発売は止めることが出来ず、そこにブラントが仕込んだ人類強制進化の罠も暴走を始めた。
さー、話の肥大化がガンッガン進み、生々しい肉弾戦を経た後よく分かんねぇ観念バトルをぶっこむ準備は万端だ！
やっぱ、難しいこと言って終わったほうが収まりが良い！

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月12日

ブラントがラスボスポジションに座ったことで、因縁が深いジャックおじさんが更にヒロイン力を爆裂させる下地も、恐ろしいことに整っただよな…コッポラちゃん！　もう逆転の秘策は脱ぐしかないよ！！（安易な肌色テコ入れにより、コッポラちゃんのヒロイン株取引停止を未来視）

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月12日

世界規模に拡大した陰謀は、一体どう収集つけるのか。（ココらへんを収めるために、コッポラちゃんに超オカルト能力付けたんだと思う）
ブラントのトチ狂い悪霊ゲリラ戦術は、悪のダボス会議にどんだけぶっ刺さるのか。
ジャックおじさんのヒロイン力は、どこまで跳ね上がるのか。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月12日

劉が死んでなお盛り上がる、INGRESSアニメ。
『クライマックスの後にクライマックス、足を止めずに畳み掛ける！』という強い意志が感じ取れ、非常に良いです。すごーく良いです。
自分の強みを分かってるアニメは、やっぱ見てて楽しい。来週も楽しみですね。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月12日

風が強く吹いている：第11話『こぼれる雫』感想ツイートまとめ

風が強く吹いている　を見る。
雨が重たく降っている。停滞の雨、涙の雨。泥に塗れつつ栄光を目指し、速さと強さに背中を押されながら、アオタケの6月が過ぎていく。
強く、優しく、粘り強く。いつでも百点優等生、目立たぬ神童にスポットライトを当てることで、様々な人の表情が見える回。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月11日

というわけで梅雨回である。雨で濡れちゃうからな～肌色満載でもしかたがねぇな～という回である。
カケルと王子のバチバチを乗り越え、少しスローダウンなエピソード。それだけに横幅広く、色んなモノを切り取れる回だ。
肌色とか。マージ多かったな今回。あとニラCHANGね。犬かわいい。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月11日

そういうエピソードを漫然と進めないのがこのアニメで、重たい空の6月から、闇を抜けて光に進む7月へと、確かに未来を見据えながらしっかり歩く。
一歩進んだ縁を確認した後に、朝顔を写して季節感を出すのが上手い。花言葉は”固い絆”、”はかない恋”
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— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月11日

そう、恋ははかなく散った。雄臭いアオタケの中で唯一、まっとうに恋愛してたはずの神童くんは、エア彼女の実在を確かめた直後にフラれる。
こんな優良物件を値上がり前に手放すとは、元彼女も相場観がねぇな！　って感じであるが、大丈夫、ユキちゃん先輩いるからね。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月11日

神童は非常に便利なキャラで、その底抜けの明るさは強引に物語を引っ張り上げ、ポジティブな結末へ連れて行く。
これが一番生きたのが、キングを凡俗の縁から引っ張り上げた第六話である。あん時腐ってた裸の王様も、今じゃ仲間の走りに大はしゃぎだ
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— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月11日

傘がお猪口になるくらいの熱狂一つで、キングがどれだけ”陸上”に、ともにタスキを繋ぐ仲間に前のめりかはしっかり分かる。
あの時は高い場所から仲間を引っ張った神童が、雨の湿度に引っ張られ、ちょっと沈むのが今回のお話である。そういう話は、とても大事だと思う。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月11日

どれだけお話に都合のいい人格者でも、無敵のスーパーダーリンに見えても。
キャラクターは脆い心と揺れる感情を抱えた人間であり、弱点がある。そういう脆さがあればこそ、それを乗り越える瞬間の熱量、変化の喜びもある。
人形が人形のまま、神様が神様のままじゃ、お話は面白くないのだ。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月11日

完璧に見えた人が見せた傷、それを補う手助け。そういうものが幾重にも積み重なり、頂を目指す。
スポーツ群像劇であるこのお話では、特に一人ひとりの人格描写が大事になる。それぞれ凸凹の10人が、それでも一つの場所を目指すからこそ、難しいことにあえて挑むからこそ、お話は強く速くなる。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月11日

完璧なおかーさんに見えたハイジをぶっ倒すことで、カケルと王子の関係が劇的に前進したように。
完璧な優等生に見える神童の傷を掘り下げることで、物語は陰影をぐっと深める。キャラの人間味よりお話の都合を優先する余裕の無さも、しっかり否定できる。
俺らは、一人ひとりの顔見てるから、と。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月11日

口だけで題目語るのではなく、実際のエピソード運びで教えてくるアニメは、やはり信頼できる。神童のとにかく諦めず、一歩ずつ実績を積むスタイルと、少し似ているか。
とまれ、優等生にも当然訪れる人間的な波風と、それでも走りたいという熱意は丁寧に、丁寧に積まれていく。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月11日

雨中の練習、文句言いつつ止めるやつはいない。年内最後の放送（一ヶ月は長いだろ日テレさんよ～）にふさわしく、アオタケがどこまで来たのかをしっかり見せる、泥だらけの靴。
それぞれ個性はバラバラだけど、同じ辛さを、同じ思いを靴に込める一団。
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— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月11日

そこから、彼女に振られてバランスを崩した神童は少し孤立する。カケルのトラウマと孤立を描いていたのと共通する、サークルから飛び出した一人。
しかし、その背中を押す熱量は俺も同じだと、一人、また一人神童に接近し、サークルが再び形成される。
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— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月11日

もう陸上に賭けるしかない神童の哀しさが、彼を突出させるけども、それは孤立ではなく先導であり、その強い思いはあっという間に共有され、仲間を導いていく。
そういう関係性の揺籃が、アオタケの三ヶ月にはあった。凸凹ギクシャクぶつかりあう彼らが何を生み出しつつあるかを、僕らは見守ってきた。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月11日

そういう変化は必ずしも、結果には結び付けない。停滞の苦しさは、うざったい梅雨の中で、いい具合に皮膚に迫ってくる。口で説明されなくても、何となく分かる。
同時に細かい情報量で補足も忘れないのが、目端である。学部、かなりバラバラだな…
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— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月11日

思いを一つに雨を走り抜け、神童の資質が公開される。ふるさとの景色、スッキリと片付いた清潔感。
非常に彼”らしい部屋の中には、ユキちゃんとカケルがいる。ツンツンしてた時代から、周囲を見てはいたカケルの眼の良さ描写が良い。
©三浦しをん・新潮社／寛政大学陸上競技部後援会 pic.twitter.com/PGWlqgsH9F

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月11日

雨の中では下を向いてこらえていた涙が、今度は上を向くことで止まる。優等生のプライド、脆さを人前で出さない強さをしっかり守りつつ、非常にエモーショナルな一枚だ。
暴走マシーンだった頃からは想像もつかない、カケルの柔らかな笑顔もいい。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月11日

今回のお話はカケルがもともと持っていて、しかし使い方が分からなかった眼の良さがだんだん形を手に入れてきた様子を、丁寧に切り取る。
差し出されるお茶、ハイジと一緒の料理、トレーナーとしての対応。自分ひとりが独走するのではなく、仲間に手を貸し貸されながら、より強くなっていく歩み。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月11日

この眼の良さは司法試験一発合格、ハイジ相手にも弁が立つユキチャンにも共通している。
優等生の重心のブレを後ろから見守り（この視座は、前回王子を見つめたカケルと共通している）、その人格を見つめる視線。『ようやく、社会性が身についてきたかな』という言葉が優しい。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月11日

メインで走るキャラを太く描くことで、その背中から何かを学ぶ人、それが可能なサークルの強さを色濃くしていくのは、このアニメの優れた描写だ。
人数を捌く上でも、脇役の存在感が充実し、じっくりと『このキャラ、このアニメ良いなぁ…』と思えるのは大事だ。空気キャラいない、ってことだからね。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月11日

無論、人数を多く乗っけるためには主柱の太さが大事だ。このアニメにおいては、物語を開始させたハイジと彼が惚れ込んだカケルが、メインシャフトとなる。
『強さと速さ』について、自分に言い聞かせるように呟くハイジ。
©三浦しをん・新潮社／寛政大学陸上競技部後援会 pic.twitter.com/KQCOdEyjTB

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月11日

冒頭から重苦しい感じで進むエピソードなんだけども『強い、だ』と断言した直後にドアから漏れる光が入ってきて、その価値観がハイジにとって、このアニメにとってどんだけ大事かが、暗に示される。
それはつまり、速さだけを求める無明の闇、カケルが身を置いていた場所に、ハイジもいたということだ

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月11日

それが彼の膝を食い破り、同じ傷を仲間に押し付けないために、『速さよりも強さ』な指導をしている。
それはまだ暗喩の段階であり、ひっそりと存在を示されつつも表にはならない伏せ札だ。しかし、優等生にも傷がある。それが顕になった時の熱量は、今回の振動を見れば分かるとおりだ。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月11日

ハイジと神童、アオタケを引っ張るツインエンジンがどういう傷を抱え、そこに誰が寄り添っているか描くことで、作品の彫りを深くし期待を作る。
重い6月の空にふさわしく、目立った前進はないけども。こういうエピソードを丁寧に作ることが、作品の最終到達点を上げると思っている。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月11日

『カーチャン料理頑張りすぎてぶっ倒れたから、俺も手伝うよ！』とばかりに、キッチンに並び立つカケル。
その手際は危なっかしく、人参もバラバラだけども、その心遣い、縮まった距離感、一方が教え与えるだけのアンバランスな関係性の変化が嬉しい。
©三浦しをん・新潮社／寛政大学陸上競技部後援会 pic.twitter.com/7pDNGhvDu6

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月11日

一枚目、流し台を後ろから切るアングルは同ポジで多用され、人間関係を定点観測する。
あの時は一人で作ってた、あの時はそばにより添えなかった。そういう距離感が縮まり、隠していた弱さ、抱え込む荷物が、至近距離から見えるようになる。
そういう変化を具象するのに、キッチンは便利だ。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月11日

カケルは”料理”というハイジの領分に踏み込むことで、彼の焦り、人間的な脆さを見るようになる。そこにそれがあると分かれば、手を差し伸べ荷物を持つまでゃ後半歩だ。
というか、『見てます、知ってます、解ってます』と言葉に出す時点で、ハイジの重荷を半分、カケルが背負ってやっているのだ。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月11日

あの反抗期ベイビーがここまで…と目頭が熱くなってくるけども、いかには維持が優秀とは言え、ソロで駅伝は走れない。
弱さを預け、自分をさらけ出す足場が整ってきたと見せることで、超優等生の抱えた脆さが爆裂する瞬間への期待も、しっかり高まる。神童が今回見せた変化より、より熱く強いものを。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月11日

そういう未来の大きな伏せ札への繋ぎとしても、非常に丁寧かつ巧妙なエピソードだった。
尺を無駄に使わず、伏線埋めの作業をキャラ描写に絡め、貪欲に分厚く物語を織っていく。このアニメらしいエピソードだなぁ、と思った。
社会手段としてのアオタケが、承認と経済を手に入れていく描写とかね。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月11日

地味にムサの私室も公開されてたけど、トライバルな仮面が”母国”を強調する、品のいい部屋だった。
あれは一度文明化された後に獲得され直した、ナショナル・アイデンティティの象徴なんだろうな。金持ってそうだもんなぁムサの実家…。
©三浦しをん・新潮社／寛政大学陸上競技部後援会 pic.twitter.com/rwEWIPWqco

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月11日

異国にあればこそ、西洋経済のど真ん中に同化されつつあればこそ、自分の国、血、起源を確認する道具を置く。集団であることは、一色に塗られることとイコールではないわけだ。
そういう凸凹を維持したまま、アオタケはどう走っていくのか。その答えとヒントが、しっかり示されるエピソードでした。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月11日

ギョロ目のオッサンを突然ぶっ込んで、次回に謎を残す。週間アニメとして大事な引きの強さも、このアニメの強みである…んだが、一ヶ月は長い！　マジで長い！　リアル箱根終わっちゃってんじゃんマジ！！
停滞の中でも、気持ちを切らないのが大事。今回描かれたものを胸に刻んで、次回を待ちます。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月11日

あかねさす少女：第11話『優等生』感想ツイートまとめ

あかねさす少女を見る。
迫りくる黄昏を前に、少女たちは無力だ。突きつけられる現実、削られていく心。
でも、そこに君がいるならば。
悔しい…このトンチキバカアニメでこんなに熱く、こんなに盛り上がるなんて！　でも…まじ面白いよあかねさす少女！！！！！！

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

そんな感じの、友情パワーでピンチから大復活、最終決戦にレディーGO！！　なラス一個前である。
とにかく敵役の問いかけが否定される前提でありつつもいい具合にキャラを突き刺して、物語が今まで何をやってきたかをしっかり掘り返す、ベストな仕上がりだった。良いクエリーはマジ大事。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

今回は精神攻撃多めなのだが、一人だと軒並みぶっ壊れて終わりなところが、非常に上手い塩梅である。孤独な少女が持ち得るのは、流木一本程度なのだ。
クライマックス、決死の覚悟で握る蟷螂の斧が”流木”…あかねさしてるなぁ！（”あかねさしてる”が”まぁリドルだし”級の褒め言葉まで上がった瞬間）

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

しかし友の言葉があれば、孤独の闇に落ちずに住む。指摘された現実の厳しさを受け止めた上で、『それでも』と吠えることが出来る。
クロエが一番分かりやすかったけども、優とエロ優ちゃん、あすかと優、あすかとクソダサスーツ戦隊と、みんな誰かの言葉でぎりぎり踏ん張ってんだよね今回。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

そういう繋がりを最後の武器にするのは、な～にやってんだかよく分かんねぇトンチキ部活が、トンチキ異世界で思う存分トンチキ踊り狂ったアニメのクライマックスとして、圧倒的に正しい。
思う存分トンチキだったが、確かに友情の、青春の物語だったのだ、このアニメ。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

”先生”が幻覚能力を正しく使いこなし、黒歴史朗読会で心を折るシーン。
厳しい指摘が新たな目覚めに繋がる、非常に良い”授業”であった。こういう要素の回収、異常に上手いんだよなこのアニメ。
これは唐突なシリアスでは勿論なく、今までやってきたことの復習、ハードコアな友情テストである。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

クロエの孤立した友情主義も、みあの脱マスコット・ヒロイズムも、奈々の素直さへの歩み寄りも、思う存分狂ってたあの異世界で、確かに描かれていたもので。
複雑な思春期の中で、それぞれの心が描く複雑な模様。乗り越え、認め、受け入れるべき心の諸相。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

それをあーのアホバカトンチキ異世界がしっかり反映し、感情と関係性に嘘はなかったからこそ、今回の問いかけはキャラの根っこをしっかり掘り下げ、物語のコアを掴む言葉たり得ている。
トンチキの奥に真剣さを隠していたアニメが裏返り、真剣さとトンチキを混ぜ合わせた新フォームになった、というか

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

僕はあのトンチキな旅のアーパーな塩梅も好きだし、そこに思わず唸るような的確さ、真摯さをねじ込んでくる腰の強さも好きだ。
OPに相応しい重たさで世界の滅びと戦う終盤戦に、ちゃんとそれが生きてきてるのは、本当に良いと思う。1クールあかねさして来て、良かったなぁ…俺このアニメ好き。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

先生の”授業”が性差を超えた普遍的な青春だけではなく、女性につきものの生き辛さ、蜘蛛の糸のように絡みつく偏見や差別を掘りに行ったのも、なかなか鋭い一撃だった。
いやまぁ僕ちゃんオスなんで、そこら辺の生っぽさはあくまで他人事、推察でしかねぇけだけども。それ踏まえた上での”鋭さ”つ～感覚

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

媚びる、愛嬌で生き抜く。
二次元美少女に強く戯画化される”女”の記号を、弱々しく飲み込み受け入れろと”敵”はいう。世の中、まぁそんなもんだ、と。そうじゃなければ、お前ら美少女として造形されてねぇぞ、と。
しかしこのアニメ、実際には”男の子”ジャンルな戦隊モノであり、文法的には特撮だ。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

弱々しいヒロインではなく、クソダサスーツを堂々とまとい、バリバリのアクションで未来を切り開いていっていい。
男じゃなくて、幼馴染のこじらせ女子にお姫様抱っこされてもいい。
言葉と思いで乗り越えた”現実”の糸を、アクションでもしっかり打破していく演出の太さと強さが頼もしい。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

12話に及ぶ戦いは一瞬の夢で、今回少女たちがぶち壊した糸が、何度も女を絡め取るのだろう。殴れば終わる”敵”よりも、もっと曖昧で陰湿な”現実”との戦いは、ずっと続く。
でも、この思い出があれば。
一人なら闇に沈んでいた戦いも、一人じゃないなら勝てるから。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

そういうクソみたいに甘っちょろい、いまどきぶん回すのも憚られる青春ど真ん中のフルスイングを堂々最後にぶっ込んできたのは、もう最高に良い。
正しいことは、何億快声を大にして叫んでも色褪せるものではない。
友情は良い。希望は善い。滅びが摂理だとしても、そこで生き延びたいと願う心も真実だ

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

物語を引っ張り、とんでもない場所にぶっ飛ばしたトンチキエンジンを大事にしつつも（してなきゃ、あのクライマックスにあのクソダサスーツ大集合はしない。何億回見ても、クロエのスーツはヤバいヤバ過ぎる）、骨の太い熱量勝負を、スタンダードに仕掛ける心意気。
変化球に逃げず、決め球勝負だ！

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

そういうのがブンブン唸っているのが、本当に良かった。
これは『既に乗り越えた』仲間組だけでなく、『まだ解答の最中』なあすかと優の描写でも元気である。
というか現役バリバリなので、よりシンプル＆ディープというか。まさかあの眼鏡が今期最強の重力係数を発揮するとは…期待はしていた正直ッ！

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

あすかはもう一人の自分、滅びの摂理を前に諦めてしまった自分（諦めなかったのがシリアスカであり、”三面鏡の国のあすか”なんだなこの話）に、膝を屈しようとする。
弟の喪失、取り返しのつかない摂理を前に、流木一本では戦いきれないのだ。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

そんなあすかを捕まえたいと願い、しかし果たせない優。
ここでもう一人の自分、既に愛する人を守れなかったエロ優ちゃんが、決定的な示唆と力を与える展開が、後の愛情ドミノを発火させていて最の高である。
あのクソダサCD変身アイテムは、エロ優ちゃんの祈りなわけだ。シリアスカソードと同じやな…

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

目覚めた心が走り出し、明日を掴むために猛ダッシュ。すごい音量で”コネクト”流れ始める中、ツンツン眼鏡は走る。愛する人の元へ、それを素直に叫べる自分へ。
毎回そうなんだけども、思春期の少女が自分を見つけると”変身”するルールが徹底されてるのは、ジュブナイル戦隊モノとして正解が過ぎるな。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

俺はアーパー天然系（その実超重たい過去と、それに相応しいシリアスな人格持ち）としっかり幼馴染（その実臆病者で、心の躍動を支えられない弱い足腰持ち）がグネグネ感情を拗らせ、言葉のナイフで傷つけ会い、真心の膏薬を塗りあう展開が三度の飯より好きです。
アンタもそうなんだろッ！

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

第9話からの重たい展開、そこで顕になった優等生の脆さ、バカの真面目さが最後の最後で発火して、恋のロケットを天まで飛ばす爆発力が、本当に凄まじかった。
こんなアーパー物語なのに…あす優の描写は常に”正しく”、関係性の捻じれと揺り戻しは常に完璧であった。悔しい…でも吹き上がっちゃう！！

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

あんだけ正反対に見えたエロ優ちゃんと、あすか好き好き病超絶末期な心根では完全に一致してるところが分かったのも、非常に面白かった。
アナタさー、口では『ふふ…しょうがないわねあすかは…』的態度取りつつ、生活能力無いバカのお世話する自分に常にほくそ笑み、心の充実を感じてたわけか！

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

良いよすっげー良い、そういうの大好き！
同じく正反対に見えたシリアスカ、黄昏アスカの重たさをバカあすかもちゃんと抱えていて、どれだけ世界が分岐しても根っこは同じなのだと見せるラインを、しっかり踏襲もしてた。
分岐世界の運命を巡るデカい世界設定と、しっかりシンクロしとるやないか！

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

こういうキャラ造形の上手さ、それをドラマに絡め素直に演出する強さがあればこそ、トンチキの奥にシリアスを秘めて、ここぞで活用する戦術も組める。
まさに硬軟自在、自在に過ぎて宇宙空間までぶっ飛ぶトンチキなオリジナリティが人を選ぶんだろうけども、やっぱり俺好きだよ、このアニメ。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

エロ優ちゃんから預かったエールを抱いて、優はオレンジの拒絶を飛び越える。心に溜め込んだ大開放、愛のミサイルサーカスで全てを薙ぎ払う！
まーさかあかねさす少女に”強い百合”で真正面、殴られるとは思っていなかったが、やられてみると気持ちがいい。
刃牙にボッコにされたリーガンみたいな気分。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

戦闘シーンの切れ味がフレッシュで、色々新しい殺陣を見せてくれるのも、このアニメの楽しみの一つだ。
優キャノンがちくわ”モチーフなの、マジ激重で最高だと思う。お前どんだけ、本当は味噌じゃなくてちくわが好きなあすかの事好きなの…。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

クソダサスーツを覚醒させたクソダサ仲間も、おっとり刀で大集合。
いままであすかが作ってきた絆が、あすか自身を支え後押しする激アツ展開背中に受けて、さぁ最終話！　世界を売って、自分を売って、黄昏の仲間になるぞ！
いい引きだなぁ…これもまた否定されること前提の問い、解決を待つ不協和音か

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

黄昏アスカも自分を写す鏡であり、弟の喪失に耐えられなかったあすかの可能性そのものだ。ただぶん殴って終わるのではなく、その悲しみを抱擁することが、あすか自身の喪失と悲哀を受け止める、大事な儀式になるのだろう。
その強さは、今回確かに揺らいだ。一人ならそんなもん、たかだか流木なのだ。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

その心細さをちゃんと描いたからこそ、仲間が認め支えてくれる自分の強さを、今のあすかは信じられる。だからこその『現世、売るよ！』発言なのだろう。
あすかのアーパーな社交性が、トンチキ連中を繋いだからこそ今、この状況ってのが良い。善因善果の甘っちょろい運び、マジ最高。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

つーわけで、少女たちの桎梏、優の重たい愛が黄昏の世界を駆け抜ける、見事なラスト一個前です。
トンチキさは殺さないまま、まっすぐに熱く、鋭く、強く。独自の味わいとベーシックな腰の強さを両立させてきた、このアニメらしい滑走路を、フルパワーで疾走しました。素晴らしかったです。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

幼馴染との激重激アツ激質量感情もしっかり確認し、滅びの摂理も消えない哀しさも受け止める準備は万端。
トンチキなお気楽異世界旅行も、シリアスで重たい世界決戦も、全てに意味があった。そう確信できるような終わりが、必ずやってくるでしょう。
”あかねさす少女”は名作！（一話早い結論）

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

SSSS.GRIDMAN：第10話『崩・壊』感想ツイートまとめ

SSSS.GRIDMANを見る。
夢は醒めた。楽しいことが永遠に繰り返す、神様の夢からはじき出されたアカネは、瞳を見せないまま／瞳に何も映さないまま、街をさまよう。
そんなアカネが生み出し捨て去ったアンチくんは、眼差しに決意を宿し、その能力…”模倣（ミメーシス）”を人間の証明とする。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

そんな感じの、人間の証明としての眼差しの物語ダル。ポイエーシスがミメーシスから始まるのであれば、アンチくんのコピー能力は、確かに人（ヒーロー）の資質たりうる。
思わぬところから姫たる興味領域を殴られ、脆弱性がモロ見えであるが、世の殆どの人が興味ない話題だと思うので略す。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

今回のお話は前回を引きずって夢っぽく、しかし同時に熱い人間再生物語、ヒーロー誕生物語でもあり、なかなか焦点が定まらない。
この冷熱二極の構造は物語の開始時からずーっと続いていたものだから、終章開幕に合わせて原点に戻った、という塩梅か。
不安定な霧の街は、ずっと曖昧なままだったのだ。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

明瞭さをアンチくんが、曖昧さをアカネちゃんが背負って二軸で進む今回、オープニングは前回のヒキ…六花ちゃんの『言いたいこと』から始まる。
世界が神様の創作でしかない、自分が記号でしかない不安に、細められる眼。
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— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

”眼”で始まった物語は徹底的に”眼”を追い、あるいは人間の証明として、あるいは不確かで不安定な現実を写す鏡として、幾重にも積み重なる。
現実を認識する光学機器であり、口ほどに物を言うコミュニケーション・メディアでもある器官（オルガノン）。それが見える／見えないことの意味。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

アカネちゃんは今回、夢で拒絶されたショックを引きずる形で、徹底的に”眼”を見せない。アンチくんが（キャリバーさんの助けを借りて）自分を見つけ直すのに対比して、徹底的に迷い、拒絶する。
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— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

不在の席に傾ぐ十字架のように、アカネちゃんは何かを背負い、それに自分と他人への覆い隠す。まだ攻略段階じゃないラスボスは、簡単には心を見せない。そこに安易に、白々しい正義で踏み込んだ結果が、衝撃的な刺殺である。

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— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

このカットは凄く良い。殺人者の顔が見えないこと、非常に速いカッティングで、状況のショックを強めていること。
仮想の街でも血は赤いことを、よりにもよって主人公で見せたこと。
安全圏などどこにもなく、越境は常に危険を伴うと、最も露骨な方法で教えたこと。
まだハッピーエンドには遠いこと

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

色んな事が書かれている。
記憶が戻らないままの裕太が、グリッドマンに教えられた『やるべきこと』。白紙に借り物の正義を書き込んで、それを信じて疑わないまま接近した結果、身も蓋もなくぶっ刺される。
あんだけ『特撮のお約束』にこだわっていたアカネちゃん、手ずからの掟破り。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

”ジェットマン”最終回でも見たの？　って感じだが、”目が見える”ことが人間の証明であるのならば、今の彼女は人間ではない、ということになる。
孤独な迷妄の果てに、自分が生み出し自分を超えていったアンチくんに、心を読まれて倒される、命を持たない怪獣。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

そんな彼女が一瞬、”眼”を見せるシーンが有る。存外お隣だったジャンクショップ…”ホーム”を遠巻きに見て、ヒーローが変身するのを目撃するシーンだ。
モニターの向こうのように遠い英雄譚に、確かにアカネちゃんは目を輝かせる。
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— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

都合のいい夢からはじき出され、『アカネの心そのもの』である怪獣手ずから夢生みの怪獣をぶち殺しながら、たどり着いた場所。
かつてキャリバーさんが、あるいはアンチくんが敷居をまたいだ英雄たちの”ホーム”は、人間でありながら誰よりも怪獣なアカネちゃんにとって、まだ足を踏みれる場所じゃない

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

しかしそこから溢れる光を、背負った十字架（トンカワ殺人の罪にうなされている辺り、それも彼女の十字架なのだろう）を置ける場所と見据えているのなら、彼女は斟酌せずに殺す怪獣、ヒーローに殺されるための存在ではなく、グリッドマンが殺せない”命”なのではないか。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

”命”が”命”を奪うありえなさとあっけなさを、同時に描くラストカットを見ると、それを否定したくもなる。腹にナイフぶっ刺されて、『アカネちゃんも大変なんだよ…』もクソもない。
しかし。それでも。
赤子のように世界を弄び、夢から醒めて世界を殺した幼い神様を、退屈から救うのが。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

閉ざされた”眼”を開けさせて、世界を、手を差し伸べた他人の顔を見れるように全力を尽くすことを、古臭いヒロイズム信奉者としては期待してしまう。
裕太の無神経で正しすぎる接近は、アカネの目を開かなかった。直線的な暴力が、真っ赤に白紙の正義を拒絶する。白々しい、そんなのいらない、と。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

ならば同じ赤い血潮で、体温と感情の籠もった正義を書き直すことでしか、裕太の『やるべきこと』は果たされない。
だってグリッドマンに教えてもらったそれは、同時に間違いなく『やりたいこと』でもあったのだから。それが一致しないまま、怪獣少女を殺して（怪獣少女に殺されて）エンディングなんて

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

ちょっと寂しすぎるじゃないかと、僕は思ってしまうのだ。
薄暗い世界の中何も見ず、捏造したリアルの充実からも醒めて。
神様故に自分を殺すことも出来ず、ヒーローと対話する夢も果たせず、ヒーローを殺す。
どん詰まり、アカネ株取引停止、ナイーブで薄暗い90’ｓアンチ・ヒロイズム。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

それが、物語開始時からずっと続いている裕太の白紙状態を一気に書き換え、取り戻した記憶を足場に正義に体温を、世界に夢を描きぬく助走だと、個人的には思いたいところだ。
まー大丈夫だと思うんだけどなぁ…どう転がるやら。シンプルでコンパクトな筋立てなのに、ここら辺読みきれないの好き。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

そんなご主人様の迷妄と対比するように、ひと足お先に正義にダッシュなアンチくん…の話をする前に、ちょっと描写を拾う。
怪獣が生まれなくなった世界で、グリッドマン同盟はそれぞれ日常を過ごす。その”眼”が見据えるのはそれぞれバラバラだ
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— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

学生としての日常、神様も怪獣も関係ない当たり前のリアルに没入することで、自分が希薄な存在である不安を乗り越える／紛らわせる将。
むっつりナイーブに悩みつつ、渡せないままの真心をちらりと見て、脱出口を探している六花。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

そしてキャリバーさんが二話でぶっ壊した、籠の中のガラス玉を見つめる裕太。記憶のない彼が、アカネの誘惑を弾き飛ばした（ことが、今回の視察に繋がっているのは皮肉で面白い）時も、見据えていたもの。
夢の中の夢から醒めた時、僕らはどこで、何を見るのだろう。https://t.co/F3Rq05UwS9

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

同盟と言いつつどこかバラバラで、温度も悩みもすれ違ってる三人らしい、一瞬のカットアップだった。
こういうシーンの精度と熱量が高いのが、このアニメのいいところだな、と思う。屈折していて、とてもシャイだ。そして、有効に主役たちの断絶と連帯を描いている。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

”いつもの”屋上で、白紙故に（あるいはアカネの世界の外側にいる特権故に）存在否定に悩まない裕太と、凡人たる将の悩みはすれ違う。
それを乗り越えた後の神に、ブラウニングの引用が書いてあるのは笑いどころだ。NERVじゃんッッッ！！
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— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

ひとしきり笑った後、しかし『良い暗号だな』と思った。
神、そらに知ろしめす。すべて世は事も無し。
この嘘っぱちの霧の街で、神様は自分が作った夢に酩酊できないまま、ウロウロとさまよっている。ゴミ溜めの天国で、呑気に人名軽視の殺戮ゲームにふけっていれば、たしかに事もなかったのに。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

しかし事実アカネちゃんは、玉座から織りた。あのゴミ溜めから抜け出して、自分も世界も寄る辺ないまま、”街”を彷徨う。
もう一度彼女が、自分を置くべき天を見つめ直せた時。その時こそが、全て事もなく物語が終わるときなのだろう。
だから、ノートの英文はある種の宣託、あるいは祈りなのだ。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

裕太が見据えているビー玉は、怪獣の中にもある。露骨にヴァジャイナな裂け目の奥で、不気味に輝く赤い瞳。それがアカネちゃんの憎悪だとするなら、裕太が求めるものは、存外アカネちゃんの近い場所にある。
だからぶっ刺されたんだろうけど。
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— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

裕太がビー玉を欲しがる目線が、アカネちゃんの瞳を覆う遮断を貫通して、その奥にある憎悪／救済にたどり着けるか。そもそも生きてんのか。
そこら辺を残り二話で追うからこそ、アカネちゃんの”眼”は隠蔽され、同時にその奥からチラリチラリ、苦しげにこちらを見つめてくる。
助けて、と。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

この歩みを先行して走りきったのがアンチくんであり、『あいつに腹いっぱい食わせてやりたい同盟』首魁としては、非常に喜ばしい。
散々バカにされたコピー能力を、ただ不当に盗むのではなく学びの契機として、自分のあり方を変える展開に繋げたのは、凄く良かった。アクションとドラマが噛み合った！

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

アンチくんはグリッドマンを殺す存在として、単機能な怪獣として生み出された。バグか運命か、他人の心を探る…”眼”を見て先を読む能力を発達させて、腹をすかせお風呂に入った。
今回も、そんな子供を導くのはキャリバーさんである。
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— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

まだ壊れきっていない曖昧な街の、曖昧なシルエット。アカネちゃんの裏腹な願望が生み出す霧の中で、”怪獣”に為れない／成らないアンチくんを、キャリバーさんは生身で受け止める。
女の子には優しく、男の子には厳しく。六花ちゃん相手とやり方チガクなーい、キャリバーさん？

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

まぁアンチくんは戦いしか辞書に書いてない少年兵なんで、その言語でお相手するのは正しいと思うけども。
神様の思惑を超えて、勝手に動き出してしまう意思と命。瞳に世界を、自分自身を写すものを傷つける刃を、グリッドマンは持っていない。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

アンチくんがグリッドマンをコピーしたということは、そういう区分、倫理もまた共有した、ということだと思う。
誰かを助け、自分すら気づいていない求めるものを差し出す。片目のアンチくんは、しっかり”眼”が開いている。
©円谷プロ ©2018 TRIGGER・雨宮哲／「GRIDMAN」製作委員会 pic.twitter.com/6cw6ZZTR9P

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

グシャグシャになった傘を見つめるアンチくんを見てて、僕は凄く寂しくなった。
多分、彼はそこに自分を投影している。創造主に捨てられ、片目を奪われ、怪獣でも人間でもない半端な存在として役目を果たせない、そんな自分を。
その身勝手な共感は、多分あってる。あの傘は、アンチくんだ。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

そしてアンチくんは、メシは食わせねー足蹴にはするヒドい神様に、もう一人の自分を差し出す。マフラーを山で差し出したときのように、コレで涙の雨から身を守りなよ、と。
それを受け止める余裕は、目が開いてない今のアカネちゃんには、悲しいかなないんだけども。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

それでも、アンチくんは傘を置き去りに、自分を探す戦いに出る。アカネちゃんの悪意が裕太を刺さないよう（怪獣が鋭い手刀を”突き刺して”来るのが、後の展開とシンクロしてていい）、アカネちゃんに一番近い怪獣の子供として、壊すのではなく守る戦いに身を投じる。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

怪獣と人間のサイズ比が、敵と味方で逆転した変身解除シーン。
圧倒的なヒロイズムでビルの上に立ち、堂々己を誇るシーン。
これまで見せてきたグリッドマン主役のヒロイズムを上手く踏襲し、逆転させ、アンチくんの再誕を寿ぐ”絵”
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— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

特撮的ケレンとナイーブな内面語りを同居させる方法論は、エヴァっぽいとも言えるしこのアニメ独自だとも言える。
アカネちゃんの心が怪獣であり、ツツジ台そのものでもあるこのお話は、ある意味最先端の”セカイ系”なのだろう。使われすぎてバズワードだけどさ、この言葉。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

エヴァが後ろ足で砂かけて旧劇で終わらせ、破で戻ってきたと思ったらQで手放しちゃったシンプルで古臭いヒロイズム信奉を、このアニメはいい塩梅にネアカに抱えていると、僕は思っている。
そこら辺の一周周り加減が、結構好きである。残り二話、どう走るかな？

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

かくしてアンチくんは神様の初期オーダーを乗り越え、怪獣から命へ、グリッドマンを殺すものからグリッドマンと肩を並べ、守る存在へと変化した。
後は生き延びて、フツーのメシをフツーに食うだけだ。マージ死ぬの消えるの許さねぇから…腹減ってるガキに、腹いっぱい食わす未来マジ信じてるから。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

今まで積んだ札を最大限に活かした手役で、アンチくんの物語はアガリを迎えた。片目になり、泣く機能を与えられなかった瞳を涙雨に濡らした日もあったが、その眼差しで未来を見据え、新しい形を手繰り寄せた。
ありがとう、キャリバーさん…。
©円谷プロ ©2018 TRIGGER・雨宮哲／「GRIDMAN」製作委員会 pic.twitter.com/wkqsbHRi4B

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

片手間に作った被造物がこうして歩んだ、シンプルで力強い道を。
何もかも間違えてしまっている少女は、果たして歩き直せるのか。
少なくとも、現状では突破できない。まだまだ獅子の瞳は見えないってのが、今回の結論ではある。何しろぶっ刺されちゃったからなー！

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

では、どうすればアカネちゃんの瞳を開き、その輝きを見ることが出来るのか。『退屈から救う』事ができるのか。
停滞し迷走しているように思える、重たくナイーブな運び。その中にヒントと答えも、たっぷりあったと思う。思いたいのが、もうアカネちゃん好きな自分の願いである。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

何より神様助けないと、ラブ・ロマンスが終わんないんだよ！
六花ちゃんが裕太の気持ちに明瞭な答えを出せないのも、神様に捏造された自分の存在に確信が持てないからだと思う。
なんで、アカネちゃんの地獄拗らせを突破しないと、お互い目を見ておしゃべりできんのよねあの二人…。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

学生生活、パスケースを入れたショッパー、瓶をぶっ壊したガラス玉。
バラバラな同盟はしかし、ここではない何処かに繋がる切符、それぞれ希望を結集したフェティッシュを、怪獣のいない世界で見据えていた。
それが、アカネちゃんに届くなら。未だニヤニヤ笑いを消さないアレクシスをぶん殴るなら。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日

まだまだ、物語は終わっていないと僕は思う。そういうサインに満ち溢れた回でした…と、僕は思うんだけども。このシンプルに抜けきれない茫漠とした感じ、やっぱ好きなんだなぁ…自信がないアニメが好き。
さて、僕の望みがどう叶うか、それとも叶わないのか。残り二回、とても楽しみですね。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月10日