イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

新橋初秋記

久方ぶりのリアルセッションのため、体育の日は新橋に向かったよ。二回・広い・綺麗な部屋という好立地に放り込まれたけど、殺したはずのスピーカが定期的に復活して宣伝を垂れ流すゾンビールームだった。何事もいい側面と悪い側面があるってことらしい。
シナリオタイトル:この声が届く場所へ システム:ガンドッグZERO GM:シェンツさん
アカメくん:アレックス=ヴィエイラ:33歳男性:スナイパー=メディック 激動のアルゼンチンを、政権崩壊から復興まで縁の下で支えた元兵士。愛銃G3を活かせる場所を求め、国を出た。7.62ミリの決定力で大活躍するも、人質解放のため足を止めたところをメッタ打ちにされ、三途の川を渡りかかる。
ソエジマさん:メン・バン・グォン:31歳男性:アサルト=スカウト マフィア→警官という、ベトナム特有の経歴ロンダリングで勝ち組を気取っていたが、経歴を洗浄されて高飛びした旅人気質の男。速度戦の達人であり、西部劇さながらの抜き打ち勝負に勝利し、致命的な先制攻撃を見事阻止する。
田中くん:オリバー=グラ運:35歳男性:アサルト=メカニック 建築家一家に生まれるものの、『壊す』方に才能と興味があり、爆発物処理班として活躍したドイツ人。重火器の扱いにもたけ、徹底した面制圧で相手の頭を上げさせない。M2を用い、ハインド・ハントにも成功。
OKINAさん:グリージョ=ボナベッティ:33歳男性:コマンダー=アサルト イタリアからやってきた、元金融犯罪のプロフェショナル。M4を打たせてもなかなかのものだが、交渉・戦術立案・情報分析といった頭脳労働の専門家として、困難な任務を成功に導く。
コバヤシ:クラーク・”スーパーナード”・ケント:38歳男性:オペレーター=メカニック AA地域のPKOに於いて活躍した、電子戦と車両の専門家。悪事してた上司を告発したら、報復人事で首になった。ナード気質ながら結構正義の人で、死にかけたアレックスにビンタかまして救出したりした。
以上、各々の分野のスペシャリスト兼むさっ苦しい事この上ない30代のおっさんだけで構成された、「チームグレイ」の面々であります。ガンドッグぽい面子だなぁ。シナリオの方もガンドッグでしかできないもので、キンシャサの要塞ホテルに監禁された、ジェノサイドの証人を救出、というもの。
要塞ホテルはガチ要塞で、何度か死が見えてヒーヒー言いました。制圧射撃の正しい使い方を教え込まれたり、ランボーごっこしたグォンが即座に蜂の巣にされたり、非常にハードなミッションでした。いやー楽しい。FPS巧者であるシェンツさんの得意分野が、上手く噛み合った感じでしたね。メンバの見せ場が公平に、そしてとてもかっこよく回ってきたのもいいところだと思います。チームは一個の生命体、という楽しさの追求において、ガンドッグはかなり完成されているシステムだと思う。

糧食所発掘記

そしてBBTだ! ここ一年、FEARゲーはARAとBBTしかやってねー。
シナリオタイトル:ようこそ、絶望学園へ システム:BBT GM:田中くん
アカメくん:”八番目の七不思議”七伝衛人:10代?男性:死神=転校生:アタッカー 七不思議全てを知った存在を殺す死神だったが、「八番目を知れば助かる」という噂で本質が変化した。面影糸に巣を貼りそうな戦闘方法と外見を持つ。
ソエジマさん:”ブラックドッグ”犬飼真告:35歳男性:魔剣=魔剣:アタッカー 黒犬と契約し、奪われた生徒を探し求めるジーザス×ケルベロス生命体。参加者唯一の大人として、良い塩梅のロールをしてた。
シェンツさん:”XXX”東コダマ:20歳女性:寄生体=Relic:ディフェンダー 古代遺跡に封じられていた寄生体を開放し、奇妙な共同生活を余儀なくされた生き汚い大学生。ロールのシュバルツシルト半径に引っ張られていたが、PC4だったので影響はそんなになかった。
OKINAさん:”ワン・オブ・サウザンド”朝倉強子:15歳?女性:マジシャン=マジシャン:アタッカー 銃召喚を得意とする、チンピラ系魔法少女。初登場時より周囲を見る余裕ができた。時空系トリックを利用した、かなり飛び道具なエンディングが印象的だった。
コバヤシ:”外法使い”源上航:15歳男性:半魚人=転校生:サポーター 若狭の汚れし名門に生まれた、旧支配者の血を引く少年魔術師。常に外津神の侵食を受けており、家から逃げ出し警察組織に所属した今でも、強気な仮面の後ろに怯える心を隠している。
田中君一ヶ月ぶりのGMは、ランダム表を非常に上手く生かしたドミニオンシナリオでした。「エゴが産み出した法則は、因果律や時間則に優越する」というドミニオン特有の現象が、ゲーム内処理を伴って非常に説得力のある形で展開されていて、グイグイとシナリオに引き込まれるのを感じました。エンディングに仕込まれていた時空トリックが炸裂し、よくできたSF短編のような「奇妙な味」を感じた。すげー面白かった。
僕はダブルクロスとCoCの間を行ったりきたりする不安定なキャラをやったわけですが、本格的に安定感のないプレイングで、シェンつ先生に鋭いジャブを飛ばされたりした。混乱する時空の中グズグズになりかけたプレイ風景の中、一人シナリオにまっすぐ向きあうOKINAさんの姿を見て正気に戻ったり。言うほどグズグズでもなかったわけで、全体的にはいいプレイングであったと思う。思いたい。
OKINAさんとソエジマさんの新幹線組を見送り、シェンツ先生が土曜日食べたという洋食屋さんへ。手頃な値段で非常に美味しく、前回の土風炉に引き続いて、シンバシの食料事情もグッドナイスに改定されてきているかな、という感じ。やっぱりTRPGは楽しい。上手く予定をあわせて、コンゴもこの趣味を続けていきたいものよ。