イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

蝿の王

ウィリアム・ゴールディング集英社文庫。古典的名作だがやはり名作は名作なので心に響く。暗黒「十五少年漂流記」のようなもので、精密な文章だがやはり理性の崩壊した近世、をあつかった寓話として考えるべきだろう。古典を読むにつれ、もはや書かれるべきことは書かれている、という念が強くなる。書くものの残り代はどこにあるのか悩ましいが、とりあえず読まないことにははじまるまい。悩ましいことだ。