イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

ファウスト 5

講談社。長! 読むのに流石に疲れましたとさ。ただでさえ分厚いのに、大田編集長得意の「最も」「今一番」が連発で、お前はパチスロ雑誌の「激アツ」かっツーの、って感じでした。正直ファウストのこのテンションの高さというか、水位の高さというか、そういうのは感じ悪い。疲れる。んでもって感想とか。まず特集されてない佐藤友哉の小説が凄く面白かった。あと舞城の漫画。地道に職人仕事のように短編を連ねる渡辺浩二もいい。んで。特集だが。上遠野の小説はまんま「ビートのディシプリン」ノリで面白かった。「えこれでいいの!」とおもったけどまぁいいんでしょう。何が飛び出すかわからないんだから。
んで6本もあったインタビューは疲れた。竜騎士先生の話とかは面白かったわけだけど、同時にインタビューは作品じゃないから作家そのもんの地金が見える。危ういなぁと思った。あとあまりにも雑誌として混沌としてる。商業主義を分析し、同人業界を分析し、読者の意識は挙がったり下がったりで大変疲れる。正直もう少しまとめて欲しいものだ。総評としては面白いものもあったので全般的に満足だが、ちっとは落ち着いて欲しい。