イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

バカ姉弟 5

安達哲講談社。巣鴨でゆったり暮らす姉弟の話も最終巻ですよ。本屋で手に持った瞬間にもったりと重たく、「ああ終わるんだなぁ」としみじみ思ってしまいました。つくづくこの漫画は一定と言いますか、一つの世界律を貫き続けて揺らぐことのない話でありまして。最後少し混じるおねい19歳編も含めて、最後の最後までその律は揺らぐことなくいい終わり方をしました。
終わる流れに入ってからも、非常にこの漫画らしい話の〆で、しかもしっかり終わっている。漫画がしっかり終わることはなかなか少ないので、この僕がとても好きな漫画がそういう終わり方をしてくれたのは非常に嬉しい。加えて言えば、再収監でもやっぱりおねいは非常に愛おしく、可愛らしい。弟君が大学に通ってもおねいべったりなのはしょうがない話です。ゆったりと読める漫画が、そのままゆったりと終わったことに、僕は非常に満足しておるわけです。良い漫画だった。