イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

ロスレク

つうわけでロスレク最終二話をガッツリ遊んできまんた。
シナリオ:ロストレクイエム四話&五話 システム:アルシャードガイア GM:田中君
浅間さん:シオン米原:16歳男性:ルーンナイト1スカウト1レジェンド5→6 約束の剣を使う若きクエスター。さまざまな物品(最終的には世界まで)呼び出し戦うことが出来る、平成ライダー的なユーティリティウォリアー。事件を乗り越え、クエスターとしての生き方を受け入れ、新たな道を歩き始めた。
つうわけでPC1をかっきり走りきった浅間さんの米原です。何度も言ってますが浅間さんがあまり投げないコースの球だったわけで。それがきっちり早く、鋭く刺さったのはとてもよいことで、僕は米原のロールを見るたびにとても楽しい気持ちになりました。「継ぎ接ぎっすよ」と浅間さんは言ってましたが、パッチワークにもセンスと巧さがあると思うわけで、自前の素材できっちりかっこよく、共感できるよう動いていたのは新しい引き出しを見たな、という感じでした。
赤目鴉くん:ジェイロード:男性格魔剣:ソードマスター1ダンピール2オーバーランダー4→5 界渡りの魔剣にしてシオンの相棒。軽くて説教好きで決めるときにはキッチリ決めるナイス魔剣。己の宿命に新しい答えを見つけ出し、界渡りの剣士らしい別の道を歩むことになった。
は、魔剣ジェイルでありました。終わってみるとヌキもマジも全方向に担当し、非常に隙のないロールと重さのある台詞で、セッションの温度をガンガン上げていたと思います。エンディングもセイガク組とはまた違う、オーバーランダーらしい終わり方で。みんなと違うけど、そこがいい、と思わせる共有性の高さとオリジナリティでした。グッド。
OKINAさん:"塔守"エヴァリーナ=ニムロッデ:16歳女性:ブラックマジシャン1→2ホワイトメイジ1アルケミスト4→5 魔術協会に協力するフリーランスの掃除屋。組織としての薄暗い部分を担当しており、ウェットな気持ちを押し殺している部分がある。ワイヤーを駆使した立体魔法陣練成技術はすでに円熟の域。事件を通じて少しだけ変わる。
PC3、ニムさんことニムロッデでござんした。「4話からは前に出ますよ」つー宣言どおり、キッチリ熱いロールを、ガンガン前に出ながら展開。いろいろあってちょっと火付いてなかったロールプレイエンジンを、ガンガン回転させてきました。一瞬を見逃さないOKINAさんの巧さが、意識と一緒に全開になった感じで脇から見てて気持ちよかったです。
シェンツさん:レノマ:19歳女性:ファイター1ホムンクルス1→2マシンヘッド4→5 FC社の殲滅者(アナイアレーター)として製造されたロボ子。狙い済ましたポンコツロールが卓上の空気を弛緩させる。が、戦闘においては圧倒的な火力と面制圧力、機動力、耐久性を併せ持つパーフェクトウォリアー。この戦いを通じ、一番変わった。
は、PC5、シェンツマンのレイマです。PC5はリソースが少ない場所なので、どう煮えていくか、モティベーションを上げていくか問いのが重要かつ難しいところなんですが。そこらへんは最初の『奈落殺傷兵器』つうリソースを、かっこよく取り崩して別の資産に変えることで対処してました。流石です。いやグダも目立ったけどね。それでもレイマの物語は他人のリソースを侵害せず、かといって共有できない手酌でもなく、非常に高度なテクニックの結晶だと思いました。
オレ:八雲雛乃:18歳男性:ニンジャ2ミスティック2ソードマスター3→4 誰にも仕えず奈落だけを敵とする忍者、八雲流の当主。揺るがず崩れず委細悩まずをモットーに、セイガク組のリーダー的存在。斬糸"娘道明寺"を自在に操る戦士である。既婚者。最初から最後まで、基本的には変わらなかった。
つうわけでロスレクも終了です。いや面白かった。月並みですが、それが正直な感想ですね。とにかく他のPLへの信頼があったキャンペーンで、「こいつは面白いことをやるからリソースをまわそう」「こいつなら受け止めてくれるだろうからロールを回そう」つう動きが怯えなく、躊躇なく打てた素晴らしいキャンペーンだったかと。
それにみんなこたえて信頼もどんどん増していったし、それがよりいい動きやロールを促進する、といういいフィードバックが完成してました。なかなか出来ない体験なので、それだけでも非常に面白かった。それだけのロールプレイ熱が上がった理由にはもちろん、元のシナリオがいいってのもあるし、GMである田中君が丁寧にシナリオを読み込み、NPCをきっちり共感できるレベルまで引っ張り上げた、ってのがあると思います。
これも何度も言ってることだけど、ffになってからのアルシャードキャンペーンの完成度は異常で。3打席3ホームランてのは、結構ない打率だと思います。ロスレクも「都合のいい結界とか張っちゃうんじゃないの?」とビクビクしてましたが、ふたを開けてみたら超天羅であり驚愕。ひどく懐かしい濃厚ロールプレイ感覚とともに、あの時代からはるかに進化したプレイエイドの威力を実感して、より濃厚な時間がすごせました。
自分の動きを振り返ると、まぁ統合役としては結構理想の動きが出来たかな、と。八雲が動かなかった、揺れなかった分他のプレイヤーが揺れ動くことが出来たかな、って自負はあります。あと個人的には2.3話の録音を聞いて「発言の上に乗る」行動を自覚、4.5話でその解決策として「話す前に一秒待つ」を実行してみたら巧くいったのが収穫でした。僕はアクトをコントロールしたがるので、それが前のめりになって他の人の動きを潰してしまっていたんだなぁ、と。
まぁそういうテクニック云々を抜きにしても、とにかく面白かったよ。いろいろと得る物があった、素晴らしいキャンペーンでした。やっぱアルシャはええ。とてもええ。